予防医療・介護のビジネス化と社会的使命

6月3日夕方、福岡大学スポーツ科学部の田中宏暁先生とお会いします。先生は一人ひとりに対して適切な運動(ニコニコペース・トレーニング)による予防医療・介護を推進し(過度・不適切な運動は却って健康を害する可能性もあります)、ご自身も一旦肥満状態になられたそうですが、46歳からマラソンランナーとして、世界・日本で開催されるマラソン大会に出場されています。予防医療・介護は、既存の医療業界・福祉業界と対立するものではなく、国・地方の財政が厳しくなる中で、長生きできる健康な国民を増やすことが、本人の幸福につながるものと思います。したがって、ビジネス化と並んで、予防医療・介護予防を社会ぐるみで国民運動にまで高めていくことが必要であると思います。福岡県のある地方公共団体では、田中先生の運動を住民活動として採用しています。昨年12月21日、田中先生を長崎市にお呼びし、講演会を開催しましたが(画像)、東長崎地域では、ニコニコペースのスロージョギングを続けておられるそうです。ビジネス化と社会活動の両面で、予防医療・介護の試みを続けることが、社会的使命であると思います。

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