長崎県は豊かで住みやすい街を作れる~シンクながさき10周年懇親会で挨拶

10月19日夜、ながさき地域政策研究所(シンクながさき)10周年懇親会を関係者(役職員・研修生経験者)だけで、ホテルモントレ(長崎市大浦町)で開催いたしました。私は、挨拶の中で、①5年前(2007年10月1日)に出版した書籍「こうすれば地域再生できる」(長崎新聞社版)で提案した新しい発想に基づく政策・施策の9割が形を変えて実現したこと、②週刊「東洋経済」2012年10月13日号に掲載された「日本の良い街~6テーマランキング」で、各上位150位以内に、発展力のある街として大村市(109位)、高齢者が住みよい街として南島原市(7位)、出産・子育てしやすい街として南島原市(13位)・諫早市(75位)のみが入っていますが、各評価項目でランクの高い市・町を形成することが我々の使命でもあること、についてお話させていただきました。①の「形を変えて実現したこと」の例として、長崎県の総合的な物産・観光情報拠点として東京に設置する提案が、福岡のキトラス(長崎市・佐世保市・雲仙市による拠点)に結実して成功していることを上げさせていただきました。一つ一つのプロジェクトを成功させることにより、長崎県は将来に向かって発展し、住みやすい街が増えることを確信しています。

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「成功するヘルスツーリズム(health tourism)のために」と題して東京で講演~全国旅館・ホテル生活衛生協同組合連合会で

10月25日、東京・千代田区平河町の全国旅館ホテル生活衛生協同組合連合会で「成功するヘルスツーリズムのために」と題して講演させていただきます。高齢化・健康指向化が進む中で、旅館ホテル業にとって、ヘルスツーリズムが競争力を高める有効な手段となってきています。全国や九州・長崎県の取り組み事例を紹介しながら、旅館ホテル業の経営戦略として、「食」と「運動」を含んだプログラム作りや商品造成・お客様の誘致にどう取り組むべきかを、旅館ホテル業界と一緒に考えます。また、観光業だけでは他地域との差別化が難しく、行政・NPO・住民組織・大学・医療機関等との協働・ネットワークが必要となってきます。地域の競争力と旅館ホテルの競争力を同時に高めることにより、他地域・他社にまねできない独自性のあるヘルスツーリズム事業ができるのです。(画像は、雲仙小地獄温泉のウオーキングコース=せせらぎの音を聞きながら森林浴できます)

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くじらのイベント・鯨おにぎり試食で協力します~「長崎食の博覧会」で長崎くじら食文化を守る会が社会貢献

10月27・28日、「長崎食の博覧会」が長崎市浜の町ベルナード通りで開催されます。私が理事を務める「長崎くじら食文化を守る会」で、くじら博士のお話し(日本捕鯨協会・山本徹先生)と鯨おにぎり配布試食、鯨お絵かき・塗り絵(通りに展示後、持ち帰り可能)を提供させていただきます。これは、同会が社会貢献として、昨年から長崎市ながさきの食推進室と共同で考え、準備してきたイベントです。長崎県は江戸時代以前から西海捕鯨・鯨肉流通の基地であり、住民は鯨肉を使った料理を食生活に取り込み、商品開発をしてきました。水産資源保全を図りながら鯨の恩恵を受けて生活してきた地域です。10月16日、学校法人川島学園(九州調理師専門学校、川島明子副理事長が長崎くじら食文化を守る会・会長)で、鯨おにぎりの試食を行いました。鯨の香りがほんのり美味しいおにぎりに仕上がっています。米炊飯は、電気釜の代わりに波佐見焼の磁器の釜を電子レンジで加熱したので、ふっくら美味しいごはんに炊き上がっています。27日15時は、鯨おにぎり配布と一緒にレシピも配布する予定ですので、ご家庭でも作ってみてください。また、関連情報として、10月28日エコール・ド・パテイスリー長崎文化祭(シュクル祭)が開催されますので、長崎スイーツが好きな方はこちらもご参加ください(お問い合わせ:095-827-8800)。(画像は試食用の鯨炊き込みご飯、長崎市樺島町の川島学園にて)

