「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産登録へ

5月4日朝、政府は、ユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)が、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(12資産)を世界文化遺産に登録するように勧告したと発表しました。長崎県では、「明治日本の産業革命遺産」(県内8構成資産)に次いで、2件目の世界遺産となります。今回は、イコモスから「禁教期に焦点を当てるべきである」との指摘を受けた経緯があり、「顕著な普遍的価値」が明確になり、改善されました。長崎県・九州にとって、大変喜ばしいことです。これを機に、私ほかで監修した「ながさき2つの世界遺産を歩く旅」(長崎の教会群とキリスト教関連遺産、長崎の産業革命遺産)(画像)等ガイドブックを手に取っていただき、長崎を歩いて回って(長崎弁では「さるいて」)いただきたいと思います。

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「長崎IR(複合型リゾート)基本構想有識者会議取りまとめ」を長崎県知事・佐世保市長に手交~実現に向けて一歩前進

4月26日午後1時半、マスコミ公開のもと、「長崎IR(複合型リゾート)基本構想有識者会議の取りまとめ」を、委員会座長として、長崎県中村知事・佐世保市の朝長市長に手渡しをさせていただきました。その後、13時50分から15時くらいまで、長崎県・佐世保市・私で記者会見に臨み、私の方から、概要(画像)を約10分で説明させていただき、県・市と一緒に質疑に回答させていただきました。4月26日IR実施法案が、国会に上程される見込みであり、その直前の記者会見となりました。今日初めて、コンセプト・キャッチフレーズ「ユニーク(9)マリンIR」(団結uni+九州9+海marineの意味)が公表されました。IR実現に向けて一歩踏み出しました。

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長崎県立大学30年度「地域振興論」新規開講しました~政策の科学・原理と具体的なプロジェクトを解説

4月21日、長崎県立大学佐世保校で、私の「地域振興論」(土曜集中講義)が始まりました。マクロ経済学・経営学に基礎を置きつつも、政策の背後にある科学的な原理・統計的実証に裏付けられた政策・施策・プロジェクトの在り方を学ぶ内容としています。1日に3コマの講義を5日開催するので、体力が要りますが、学生さんは集中して学べるので、効率的だと思います。30年度の特徴は、人口減少地域が今後地域経営をどのように行うのか、地方財政が厳しくなる環境下で財政運営・公的事業経営(病院・公共交通・上下水道・福祉施設・卸売市場・スポーツ施設・劇場等)をどのように変革するのか、事例を交えて学生さんにも考えてもらい、解説することです。従来の固定観念にとらわれない斬新なアイデア大歓迎です。テキストは拙著「地方創生の成功法則ー地域振興における効果的な人口・観光・物産振興政策のあり方」(博士論文をベースとしたもの)です。(画像は佐世保の風景)

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春の嵐の中を稲佐山中腹で露天風呂を楽しむ~「葉桜や露天の湯面(ゆおも)荒びいて」「湯の街の空一枚の花嵐」

4月7日、春の嵐のような強風が吹く中で、3カ月ぶりに長崎市の「福の湯」に、体調管理のために行きました。その朝には、波立つ長崎港に巨大な国際観光船がゆっくり入港してきました(画像)。「葉桜や露天の湯面荒びいて」露天風呂に浸かっていると、湯の水面が波立ち、葉桜が枝ごと落ちて浮かんでいます。桜も、葉桜も吹き飛ばす程の風が吹き荒れ、眼下の長崎の街も吹き飛ばす勢いでしたが、僕は温かい露天風呂に浸かっていました。「湯の街の空一枚の花嵐」。「空一面」と言いたいところですが、「空一枚」は、雲が速く流れる空が一枚のカンバスだという「見立て」です。どんなに世の中が荒れても騒いでも、心静かに「竹林の七賢人」のようにゆっくりほっこりしたいものです。 

