長崎県立大学での講義が始まりました

4月14日早朝から私の長崎県立大学(佐世保)での「長崎経済論Ⅰ」の講義が始まりました。土曜日集中講義ですが、第一回・第二回の昨日は、「地域マクロ経済の基礎」について講義しました。経済学部なので、マクロ経済・ミクロ経済の基本書は学習していると思いますが、私の講義は、その体系と関係付けながら、官庁エコノミストと同様の「実務的」経済金融分析手法を教えるものです。昨日の講義でも、GDP(国内総生産)・県民経済計算統計書の「支出面」「生産面」と経済学の「総需要(aggregate demand)」「総供給(aggregete supply)」を結び付けてくれたか心配です。また、日銀統計に並んで掲載されている「雇用」と「物価」がなぜ並んでいるのか、聞いても「フィリップス曲線」を思い出してくれた学生さんは少なかったように思います。この講義では、景気・産業構造の分析をして、短期的な予測までできるレベルを目指しています。毎年長崎県の県庁・市役所等公務員さん向けに行っている、「経済動向分析研修」の基礎レベルの位置付けです。昨日の出席者は50名くらいでしたので、これくらいが丁度いいと思いました。余り受講者が増え過ぎると、大教室が割り当てられ、学生さんの表情が見えなくなるからです。どこまで解ってくれているか、確認しながら進めていきたいからです。同大学は県内というよりも九州全域から学生さんが集まり、まじめで理解度が高いと例年感じています。全国的に一般には試験などで女子学生の点数が高いそうなのですが、私の授業では、例年男女の差を感じません。学生さんが今年はどういう反応をしてくれるのか、教える側としては、それがささやかな楽しみです。(画像は長崎県立大学佐世保校内。周りは相浦(あいのうら)の田園風景が広がり、背景に山が見えます。)

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KTN「ここで生きる~ナガサキから見たフクシマ~」の番組審議

4月12日昼、KTN(テレビ長崎)の番組審議委員会で「ここで生きる~ナガサキから見たフクシマ~」(2012年3月10日放送分)が取り上げられました。これは、福島原発事故後の支援のために、長崎大学医学部の山下教授や高村教授(私も何度かお会いして医療について教わりました)などの医療チームが福島県で検査や被ばく対応に当ったり、体内被曝を含め、長崎の原爆の経験を活かそうと努力する様を事実をつなげてドキュメンタリーとして描いた番組です。私が番組審議委員長をさせて頂いていることは別にしても、KTNはこれまで数多くの「地味だが問題提起をする」番組を地方局として制作し続けています。今回の作品は、未曾有の大災害に政府の対応が後手に回る中で、私の理解では、「放射能に汚染されているかもしれないが、地域を離れられない住民」の姿を描いており、これは、悲しいことながら、長崎が約60年前に経験したのと同じ状況になっている、だからこそ、長崎が戦後永井博士を始めとして培ってきた被ばく医療のノウハウを通じて福島の県民の方々に対してできることは多いし、また、協力しなければならないと考えさせられる番組です。余りにも重くて難しいテーマであるが故に1時間番組では消化不良になりかねませんが、その意図は良く伝わって来る労作だと思いました。全国の視聴者の方々にも見ていただきたい作品だと思います。

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長崎で春風亭小朝さんの落語を聞きました

4月12日夜、長崎市公会堂で春風亭昇太さん落語家生活30周年記念特別公演があり、友人と聞きに行きました。大学時代には有楽町の「朝日名人会」に良く行っていましたが、忙しかったこともあって、生(なま)で聞いたのは38年ぶりでした。アメリカ留学時代には落語全集のカセットテープを持って行ってましたし、NHKテレビでは早朝落語を聞いたり、JALの飛行機の中では落語を聞いていますが、生公演は落語家と会場の一体感があって大変いいものです。長崎では「ゆったり・のんびり生活」をモットーとしていますから、声楽も再開したいと思いますが、体力がなくても楽しめる落語が良いと思いました。小学生の時から奈良で金春流の「能」や「狂言」を自然に見て育ったことから、また、高校生の時に自分でオペレッタを演じていても、一定の「形式の美」を感じることが多かったのですが(物語や音楽自体が一定の形式を踏んでいます)、落語は「落ち」を作るなど「起承転結」以外は自由な形式が魅力ではないかと思います。私は経営・経済等専門分野で年間100回以上の講演をさせていただいていますが、私のような下手は下手なりに、落語の「流れの作り方」や「どこで笑いを取るか」は大変参考になります。これからも、どんなに忙しくても、上手な落語を聞きに行く「心の余裕」を持ちたいと思います。

