佐世保競輪経営改善委員会に出席~佐世保競輪の経営が安定的拡大

1月23日午後、平成29年度佐世保競輪経営改善委員会が開催され、委員長として出席させていただきました。経営改善施策が奏功し、経営が安定的拡大を続けており、一部計数は佐世保市のホームページに公開されています。一方、この通常国会にIR(特定複合観光施設)法案が上程される可能性もあり、長崎県と佐世保市でIR基本構想を策定中です。ハウステンボスや佐世保港への国際観光船の寄港も含め、多面的なインバウンド観光推進と競輪等が結びつくことに期待したいと思います。(画像は佐世保競輪場)

画像DSC_0389

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 建設, 未分類, 経営, 観光, 長崎 | コメントは受け付けていません。

有識者研究会で講演~「長崎経済の将来を切り開くために、今何をすべきか」

1月18日夕方、有識者の研究会で、私が「長崎経済の将来を切り開くために、今何をすべきか」と題して約45分間講演させていただきました。内容は、①世界経済・日本経済の現状と見通し、②長崎経済の現状と見通し、③長崎県の産業構造と今後の戦略の在り方、④長崎の街づくり(都市再生)と新しい観光、⑤東京都豊洲・築地問題が投げかけたもの、でした。産業構造の変革については、A.製造業強化(地場産業における造船関連技術の転用・企業誘致等)、B.観光業の高付加価値化(DMO観光推進機構、高所得者層及び外国人向けマーケテイング、コンベンション、IR統合型リゾート等)、C.医療・介護福祉の産業化(CCRC生涯活躍の街づくり、医療福祉関連製造業、画像診断等)D.新しい地場産業の形成(AI人工知能、ロボット、IoT、航空関連産業等)を具体的に説明させていただきました。東京都豊洲・築地問題については、A.市場移転・再開発のシナリオ、B.東京都が得たもの、C.国の卸売市場法改正と東京都の市場の在り方等について触れました。新春にふさわしい、明るい将来を描く講演となったと思います。(画像は1月14日JAL機内から見た早朝の富士山。)

画像DSC_0248

カテゴリー: 世界日本経済, 医療福祉, 科学技術, 経営, 街作り, 観光, 長崎 | コメントは受け付けていません。

長崎市「まちづくりフォーラム~交流拠点施設の活かし方」でコーデイネータを務めました

1月14日朝7時50分の便で東京から長崎に移動し、午後の長崎市主催のシンポジウム「まちづくりフォーラム~交流拠点施設の活かし方」で、コーデイネータを務めさせていただきました。これは、長崎駅に隣接して設置する交流拠点施設(MICE機能を中核とした複合施設)の整備・運営について、2018年11月に今後優先的に交渉を進めていく企業グループをこの度決定したことに伴い、有識者の意見交換や市民の皆さんへの説明のために実施したものです。パネルデイスカッションが85分間で、田上市長を含む6人がそれぞれの立場から交流拠点に対する思いや知見を語っていただき、忙しくも大変有意義な場となりました。シンポジウムの最後を次のように締めくくりました。

「本日は、沢山の皆様にご出席いただき、大変有意義なフォーラムになりました。パネリストの皆さんのご発言に共通していたことは、長崎が今後発展していくためには、交流人口を増やすこと、観光消費額を高めて経済を拡大することであり、そのためには、官民挙げてMICEを推進することであったと思います。 長崎市では、現在、交流拠点施設の整備を検討中でありますが、建設等ハード面だけでなく、コンベンション誘致やアフターコンベンションなどのソフト面についても、しっかりと連携しながら、また、市民の皆さん、民間企業の皆さんに参加していただくことが重要でありますので、皆様のなお一層のお力添えをいただきたいと思います。」(画像は、西日本新聞1/15朝刊記事。壇上、向かって一番左が私。) 

画像DSC_0273

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 建設, 教育, 経営, 街作り, 観光, 長崎 | コメントは受け付けていません。