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桜とともに30年度始動~「君の名をたずねし磴の花吹雪」「花萌えて旧家に遺る水車かな」

4月2日は、30年度が始動しました。日本的ではありますが、ながさき地域政策研究所では、年度初めの挨拶や、県庁の部課長へのご挨拶など、人事異動に伴う行事を執り行い、夜は缶ビール程度のささやかな歓迎会を行うなど、あわただしいスタートとなりました。今年は、長崎も桜が満開で、昔の絵に描いたような、入学式・入社式に桜という風景が見られます。気分一新で、元気が漲ってきます。東京では、桜が散り、一部葉桜になっていました。「君の名をたずねし磴の花吹雪」3月31日、アニメ「君の名は」の舞台となった、新宿区四谷の須賀神社では、桜が散り始めていました。「磴」は石段。神社の石段で、二人がすれ違うシーンが印象的です。「花萌えて旧家に遺る水車かな」3月24日に長崎市の登録文化財・吉田家住宅で花見をした際に、桜の庭の片隅に水車の石組の跡が残されて、往時を偲んでいました(画像。2階からの眺め)。

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インバウンド圧力の高まり、異文化理解の重要性を肌で感じる~東京国立博物館「アラビアの道(Roards of Arabia)」

3月31日、久々に東京でゆっくりできる時間があったので、プレミアムパス会員となっている東京国立博物館の企画展示「アラビアの道(Roards of Arabia)」(サウジアラビア王国の至宝)を見ました。アラビア半島は、砂漠ばかりで日本人には余り知られていませんが、イスラム教以前からラクダにより、香辛料・錫等を運ぶ砂漠の交易都市が点在しており、地理学者になりたかった私としては、大変興味がありました。のちにイスラム教の国として栄え、富を蓄積し、今後もサウジアラビアは日本にとって経済的・技術交流的にますます重要な国になります。オスマン朝時代(1635年)のカアバ神殿の扉は、オスマン帝国のスルタンから贈られ、高い文化と経済力を思い起こさせます(画像)。東京・上野公園は、桜が見ごろで、博物館も日本人だけでなく、外国人であふれています。私が25歳~30歳の時に、日本人・中国人がメトロポリタン美術館や現代美術館にあふれていたのと似た現象が近年、東京で見られるようになっています。同時に、日本文化や日本人に対する理解、外国文化・外国人に対する理解が進むと思います。本当の平和は、異文化理解から生まれると思います。今回のサウジアラビアの企画展示は、是非、日本の子供たちに見てほしいと思いました。

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春は新たなスタートの季節~「現世のこもごも杜の花明かり」「島影は切り絵の如く春の海」

3月末は転勤のシーズン。3月22日にジェットフォイルで、市長他にご挨拶するために五島市に行きました。4月からは、シンクながさきに五島市から研修生が来られます。久しぶりに、五島市の武家屋敷通りを歩きました(画像)。五島の海は凪いで、島影が切り絵のようにくっきりと見えました。「島影は切り絵の如く春の海」。最近では、福山雅治さんの「島」シリーズ(NAGASAKI 594 ISLANDS)が県のホームページにアップされており、テレビでも五島や壱岐が取り上げられることが多くなりました。また、桜が咲いてから、長崎市の水辺の森公園のベンチに座って長崎港を眺めていると、五島~長崎間を行き交うフェリーが見えました。3月末は、転勤のために、本土と五島を移動する方々が乗っているのだろうとぼんやり想像していました。「現世(うつつよ)のこもごも杜(もり)の花明かり」3月末から新年度にかけて、去る者と来る者が、それぞれの希望を胸にしながら動きます。

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長崎県地球温暖化防止活動推進センター推進員会議に出席~登録文化財吉田家住宅の花見