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長崎県北の役所を訪問しました

4月11日、吹き降りの中を朝から佐世保市役所・県北振興局・松浦市役所を訪問しました。これは毎年度初に定期的に長崎県内各地の役所を順次訪問しているものです。県北振興局長の伊東博隆氏とは、私が9年半前に長崎県にお呼びいただいて来たときから意見交換させていただいており、お世話になってきた方です。県北については、西九州自動車道等交通アクセスの改善を機に、企業誘致・観光振興を軸にして、農業・水産業の高度化により、安定成長を続けるような政策が望ましいとの意見を申し上げました。松浦市役所では、友広郁洋市長他にお会いし、市長が積極的に進めてこられて来た行政改革・行政評価、琉球大学によって進められている鷹島の水中考古学資料発掘の活用策、松浦・福島に残る北松炭田の近代化産業遺産、福岡都市圏アンテナショップなどについて、お話しさせていただきました。なかでも、鷹島については、大変価値の高い資料が発掘されており、文化財課長の中田敦之氏(学芸員)からもご説明をいただきました。当財団では、壱岐市の一支国博物館の基本構想・基本計画に初期段階から関わってきたので、鷹島にも研究兼情報発信拠点を作っていくべきだと思います。次回は、松浦市立鷹島歴史民俗資料館・鷹島埋蔵文化財センターをゆっくり訪問したいと思いました。

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東京ゲートブリッジ見学ツアーに参加

4月7日、40年の経験者である長崎の橋梁・造船設計の専門家と一緒に、東京湾に掛かるゲートブリッジを海上から見る見学ツアーに参加しました。同橋は、今年2月12日に開通し、東京湾第三航路をまたぐトラス橋で、恐竜が向かい合っているような特異な形状をしていることから恐竜橋と言われています。長崎県の生月大橋もトラス橋ですが、いずれも鉄骨の力強さを感じることができます。架橋工事の難しさは、海流の速さを考えると、生月大橋の方が難工事だったのではないかと思います。4月5日、元長崎大学工学部教授の岡林隆敏先生が長崎市大波止の私の事務所にお見えになり、長崎県が先行している橋梁のメンテナンス技術についてお話しになった直後だったのでじっくり見ました。船から橋の上を見ると、歩道を歩いている人間が豆粒のように見えました。

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ベトナムとの国際交流企業とお会いしました

4月7日夕方、ベトナムとの国際交流支援を行っている㈱アイエスシーの方々とお会いしました。同社は、ベトナム政府が進めている「A Reviving Japan」の「日本企業ミシュラン」の1社として紹介されている有力企業です。今後、幾つかの分野で九州や長崎県とベトナムとの国際交流を行っていけると感じました。食を研究しており、食に関する講演も多い私は、日本人の味覚にも合うベトナムの食事にも関心があり、今回は、特に、ベトナムのパイナップル入りのチャーハンがおいしいと感じました(画像)。また、フランス文化の影響を受けて「カフェ文化」があるらしく、ドリップ式コーヒーの独特な器具にも感心しました。

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長崎市外国人観光客の実態調査をラジオで取り上げます

暖かくなり、長崎市内を歩く外国人の姿が目立つようになりましたが、私が昨年4月から毎週出演させていただいているNBCラジオ(水曜日)で、4月11日から3回にわたり、長崎市が実施した「外国人観光客実態調査」を解り易く取り上げます。4月11日が観光施設の来訪者に対する実態調査、18日が国際観光船で来訪する外国人に対する実態調査、25日が中国人・アジアからの観光客に特徴的にみられることと課題、です。長崎市で印象に残った場所のダントツNo.1が稲佐山で、原爆資料館・平和公園は1%に過ぎないとか、外国人観光客の三分の一が三万円以上のお金を電化製品に使っているとか、知られていない意外な事実が調査で明らかになります。外国人観光客によって、経済環境が大きく変わるので、企業・商店経営者や行政の方々に関心を持っていただきたいと思います。(画像は長崎港松枝ふ頭に着いたクイーンメリー2)

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市民重視の新しい南島原市制要覧を観ましたか?

