成長企業内で将来の経営者・経営陣を育成する講座を始めます

今年9月から、九州のある成長企業からの依頼により、将来の経営者・経営陣を育成する講座を始めます。私自身、実際に企業の管理・経営に携わるだけでなく、著名人を含む様々な経営者と交流させていただき、45歳のころから東京でIT企業・サービス業・業界団体の経営アドバイスを行い、成長を支援してきました。企業の場合、人(経営者・従業員)の成長なくしては、成長はあり得ません。特に既存企業の経営者になろうとする人や、起業家は、多くの人の知恵と力と経験を糧にして、企業を発展させる社会的使命があります。そのためには、素材としての人材を、成功する人、人と財を引き寄せる人に作り変えなければなりません。これには天性の部分もありますが、気づきと心がけ、努力で優れた経営者にすることができます。もちろん、現経営者にとって、跡継ぎや次世代の経営陣を育成することは、経営を全うすることと同等に重要な仕事なので、内部での人材育成が第一です。私は「人は人によって育てられる」ことを若い時から見てきました。しかし、外部の人間から「経営の基本」について学ぶことも重要です。私の経験を振り返ると、27歳の時、会社に東京大学経済学部の土屋守章教授(経営学)が月1回こられて、少人数で議論しながらハーバード流経営戦略の学習をしたことが、その後の経営実務や戦略企画をする土台の形成に役立ったと思います。特に、これから伸びようとする成長企業は、経営陣や従業員を大企業に比べて短時間で経営レベルに育成しなければなりません。私は長崎県内の地域人材の育成プログラムを県庁と一緒に作って成果を上げてきましたが、人生の終盤に向けて、成長企業を始めとする企業・業界団体等の「人を育成すること」が私に与えられた重要な使命であることを自覚し、情熱を注いでいきたいと思います。

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