壱岐市観光振興計画策定委員会が開催されました~個人旅行へのシフト・外国人観光客急増に対応できる観光を

12月19日、第3期壱岐市観光振興計画策定委員会(第1回)が開催され、議長として出席させていただきました。第2期までで、壱岐市観光連盟の体制も固まり、着地型観光ツアーの件数も順調に増加しています。また、食、神社・神楽(パワースポット)、古墳群、温泉、体験型観光等、観光資源の情報発信により、離島観光の魅力が高まっています。私は議長挨拶の中で、①団体旅行から個人旅行へのシフト、②インバウンド観光(外国人観光客の急増)が大きな環境変化として進展しており、2020年東京オリンピック・パラリンピックを機に観光の形が大きく変わる可能性があること、そのために、従来の観光協会ではなく、DMO(観光振興機構)が民間の知恵と実行力で地域の観光を総合的に推進していくことが求められていることをお話させていただきました。一方、壱岐市もインバウンド観光の推進・アクセスの改善など、課題も残されており、第3期壱岐市観光振興計画に盛り込んでいきたいと思います。(画像は、壱岐市郷ノ浦港の夕日。ワグナー「神々の黄昏」を体感する。12/19撮影)

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みなとオアシスKOBEを視察~広大な神戸港の交流拠点としての活用が進んでいる

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12月16日、寒風が吹く中、みなとオアシスKOBEを視察させていただきました。メリケンパークに30メートルの「あすなろの木」が富山県氷見市から運ばれ、「世界一のクリスマスツリー」として、西畠清順氏(プラントハンター、幕末より150年続く花と植木の卸問屋の5代目)が総合プロデユースされていました(画像、背後に翌檜の木とオリエンタルホテル)。これは、神戸開港150年記念事業でもあります。神戸港は、中突堤・高浜地区、新港突堤地区、兵庫津地区に分かれており、「みなとオアシスKOBE」は、NPO法人神戸グランドアンカーが活用・運営しています。この団体は、波止場町TEN×TENという、プロ作家たちがアトリエ&ギャラリーとして活動しているみなとの文化・交流施設を拠点に活動しており、神戸ポートターミナル等、多くの基本施設を活用しています。観光交流スポットとしても、神戸ポートタワー・神戸海洋博物館&KAWASAKIワールド・神戸ハーバーランドなどがあり、賑わいを演出しています。16日もホットドッグやケバブ等、多くの飲食店車がメリケンパークに並んでいました。長崎港も、明治維新150年を迎える来年、長崎港の交流拠点としての活用をさらに図ることが必要と感じました。

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年末に想う②~「CREATIVEということ~古くて新しい課題」

今年の私の活動や社会の動きを振り返り、このブログにも触れていますが、年々「CREATIVITY(創造性)」が強く求められる時代になっていると思います。それも、①創造型のCREATIVITYと、②課題解決型のCREATIVITYに大きく分かれます。5月12日のこのブログで、「第四次産業革命で地域はどう変わる?」と題して、人口知能・ロボット等が発展しても機械に奪われにくい仕事として、CTRATIVITY系(創造)、MANAGEMENT系(経営・管理)、HOSPITALITY系(もてなし)の三つを上げました。ここでCREATIVE系とは、アニメ・映画・音楽等の「コンテンツ」です。今年3年越しに実現したことの一つに、岩崎友彦監督が主宰されている映画祭に出席させていただき自主製作映画の7つの秀作を鑑賞したことがありました。限られた予算で如何にショートフィルム等「訴える映画」を製作するかが問われています。これに対して、私が主として取り組んでいるのは、②課題解決型のCREATIVITYです。長崎県の案件でこの型(頓智の一休さん型)のCREATIVITYを、過去15年間にわたり公営事業や自治体で行ってきましたが、今年の活動の中でも、東京都専門委員として、市場会計に係るいわゆる「豊洲・築地問題」をできるだけ両方解決することを検討できてよかったと思います。どのタイプのCREATIVITYであっても、「無から有を生み出す」極めて人間的な活動です。若い人は若い人なりの、経験豊富な方はそれなりの、CREATIVITYをもっと発揮すれば、世界の中で日本はもっと強くなれます。経営者も、教育者も、クリエイターも大きな役割を担っています。(画像は、「東京月イチ映画祭」の意見交換風景。映画制作の着想や背景を製作者・出演者から直接聞けるいい機会。評点をつけるので真剣に鑑賞。) 