4月4日、南島原市高田征一副市長が私がいる大波止の事務所にお見えになり、市民重視で斬新な「2012南島原市制要覧「響」」を頂きました。「響」=「郷の音」で、島原半島の川のせせらぎや棚田を風が通りぬける音やトラクターの音など「故郷の音」が聞こえてくるような内容です(私が農村出身なので特にそう思うのかも知れません)。南島原市の様々な分野で頑張っておられる市民の方々をクローズアップし、「市民」と「子供」を全面に押し出しています。9年前、私が長崎県に来た際に農業の重要性と課題を教えてくださった㈲ながさき南部生産組合代表の近藤一海氏も「農業マイスター」として登場されています。マップの裏が「南島原市の元気印」と題して、農業・水産・歴史の「飛び出す(ポップアップ)絵本」となっています。これまでの「静かな南島原市」からの脱皮の足音が聞こえるようだと思いました。九州全体が日本の国土形成の中で「食と観光のアイランド」と位置付けられて行く中で、観光・物産・企業誘致など、大きな可能性のある同市に期待したいと思います。4月14日午後から15日にかけ、南島原市・雲仙市奥雲仙に行きたいと思います。

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韓国向け住宅・建材輸出と林産資源活用

4月4日朝6時20分頃、モーニングサテライト(東京12チャンネル)で、住宅及び建材輸出の可能性を取り上げていました。私自身、長崎県産(対馬市を含む)の木材を中国でフローリング材として加工し、日本・米国へ輸出するスキームを提案し、県と民間で試験していただき、一定の成功を収めたことがありました(拙著「こうすれば地域再生できる」p75長崎新聞社刊)。今日取り上げられていた事例は、健康指向が高まっている韓国の富裕層向けに、木造住宅を販売するというもので、大都市部から郊外に環境・居住性を求めて移住するマーケット向けの商品でした。韓国の市場に木造建築を輸出する場合、現状では大工さんを日本から派遣し、坪50~60万円で施工すると紹介されていましたので、明らかに富裕層向けだと思いました。富裕層市場を研究してきた私としては、気候の違いを克服する建築技術さえあれば、日本の健康的な木造建築に対するニーズは大きいと考えます。また、新築は難しいが、日本的な建材を取り入れたり、日本の技術でリフォームに取り組む層も出てくるのではないかと思いました。少子高齢化により国内新築住宅市場に限界がある中で、国際価格に比べて割高だと言われている日本の木材をどう輸出するか、知恵を出す余地はまだまだあり、林産資源の活用は地域経済にとっても大きな課題です。

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ソーシャルビジネスのハンドブック作成しました

長崎県産業労働部雇用労政課と当財団が「地域をますます魅力的に~ソーシャルビジネス」と題したハンドブックを県内で初めて作成しました。これは、平成23年度ソーシャルビジネス創出支援事業として実施した普及啓発業務、専門家アドバイス業務、実証実験業務のポイントをまとめ報告するとともに、ソーシャルビジネスを検討したい県民の方々に進め方を簡単に解説したパンフレットです。「ソーシャルビジネスとは何か、どんな活動が多いのか」に力点を置いています。私も「ソーシャルビジネスを成功させるためのワンポイントアドバイス」で登場しています。実証実験の事例として、①㈲松環舎、②特定非営利活動法人フリースクールクレインハーバー、③星野建設㈱、④㈱WAMTuning、⑤合資会社吉田屋、⑥㈱小値賀観光街づくり公社、⑦社会福祉法人ふるさと、⑧特定非営利活動法人アクロス五島、の8団体の活動の新しい点・効果・今後の目標等が整理されており、詳しく知りたい方は問い合わせ先に連絡でき、他のNPO法人や民間企業とのマッチングにも役立つようになっています。このハンドブックをきっかけにして、地域の様々な課題(高齢者の買い物支援、空き家・遊休農地活用、着地型観光、外国人対応サービスなど)の解決に向けて取り組んでいただきたいと思います。

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