奈良・春日大社と国立博物館に行きました~奈良に育っても知らないことが多く奥が深い春日大社

1月10日、大阪での仕事を終えて、奈良の世界遺産・春日大社と国立博物館に行きました。私は、東京・奈良・九州の国立博物館を観覧できる年間パスポート会員になっています。この時期奈良は、2月の「お水取り」(二月堂)に向けて、盆地特有の底冷えがします。奈良国立博物館では特別陳列「おん祭りと春日信仰の美術・特集:お旅所」が最終日を迎えようとしていました。昨年11月の父の葬儀以降、しばらくは毎週のように奈良に帰った時も、あわただしさと父を失った虚脱感(父は私のよき理解者だった)で博物館に行く心の余裕がなかったのですが、ここに来て、やっと論文執筆や古文書・古美術を見る気になってきました。小学5年生で伊賀市島ケ原村から奈良市立大宮小学校に転校して以降、毎年の「おん祭り」には春日大社にお参りに行っていましたが、生活の一部になってしまっていて、春日大社・興福寺一体となった「神仏習合」の曼陀羅(鎌倉~室町時代)、春日若宮御祭礼絵巻(江戸時代)が残されていたことも知りませんでした。たまには昔を振り返り「心の旅」をするのもいいものです。(画像は春日大社若宮の「お旅所」。明治政府から変更を命令されたが、昔の記録をもとに、江戸時代以前の姿に戻したらしい。「おん祭り」の直前に撮影。)

画像2015121311290000

 

カテゴリー: エンターテイメント, 人生, 奈良, 教育, 観光   パーマリンク

コメントは受け付けていません。