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年末に想うー「国際文化観光都市」に向けた着実な歩みを

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今年も終わりに近づいており、資料の整理をしていると、過去の自分の著作を目にします。長崎県の今後の産業の柱の一つとして、観光産業があります。「魅力ある国際観光都市を目指して」(「自民長崎」2008年vol.1)(画像)、「ポスト龍馬伝の戦略」(長崎新聞2010.2.5)を見ると、10年前から着実に観光振興が進められてきていることがわかります。前者の対談は、私と梅元建治氏でまとめた「長崎新国際観光都市化構想~新長崎国際化推進計画に基づく都市づくりエリアプラン」(2007年5月)をベースにしています。ただ、国の観光立国戦略によりインバウンド観光客の急増やMICEの実現と都市間競争など、世界的な新たな環境変化に直面しており、長崎県はこれらの動きを先取りして勝ち抜かなければなりません。2018年は、「観光で豊かな長崎県を作る」ために、「高付加価値観光」を実現することが求められると思います。長崎市や佐世保市等のDMO(観光推進機構)も本格稼働させることが必要になると思います。長崎市のDMOは私も戦略策定にかかわれせていただいています。新時代の長崎県の観光に期待したいと思います。12月には、私の新しい本「地方創成の成功法則ー地域振興における効果的な人口・観光・物産振興政策のあり方」を出版する予定です。

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長崎大浦での休日の過ごし方~「さるく」と「サッカー観戦」と「牡蠣焼き」と

12月3日午後、江戸末期~明治初期に外国人居留地があった大浦・南山手で、ゆったりとした時間の流れを感じながら「さるく」(街歩き)をすると、色んな歴史の痕跡を発見します。路面電車の終点・石橋電停付近には、「ブラタモリ」(2015.4.11放送)で紹介された暗渠(道路の下に残されているアーチ橋)などが見られます。大浦は、南山手の国宝「大浦天主堂」や、世界遺産「旧グラバー住宅」から坂を下ってきたところにあります。名古屋グランパス対福岡アビスパの試合が16時からなので、その前に、大浦・南山手の街作りについてお話を伺いながら、洋食店「レッケル」で大浦の方々と、トンカツやステーキやポーク野菜炒めでゆっくり食事をしました。レッケルの松島オーナーも大のサッカーファンで、吉田麻也などの選手の活躍の写真が掲げられています。たまたま近くの松枝公園に行くと、地域の防災訓練の後、堤市議他の方々が牡蠣焼きをしておられたので、便乗して戸石(といし)牡蠣(=長崎市のブランド牡蠣で戸石漁協に揚がる牡蠣)をいただきました。今年の戸石牡蠣は広島牡蠣のように身が大きく重量感がありました。「牡蠣焼き」とは、長崎県では見慣れた風景なのですが、全国の方のために少し解説させていただくと、バケツ一杯の生牡蠣を七輪などに金網を載せて炭火で焼くという、ダイナミックな食べ物です。ステーキも焼いていたようですが、子供たちが食べてしまったようで、残っていませんでした(笑)。(画像は、牡蠣をいただく私と堤市議・宮崎さん=古くから営業されている酒店併設の立ち飲み屋「大井呑(おいどん)」のご主人)

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温泉に浸かって考えたこと⑥~「新しい日本は先手必勝」

12月2日、半年ぶりに朝から温泉「福の湯」に浸かりに行きました。最低気温4℃という寒さでしたが、ゆっくり炭酸泉に浸かり、露天風呂から眼下の街や山々を見ていると、日ごろのあわただしさを忘れます。11月27日のIR有識者委員会や30日の東京ビッグサイトでの国際ロボット展への出展など、新しい長崎県を作るための努力は、疲れを感じさせません。戦後日本は、自動車産業・電機産業等がけん引して、世界有数の工業国として発展してきました。その過程で生み出された制御等の生産技術、カンバン方式・提案運動等の経営技術には、世界に誇るべきものがあります。一方、2016-17年に顕在化した、電機産業等で「世界標準global standard」を取れないためにグローバル競争に勝てない事実も直視する必要があると思います。日本は戦後高度成長期からバブル崩壊期を経て、新しい世紀を創造する時期を迎えています。それが、医療・AI・ロボット・福祉・環境・経営・教育等の技術であると思います。大都市には集積のメリットはありますが、地方にあって「グローバル・ニッチ」市場を席捲できる企業も多く現れています。「知恵が地域を超える」時代が来ており、大学や研究機関・各種教育機関の重要性は高まっています。そして、「新しい日本は先手必勝」でなければなりません。この時期、2018年経済社会の見通しについて講演依頼を多くいただいていますが、長崎県経済の近未来予測について、12月27日KTNテレビ長崎、29日NBCラジオでお話させていただく予定です。(画像は、11/30国際ロボット展で、赤木コーセイ㈱・新栄工業さんらと。)