2018年新年に思う③~「日本人が忘れてきたものを外国人が求める」謎

正月に大阪の道頓堀や戎橋筋(えびすばしすじ)を歩くと、外国人が溢れていました。日本人がゆっくり正月気分を味わいたければ、彼らがホテル・旅館やゲストハウスから出てくる10時以前に街歩きをすることです。東京だと築地市場、大阪だと黒門市場に外国人で身動きが取れなくなるくらい人が溢れています。市場に来る日本人が減少する一方、外国人が急増しています。同じことは、魚食文化にも表れています。日本人の水産品消費額が減少する中で、世界の水産品消費額が増えており、魚価が上がってきています。これは、健康的な日本食ブームとも関係していると思いますが、中国人が生魚を食べ始めた10年前くらいから顕著になってきています。私がアドバイザーを務めさせていただいている「西日本地区大中型まき網経営者研究会」でも、魚の「輸出」が日本の水産業の発展の起爆剤となる可能性があることを提案しています。この報告書は組合から近く公表される予定です。また、外国人観光客の関心はすでに「物販」から「サービス」消費へと移っており、「体験」がキーワードとなっており、様々な相談を私自身も受けています。2018年は「日本人が忘れてきたものを外国人が求める」謎を理解すれば、新たな成長の軌跡を描けると思います。長崎県にもまだまだ資源が眠っており、掘り起こし商品化する「知恵」の実行が求められています。(画像は、大阪法善寺横丁。)

画像DSC_0014

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 健康, 東京, 観光, 長崎, | コメントは受け付けていません。

2018年新年に思う②~大阪市立美術館と遠藤克彦氏と新上五島マルゲリータ

正月に大阪市立美術館を訪問したことをお話させていただきましたが、大阪新美術館(2021年竣工予定)の設計が㈱遠藤克彦建築事務所であることを、ながさき地域政策研究所の鶴田貴明調査研究課長から聞いて知りました。毎年、遠藤克彦氏からは年賀状をいただいています。今年の年賀状の裏面に、大阪新美術館の完成予定図が描かれていました(画像)。実は、遠藤氏との出会いは、長崎県新上五島町新魚の目の国民宿舎建て替え問題とリゾートホテル「マルゲリータ」への衣替えがきっかけでした。当時の井上町長からの依頼で、国民宿舎建て替えを検討していたのですが、地元の反対で、進めることが困難な状況にありました。そこで、発想を180度転換し、離島観光のハンディを逆手に取り、顧客層を従来と全く変えて仕舞う(世界から富裕層を呼び込める施設にする)という「需要創造」を行うことにしたのです。この際に、設計・運営一体となった全国公募を行い、選定されたのが、遠藤氏(当時43歳)の設計によるリゾートホテルだったのです。今にして思えば、井上町長も私も思い切った決断をしたものだと思います。2014年2月21日に、江上町長からの講演の依頼で新上五島町を訪問した際に、「マルゲリータ」を訪問し、以下のブログを書いています。国民宿舎から高級リゾートホテルへ。人生にとって出会いは突然やってきます。

(2014.2.23私のブログ)私は国民宿舎の建替えの企画をお手伝いさせて頂き、井上前町長と一緒に町議会の全員協議会で企画を説明したこともありましたが、今となっては、「際(きわ)コーポレーション」(東京都目黒区、中島武社長が有名。)の経営努力もあって、上五島の顔となっています。あの時に国民宿舎建替えの決断をしていなかったら、島はどうなっていたかと思うと、ぞっとします。後は、今年ユネスコ世界遺産に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が申請されるようになったらと思います。

画像DSC_0098

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 人生, 建設, 投資, 経営, 観光, 長崎 | コメントは受け付けていません。