3月24日午後、長崎県地球温暖化防止活動推進センター長崎地区推進員会議にセンター長として出席させていただきました。東長崎の芒塚(すすきづか)から歩いて吉田寛重氏宅まで花見。吉田家住宅は登録文化財で、旧農家・米穀商の重厚な造りの母屋と水車の跡(川から引き込んだ水力で臼を使って米を搗いていた)が特徴。推進員皆さんで竈の火起こしから始まり、農園でとれたザボンと甘夏の皮むきをしました。生(なま)のザボンは淡い甘さが特徴で、上品な味。花見の宴は、私が乾杯の音頭を取らせていただいた後、長崎街道弁当(東長崎は旧街道の日見峠に近い)や皿うどんを楽しませていただきました。吉田氏はご夫婦でホノルルマラソンに参加されるほどの健脚で、フラダンスをご披露いただきました。長崎県センター推進員のうち5名は長崎市同センター推進員を兼ねており、小中学校を始めとする推進員活動(出前講座・アドバイザー)の楽しさや課題などをお聞きしました。思い出の長崎での花見になりました。(画像は、芒塚近く。橋梁の工事現場が見える。) 

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飛行機で読んだ一冊⑰~城山三郎「少しだけ無理をして生きる」

長崎と東京の行き来の機内で何度となくボロボロになるまで読んでいる小さな本があります。それは、城山三郎著「少しだけ無理をして生きる」です。城山三郎の代表作「落日燃ゆ」(広田弘毅)・「男子の本懐」(浜口雄幸)・「雄気堂々」(渋沢栄一)の主人公に共通した特徴、「真の人間の魅力」とは何かを浮き彫りにし、この本では「大変な無理だと続かない。大事なのは、ほんの少しだけ、自分を無理な状態に置く。つまり挑戦を続けること」を提案しています。

これら3人を取り上げるほかに、この本では、「指導者の条件」について中曽根康弘さんに聞いた話が書かれており、「非常にやる気があること」「やる気があるけれどもギラギラしていないこと(地味にしていること)」「大変責任感が強いこと」の三つが「将たる器」であるが、さらに、「総理の器」について、「大局をつかむ力(先見性)」「懐の深さ」が追加されるそうです(p.43-44)。日本的なリーダーシップ論は著名な「人間学」者や歴史学者が語っているところですが、「志」を掲げて達成するためには、このような5つの資質が必要になることは多くの方が感じるところでしょう。

次に、城山さんが翻訳した、キングスレイ・ウオード「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」には、人生で大切なことを(あまり出来の良くない)息子に伝えようとしていると書いています(p.66-68)。「とにかくよく準備をしろ」「とにかく挑め」「とにかく人に信頼される人間になれ」などは、孫子の「兵法」をはじめ、東西の思想家・経営者などが言っていることです。また、企業家の条件について、「想像力」「人間性の偉大な観察者」「他人のアイデアを手早く商品化する能力」「自分の信念を守る強い勇気」「情報の重要性」などを上げています。これらを息子にどう伝えて、分からせることができたかどうかに、私は興味があります。たとえ息子であっても、人を動かすには、人間力と工夫が必要だと思うからです(笑)。

筆者の人生を通じた偉人との交流の厚さ、人物研究には驚くばかりで、この本のどこを切っても学ぶべき知恵が詰まっているように感じます。「人間学」と「成功」に興味がある方は、ぜひお読みになって見られたらいいと思います。

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旅立つ君へのメッセージ

3月1日、全国的に「春一番」が吹き、嵐となりましたが、一歩ずつ春が近づいています。この時期になると、自分の大学進学・就職の頃を懐かしく思い出します。これからの日本や世界を作る若い方々に、次の言葉を贈りたいと思います。すでに社会で活躍されている若い方々にも読んでいただきたいと思います。