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長崎近代化遺産研究会10月例会開催~端島(軍艦島)の研究を本格化したい

10月15日夜、長崎近代化遺産研究会10月例会を開催しました。①「長崎県の石炭産業と近代化遺産」の出版、②「山本作兵衛コレクション」全国産炭地キャラバン展in長崎の講演会・シンポジウム(10月7日)、③中村享一氏(一宇一級建築事務所、九州大学大学院芸術工学府博士過程)の研究発表「軍艦島の成立と展開に関する考察その一、明治20年代から30年代の変遷」の要点発表、などが取り上げられました。①については、2013年3月上梓(商業出版)を目指したいと思います。③に関連し、世界遺産登録を検討することを主目的とする学術会議だけでなく、端島(軍艦島)については、工学・経営学・会計学等の多面的切り口から、研究することで、将来のの土木建築経営の参考となるのではないかと思い、県内外の研究者を動員して研究体制を整えるための、国等の研究補助金を申請して行きたいと思います。

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吉祥寺のステーキハウス・サトウ~長崎県では和牛能力共進会が開催されます

10月14日、東京・吉祥寺の商店街を街を良く知っている方と歩いていると、「ホープ軒」(ラーメン)より長い行列が目に付いたので、目で追っていると、良い匂いを漂わせているステーキハウス・サトウにたどり着きました(画像)。ここは1個180円(5個以上買うと1個140円)の黒毛和牛の肉を使った丸いメンチカツが有名で、行列はこれが目当てのお客さんでした。長崎県では10月25~29日の第10回和牛能力共進会がハウステンボスをメイン会場として開催されます。さすがに大会に出すまでのいい牛肉は使っていないと思いますが、老舗の人気精肉店が調理するステーキなので、素材も味も逸品です。素材は調理によってこそ、余すところなく活かされると思います。商店街の中でもこの界隈は昭和54年から続くCoffee Hall「くぐつ草」などの昔ながらの洒落た喫茶店もあるため特に人であふれており、話題の飲食店・レストランが数件あるだけで、商店街の人の流れが変わる良い例だと思いました。

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東京・吉祥寺の中心商店街を見学しました~物販が厳しく、飲食・サービスが繁盛

10月14日、東京・吉祥寺(東京都武蔵野市)の「サンロード商店街」を見学しました。日曜日の昼間で、通りが歩けないほど子供連れの家族を中心とする人でごった返していましたが、総じて物販はチェーン店以外は厳しく、飲食は路地まで長蛇の列、サービスのお客さんであふれていました。吉祥寺は私が大学生時代を過ごした街で、今でも若者の街・知識人が住む街として知られており、懐かしく感じましたが、当時あった各店舗の近鉄百貨店は無くなっていました。成熟社会に突入してから、郊外店(ロードサイド店)が充実し、多くの商店街で「買いたいもの」が少ない時代を迎えましたが、高齢化とともに地元の商店街が見直されてきています。これは大都会でも地方でも同じだということが解りました。東京都は実は急速に高齢化が進む自治体で、そのスピードは地方の比ではないことが国の人口予測を見てもわかります。日本全体が高齢化していくので、対応が急がれます。(画像は、サンロード商店街入り口=JR吉祥寺駅北口から見た風景)

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福岡大学田中教授の研究を事業化~運動と食で病気・介護を予防し高齢化社会を乗り切る試み