2018年新年に思う~隠れた資源を掘り起こして活用することの重要性

2018年の初詣でも、昨年と同様、東京都新宿区の自宅近くの須賀神社に行きました(画像)。朝6時という早朝にも関わらず、若い方が多く初詣に来ていました。最近では、神社へのお参りの仕方を説明した本も出されており、若い方々にも神社は親しみの持てる場所になってきた感があります。加えて、須賀神社の階段やJR信濃町駅前の陸橋は、アニメ「君の名は」の舞台となっているので、外国人の若い世代も多く参拝に来ておられました。元旦から母の住む奈良の家に行き、お盆にお餅等を載せて八方の神々にお祈りし、正月の神様をお迎えしました。若い時から世界の美術館巡りが好きな私は、兵庫県立美術館(岩屋)の「大エルミタージュ美術館展」と、大阪市立美術館(天王寺)の「カザールコレクション展」を鑑賞しました。いずれも比較的すいていました。カザールコレクションは、ドイツ系スイス人実業家UAカザール氏が明治末期から昭和初期にかけて収集した江戸時代以降の螺鈿・蒔絵・根付・印籠等のコレクションで、調度や小物では東京国立博物館や松浦史料博物館にも匹敵する内容だと思いました。カザール氏がアメリカに移送する予定が、日米開戦で移送できず、戦火を免れたという歴史があります。江戸時代の武家の生活(馬術・執務・読書・書道・ピクニック等)がしのばれると同時に、工芸品のレベルが高く、これらが外国人に売られていたことは残念ですが(結果は日本にとどまることになりましたが)、価値の分かる収集家だと思いました。民間に隠れた貴重な資源を掘り起こし、多くの人の目に触れることの重要性を感じた正月でした。

画像IMG_20180101_062751

カテゴリー: エンターテイメント, 人生, 奈良, 教育, 東京 | コメントは受け付けていません。

NBC長崎放送あさかラ経済コラム12/29放送分「2018年長崎経済の見通し」~来年もよろしくお願いします

昨年12月28日、「2017年長崎経済の見通し」として、「輸出産業やインバウンド観光が伸び、良好な経済を実現。造船業界の動きには注視。」と申し上げました。予想通りになったと思います。

2018年は北朝鮮の動向やアメリカ長期金利の上昇、中国経済の成長鈍化など不安定要素もありますが、総じて良好な経済状態が続くと思います。長崎県経済は、個人消費が大きく落ち込んでいないこと、観光も変動は大きいものの堅調に推移していること、企業の設備投資が伸び始めていることから、持続的成長が可能であると予測します。生産面では、機械・重電・電子部品・水産が拡大しており、雇用についても有効求人倍率が改善傾向を続けており、一人当たり名目賃金もプラスに転換しているので、景気は安定的に拡大すると思います。

2018年の長崎経済が行うべき課題は、①観光の高付加価値化により観光客一人当たり単価を上げること、②安定雇用につながる製造業等地場産業の育成と、先進的製造業(ロボット・AI・自動車関連・医療福祉関連等)の誘致、③DMO(観光推進機構)の整備と実行(観光客動向分析等に基づくマーケテイング、ICT情報技術の活用等)、などです。

最後に、2018年の長崎経済を天気予報に例えると、「晴れ。ただし2019年に備えた雨傘の準備を早めに。」となると思います。

拙著「地方創生の成功法則ー地域振興における効果的な人口・観光・物産振興政策のあり方」が2018年1月から、amazon書店で販売となります。地域経済政策の根本原理と地域経営の参考としていただければと思います。来年もよろしくお願いいたします。(画像はシンクながさき執務室にて。英国王立写真家協会会員・三宅善夫氏撮影。長崎くんちの写真集で有名。)

画像IMG_20171226_191927

カテゴリー: 世界日本経済, 医療福祉, 投資, 科学技術, 経営, 観光, 長崎 | コメントは受け付けていません。

KTNテレビ長崎「みんなのニュース」2017年特集に出演~「つながる」がテーマ

12月27日午後3時20分から4時45分のKTNテレビ長崎「みんなのニュース」2017年特集「つながる」に出演させていただきました。私がコメントしたのは、①サッカーチームVファーレン長崎のJ1昇格の経済効果や課題、②新県庁舎・交流拠点・新幹線等駅前整備の効果と課題、③世界遺産候補「潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録の経済効果とアクセス等の課題、④ノーベル文学賞受賞者「カズオ・イシグロ氏」の長崎出身者としての背景、⑤2018年日本・長崎県経済の予測と注目ポイントでした。いずれも1-1.5分のコメントで、慣れているとはいうものの、VTRあり中継ありで盛沢山の内容で、目まぐるしい変化のある番組でした。MCの磯部さん・琴岡さんも時間配分が大変だったと思います。そのあとは、長崎市元船のgorms nagasakiで、ながさき地域政策研究所の忘年会でした(画像)。