「旅立つ君へのメッセージ」

1.自分で「道を切り開く」知恵を身に付けてほしいと思います。そのためには、「日々学ぶ」ことが大切です。新聞なども読んで自分で考える習慣を身に付けることが大切です。私が若い時からしてきたのは、岩崎弥太郎・モルガン財閥・メロン財閥・ハワードヒューズなど「偉人伝を読む」ことでした。架空の話でなく、実経験談が一番役に立つし、迫力があって忘れない。特に、「難局をどう乗り切ったか」の部分が一番重要です。そのうえで、「自分は本当に何をやりたいのか」「どんな人間になりたいのか」を自分に問いただすことも同様に大切です。

2.習慣の力は大きいと思います。規則正しい生活を守ることによって、健康で安定した精神を養うことができます。情報収集も習慣化することで、仕事や生活が豊かになります。私が若い時からしてきたのは、朝5時には起きて、テレビ番組を見たり、本を読んだり、仕事の企画書を書いたり、英語を学んだりすることでした。土日には散歩をしたり、現在は、新宿区の須賀神社にお参りに行っています。

3.人との付き合いは量より質が大切です。人を大切にする、困っている人を助けることは、自分に返ってくることになります(「まず与えよ、さらば与えられん」)。そして人からいただいた恩義を忘れないことです。若い時には、異業種交流会で多くの方々と名刺交換をすることなどもあるでしょう。多くの人を知ることは、重要です。しかし、付き合う人は選択しなければならない。人間に与えられた時間は一定だからです。付き合う人を選択する際には、人格的にお互い尊敬でき、本音で議論や意見交換ができる人、仕事や趣味で情報を得たり役に立つ人、などいくつかの「切り口」を考えておくことも有益な方法です。「お互いに高めあえる人」の中から親友が生まれると思います。避けるべきは、誠意のない人、平気で嘘を付く人、利己的で相手を利用しようとだけ考える人です。良い人間関係を築くためには、自分を常に磨くことも大切です。

4.人を見るときは長所を見ることです。人には必ず長所があります。一方、短所は時間をかけたり人に助けてもらうことにより、補うことができます。洋の東西を問わず、成功者の第一条件は、「人の長所を見て、活かすこと」です。松下幸之助氏や本田宗一郎氏の語録・名言集を見ると、そのことがよくわかります。私は、松下幸之助氏に松下政経塾の面接試験でお会いする機会があり、痩身で眼光鋭い中にも優しさが溢れ、人の特徴を一瞬にしてつかみ、「世にエリートと言われる人ほど、もろいものはない。」と言われました。私が23歳だった、あの日のことは一生忘れないでしょう。

5.35歳までは、仕事やボランテイア活動など、どんな経験も進んでするべきだと思います。大きな課題・仕事を与えられれば逃げずにチャレンジすることです。必ず組織や社会が評価してくれて、自分が脚光を浴びるときがきます。そして、その経験が人生100年時代に活きていくと思います。私は、三井銀行(現・三井住友銀行)にいるときに、アメリカ留学でMBAを取得するように命じられたことがあります。当時は、MBA自体、日本では知られておらず、ごく限られた人しか取得することはありませんでした。私は、特に英語が不得意だったので、最初は無理と思いましたが、英語レッスンのアドバイザーから、「MBAはできるだけ若いうちに取得した方がいい。英語力より体力だから。」と言われて、シカゴ大学経営大学院に留学することにしたのです。その後も大学院からadmissionを得るために努力したり、授業も最初は英語についていけず苦労しましたが、その経験から得た学問・人脈・自信等は、その後の人生に大きな影響を与えています。

6.自分のお手本となる「人生の師」を持つことが大切です。尊敬できる人や実績を残す人には、その理由が詰まっています。「人生の師」は父母であってもいいし、高校・大学の先生や、企業経営者であってもいいと思います。人生の師を持つことで、その人の生き様や思考過程を知ることができるし、自分が大きな壁にぶつかったときに、「こんな時、あの方だったらどう解決しただろう」と考えることができるようになります。できれば、2-3人の師を持つのがいいと思います。そして、人生の師を目標にして、日々考えて行動することで、気が付いてみたら、師を超えているということになるでしょう。

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