5月3日早朝、長崎市片淵の心田庵に行きました。川の高さからかなり上がった高台の中腹にひっそりとたたずんでおり、天井高を抑えた造りで、京都や平戸の茶室建築を数多く見てきた経験から、一目で茶室向きだと感じました。どの部屋からも低い目線から庭が眺められます。「心田庵」の名称は、天和2(1682)年の「心田庵記」の「心の田畑はとても広大で、まさに子が種をまき、孫が耕すごとく、心の宝である」(人は地位や名誉・財産などより、心の田畑を耕すことが最も大切である)から来ているとされています。平成24(2012)年に、増田水産㈱から長崎市に寄贈され、25年2月に長崎市の史跡に指定されました。私が23歳の時お会いした、生前の松下幸之助氏を思い出し、静かに考え、大きな決断をする際などはこのような環境が必要だと思いました。(画像は心田庵の日本庭園から東屋を臨む。) electronic cigarette mods

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