画像IMG_20171227_205841

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 経営, 街作り, 観光, 長崎 | コメントは受け付けていません。

長崎県庁舎落成記念式典に出席~木の温もりを感じさせる7階建ての低層行政棟

12月24日午前9時半から、長崎県庁舎落成記念式典が1階で開催され、ご招待いただき出席させていただきました。行政棟は、7階建ての明るい雰囲気のオフィスで、コンクリートだけでなく、木の温もりを感じさせる低層構造となっていて、8階が展望室です。ほかに議会棟・警察棟・防災緑地があります。事業費433億円でした。金子参議院議員(前知事)が来賓挨拶で言われたように、全国でも珍しい漁港の土地を活用した県庁舎で、当初高層ビルを想定していましたが、景観や防災の観点から低層に変えた経緯があります。私自身、2008年7月から2009年3月に、長崎県県庁舎整備懇話会の副会長、2009年7月から県庁舎基本構想アドバイザーを務めさせていただいており、無事完成したことには感慨深いものがあります。もし長崎駅コンコースとの連結ができれば、より利便性が増すと思います。皆さんも是非行ってみてください。(画像は、式典での中村知事式辞風景。)逕サ蜒終MG_20171224_094400

カテゴリー: 建設, 街作り, 長崎 | コメントは受け付けていません。

NBC長崎放送あさかラ経済コラム12/22放送分「今年の長崎県を明るくした三大ニュース」

12月22日、NBC長崎放送「あさかラ経済コラム」で、「今年の長崎県を明るくした三大ニュース」と題してお話させていただきました。要点は以下の通りです(NBC放送をお聞きになれない地域の方々からのご要望により、本ブログに掲載するものです)。

今年は北朝鮮ミサイル発射・衆議院解散総選挙など、世界・日本ともに激動の1年でした。その中で、長崎県の景気は比較的堅調に推移しました。今年、長崎県を明るくした3大ニュースは次の三つです。

1.Vファーレン長崎のJ1昇格:今年11月11日、Vファーレン長崎が勝利し、J1昇格が決まりました。サッカーファンだけでなく、県民にとっても嬉しい瞬間でした。過去のJ1昇格の例を見ると経済効果は大きく、J2時代の1.7倍程度に拡大することが推計されています。販売額等計数が公表されていないので経済効果の推計には限界がありますが、過去の昇格の例を見ると、少なくとも年間20-25億円程度の経済効果が見込まれます。J1昇格により観客数が約2倍になったチームもありましたから、チケット販売、グッズ・飲食店売上など運営方法によっては、もっと増加することが予想されます。

2.県庁移転と出島表門橋完成:今年11月24日、出島表門橋が完成し出島と対岸が130年ぶりに繋がりました。日本史の教科書に載っている出島の形に一歩近づいたことになります。県庁がある場所は江戸時代に長崎奉行所西役所のあった場所なので、出島と県庁とは歴史的には一体として保存活用されることが望ましいと思われます。新しい県庁はほぼ完成しており、12月24日には式典が開かれます。

3.国境離島新法施行:昨年4月に国会を通過・制定された「有人国境離島地域等措置法」が今年施行され、国境離島に対する様々な補助金等による支援が行われることになりました。これにより、航路・航空路の運賃低廉化や、生活・事業物資輸送費用の負担軽減等幅広い離島支援が行われることになりました。来年は、世界遺産候補「長崎・天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の登録が実現することになれば、離島観光・物産振興に拍車がかかると期待されます。

今年を通して、長崎県が元々有する地域資源を活用して、大きく発展するチャンスが到来したと感じます。次回12月29日の経済コラムでは、2018年以降の長崎県経済を占ってみたいと思います。

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 建設, 街作り, 観光, 長崎 | コメントは受け付けていません。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 133