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2017国際ロボット展に長崎県が出展しました~混雑する会場を視察

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11月30日午後、東京ビッグサイトで開催された「2017国際ロボット展」に長崎県がブース出展し、大新技研㈱・赤木コーセイ㈱・長崎菱電テクニカ㈱等県内ロボット関連企業がPR・商談をしました。産業用ロボットゾーンと、サービスロボットゾーンに大きく分かれ、面積的には、三菱電機・安川電機・川崎重工・キーエンス・ファナック・ダイヘン等産業用ロボット有数企業のゾーンが大きく、新商品等見ごたえもありました。サービスロボットは、大企業・中小企業を問わず、多くの企業が参入を始めており、介護福祉・農業・防災・測量等様々な分野での活用が今後急速に進むことが期待されます。各大学・研究所の出展も多く、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合研究所は車椅子型ロボット・橋梁近接目視点検ロボット・消防防災耐火ドローン等、社会的課題の解決につながるロボットが多数紹介され、一つひとつプレゼンも行われていました。私が関心を持ったのは、防衛大学校滝田好宏教授のブースで、飛行機型ドローンでした。私はロボットの地域産業化について、神奈川県立産業技術総合研究所の方々と意見交換させていただきました。また、福島ロボットテストフィールド「福島イノベーション・コースト構想」も紹介されており、実証実験を行う場所の提供も、長崎県として取り組むべきであると感じました(画像は、シンクながさきの私と松本・新栄工業樫山社長。長崎県ブースにて)。

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第1回特定複合観光施設(IR)基本構想有識者会議が開催されました~IR誘致に向けて準備

11月27日朝、長崎市で第1回特定複合観光施設(IR)基本構想有識者会議が、冒頭マスコミ公開の下で開催され、私が座長に選任されました。事務局(長崎県・佐世保市・デロイト・トーマツコンサルテイング)から、IRの概要・現状、長崎IR基本構想策定について説明がありました。事務局からは、12月に東京・長崎県でIR運営事業者(オペレーター)や関係業種企業を対象とした説明会を開催することが公表されました(画像の長崎新聞11/28朝刊記事)。有識者会議としての準備を事務局と一緒に着々と進めていきたいと思います。

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長崎県立大学「しまなびプログラムの未来に向けてー長崎のしまに学ぶー」に出席

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11月23日午後1時、佐世保の長崎県立大学で行われた文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創成推進事業COCシンポジウム」に、COC事業評価委員長として出席させていただきました。冒頭、長崎県立大学の太田博道学長からご挨拶があり、続いて文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室平野博紀室長からのご挨拶がありました。メインは「今年度のしまなび活動報告」で各離島(五島・新上五島・小値賀・宇久・的山(あずち)大島・壱岐・対馬)の役所や住民の方々と一緒に作成した10のプロジェクトが参加した学生から報告されました。いずれも優れた報告で、とりわけ、佐世保校の学生が発表した「修学旅行で集客UP~壱岐の魅力発見隊~」は、他地域から来る中学・高校の修学旅行に対し、県立大学の学生がインストラクターとしてアテンドして「課題解決型の修学旅行」を企画するという提案で、2020年大学入試改革にも役立つ内容で(知識ではなく考える力が求められる)、県立大学の土曜集中講義の講師でもある私としては、嬉しい内容でした。(画像は、文科省大学改革推進室平野室長のご挨拶)

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長崎近代化遺産研究会11月例会に出席~「長崎歴史の学校」と「世界遺産シンポジウム」企画

11月21日夜、長崎近代化遺産研究会に出席。長崎市文化財課が主催し、研究会が実施している「長崎歴史の学校」全6回講義が終わったので、受講者アンケート調査結果を共有し、今後の講座の内容について話し合いました。20-40歳台の受講者が少なく、60-70歳台に受講者がほとんどなので、次世代の方々に受講してもらいやすい曜日・時間を設定することも必要との認識で一致しました。また、受講者がさらに詳しく聞きたい講座項目もあり、現在の6回から8回へと講義回数を増やすことも市と相談する必要があると感じました。一方、明治維新150年を記念して世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の「保存と活用」について県民・市民とともに考えるシンポジウム企画を私が中心となって進めており、2018年2月上旬に、長崎市の協力を得て、長崎近代化遺産研究会として開催する方向で準備していることを報告しました。(画像は、研究会宮川会長と私。)

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