10月8日体育の日朝7時40分頃、福岡大学スポーツ科学部の田中宏暁教授がNHK総合TVで紹介されていました。田中先生が開発された運動プログラムは無理のない「ニコニコペースのスロージョギング」で心臓疾患や糖尿病等の成人病を予防するのがメインですが、田中先生の長年の研究(実験と内外の論文発表)では、様々な病気予防・治療や認知症予防にも効果があります。このような研究実績のある田中先生を内川昭彦氏(元黒川紀章事務所・現CONY JAPAN社長室長兼㈱CJN社長)にご紹介し、東海大学医学部富岡康充氏(医学博士)他の医学・栄養学関係者の知見と併せて、運動と食による疾病予防に取り組む「健康管理」サービス事業に組み上げたのが、㈱CJNです。当面大きな利益が上がる事業ではないかもしれませんが、将来的な社会的需要が大きいと思われ、すでに日経産業新聞等に取り上げられて注目されつつあり、各地域の健康作りのための社会基盤の一つとなることを願っています。(画像は2012年2月、福岡大学内実験施設で運動実験中の風景の一コマ)

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山中伸弥氏のノーベル賞受賞は嬉しいニュース~同じ高校出身とは思わなかった

10月8日夜、NHKニュースで山中伸弥京都大学教授がiPS細胞を初めて作製した点でノーベル生理学・医学賞を受賞されたというニュースが流れ、日本人として、また病気治療をしたことのある人間として大変嬉しく思いました。さらに、今朝の新聞を見て驚いたのですが、山中先生は同じ出身高校(大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎)だったということがわかりました。7歳違いなので、校内で出会っているわけではないのですが、当時は国立大学の付属高校としては学業・スポーツ・芸術と、自由の気風の強い、医学部に進学する学生の比率の極めて高い高校だったことを覚えています。私は高校から入学した(1クラス分)のでわからないですが、幼稚園から高校まで在学した学生もおり、のびのびと育った人が多かったように記憶しています。長生きすればするほど医学が発達して、従来助からなかった病気(癌・難病等)の患者も新薬や治療法が開発されて生きることができる、素晴らしい局面を人類は迎えようとしているのかも知れません。

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「山本作兵衛コレクション」全国産炭地キャラバン展in長崎の講演会・シンポジウム終わりました

10月7日午後、「山本作兵衛コレクション」全国産炭地キャラバン展in長崎の講演会・シンポジウムが、長崎くんちの期間であるにも関わらず、100人を超える参加者を集め、好評のうちに無事終わりました。「九州・山口の近代化産業遺産群」の国内専門委員も務める、有馬学福岡市博物館長の基調講演では、端島(軍艦島)の保存上の問題に言及され、「従来の文化財保存の概念や方法の延長では処理しきれない、新たな理念の創出が要請されている。」と言われました。また、稼働資産(三菱重工長崎造船所・新日本製鉄八幡製鉄所等)についても、「時間の経過の中で本来の姿からの変容を遂げているが、そのことは文化財としての評価を毀損するものではなく、ポジテイブな評価の重要なポイントになっている。」と発言され、近代経済産業史的な観点から文化財を見直す良いきっかけを与えていただいたと思います。また、シンポジウムでは、「長崎の炭坑遺産と地域振興」と題して、筑豊炭田と長崎の炭坑との違いなどに触れながら、炭坑遺産をどのように地域振興につなげるかを議論し、私がコーデイネーターを務めさせていただきました。(画像は長崎県立美術館で10月末まで開催されている山本作兵衛コレクション展)

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諏訪神社御旅所に参拝しました

長崎くんちの中日(なかび)10月8日早朝、長崎市大波止にある諏訪神社の御旅所(おたびしょ)に参拝しました。ここは諏訪・森崎・住吉の三神社を合祀しています。演し物が始まってしまうと、ゆっくり参拝できないので、今日のこの時間がチャンスです。今年24年の演し物は、各町の傘鉾に加え、今博多町の本踊り(ほんおどり)、魚の町の川船(かわふね)、江戸町のオランダ船(おらんだせん)、玉園町の獅子踊り(ししおどり)、籠町の龍踊(じゃおどり)です。私は何故か、二人一組となってダイナミックに動くアクロバテイックな獅子踊りが大好きで、玉園町の獅子踊り(今年。親獅子と子獅子の合計9頭立ての共演)と小川町の唐子獅子踊り(直近は2011年)を楽しみにしています。(画像は御旅所。三社が並べて祭られています。)

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