磯の香りあふれる、大村湾のアワビを味わいました

5月12日、長崎県大村市のヤスダオーシャンホテルの昼食会で、大村湾で養殖されたアワビの刺身をいただきました。窓からは大村湾と緑濃い臼島(うすしま)がまぶしく眺められました。アワビは全国では宮城県の泊漁港・北上漁港、岡山県の下津井漁港などが有名ですが、いずれも身が固くて、コリコリ食感が良い一方、高齢者などには食べにくいとの声も聞かれます。大村湾は閉鎖性水域で波がほとんどなく湖のような海なので、身のやわらかいアワビの養殖が海上でも可能なのです。私はこれまで、五島列島での陸上養殖アワビの事業化をお手伝いした経験があり、これも水温・水質の管理がうまくできれば経営的にも成功しますが、大村湾という特殊な自然環境を利用した養殖アワビも良い商品になります。アワビの肉は昆布の香りがしますが、肝はコクがあって大変おいしいものです。東京では新鮮なアワビを食べにくいですが、長崎県では、アジ・サバなど他の魚介類と同様、鮮度の高いものが味わえます。これも長崎県に住む楽しみだと思います(マサバの刺身は最初怖かったけど、腕のいい熟練した調理師が調理すれば安心です)。昼食では、他に地元の大村牛(長崎牛の一つ)のステーキもいただきました。是非長崎県に来てぜいたくな食材を味わってみてください。(画像は大村湾のアワビの刺身、手前が肝)

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