えきなかビジネスは今後も伸びる~博多駅みどりの窓口で考えました

5月11日福岡にある国の機関や経済団体等を訪問した後、夕方JR博多駅のみどりの窓口に行った際、ガラスの仕切りを隔てて「tsubame cafe」という喫茶コーナーがあり、休憩や打ち合わせに丁度いい、白を基調として明るいスペースがあり、コーヒー一杯200円で販売されていました。また、その前には、「外国語対応窓口」と書かれた、英語・中国語・韓国語による総合案内コーナーが置かれていました。私は若いころ、三井住友銀行東京営業第二部でジャパンエナジーグループを担当させていただいていたことがあり、グループ企業であったam/pm(エーエム・ピーエム)というコンビニの経営戦略をお手伝いし、西武鉄道や東武鉄道の駅周辺の空きスペースにコンビニを設置する紹介をしていたことがあります。20年くらい前なので、「えきなか」という言葉はまだなかったのですが、潜在成長性を考え、集客装置としての駅の開発に力を入れる必要性を感じ始めていました。東京駅を始めとして、全国の主要駅が巨大な売り場に変わる「走り」のような黎明期だったと思います。利便性から昨年開業したJR九州の「博多シテイ」は活況を呈しており、今後も「駅」が商業・街の中核施設の一つとして重要性をさらに増していくことが予想されます。日本の人口が減少する中で、外国人対応が不可欠となり、昨日みた光景(画像)は、日本社会や観光立国・日本の構造変化を象徴的に表現していると思いました。今後は東京メトロを始めとして、全国の地下鉄が有する不動産を商業施設に変えていきたいと思います。

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