福岡市の都市計画・施設視察

1月7日、早朝から民間の都市計画の専門家に案内していただき、福岡市の都市計画マスタープランに沿った都市施設全体を視察いたしました。元々博多港や港湾施設は、長崎港の将来を検討するためにも2回視察していましたが、様々な課題を抱えつつも、優れた都市計画を策定し、実施してきている福岡市は大きな参考になります。特に「九州・アジアの交流拠点都市づくり」「交通体系作り」「「公園・緑地作り」において成功している都市だと思いました。いまも西九州自動車道につながる大規模な工事を着々と進めており、今後人口が増えても十分支えられるインフラ構築が出来上がってきていると思います。日本人だけでは大きな発展は見込めないと思いますが、すでに多い韓国人や今後中国人を取り込むことによって、定住人口・交流人口ともに飛躍的に増加させることができます。ただ、長崎が福岡に勝っているのは「景観作り」で、私は「立体景観都市と港湾」は世界でも例のない自然の景観だと思います。文化的景観には課題がありますが、これをどう守り育て、観光客誘致につなげていくかが課題です。11月3日の長崎新聞に「上海航路成功の条件」と言う小論を寄稿させていただいたのも、「景観+港湾」で世界に情報発信するいい機会だと考えたからです。さらに、長崎県も今後新幹線や中国人受入による発展を考えるならば、思い切った交通網(道路・航路)整備をすることが不可欠だと思いました。

カテゴリー: 観光   パーマリンク

コメントは受け付けていません。