英語教育を考える~長崎県だからこそ理想の英語教育ができるという話をさせていただきました

最近、高校教育に関する委員会で、英語教育についてお話する機会があり、恥ずかしながら私の高校での英語教育体験・留学時代の体験をお話させていただきました。私は奈良市の公立中学を卒業後、大阪教育大学付属高校に入学しました。幼稚園から高校まで一貫教育が行われている高校(実験校)で、高校から入ると、英語のレベルが全く異なり、ショックを受けたのです。それは、入学試験で求められる読み書きの能力ではなく、ヒアリングや話す能力でした。中学・高校一貫教育をするメリットは、特に数学と英語に現れます。私は、数学は大好きで得意でしたが、英語は大の苦手でした。生徒数が少ない高校では、英語の特別教育を行い、全国から生徒に来てもらうことが可能です。もう一つはアメリカに留学した時の経験です。学校教育や普段の生活など「英語を使わざるを得ない環境」に追い込まれれば、3か月もたてば、聞き取り・会話などはすぐにできるようになります。「英語で考える」(英語で論理を組み立て、表現できる)ことができ、日本語で考えて英語に翻訳しなくてもよくなります。生徒数が少ない高校では、合宿などを通じて、英語しか使えない環境を作ることが可能です。私は、プログラムの作り方次第では、長崎県の離島・過疎地の高校で、質の高い英語教育を実現できると考えています(画像は25歳でシカゴに留学していた時のもの)。http://kikumoriatsufumi.com/wordpress/wp-admin/media-upload.php?post_id=5930&type=image&TB_iframe=1

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KTNリポート「番組審議会便り」に出演~骨肉腫の高校生を扱った「笑って進むよ」ほか重いテーマの3番組の審議結果を報告

3月26日早朝、3/23に収録したKTNテレビ長崎「番組審議会便り」が放映されました。今回は、「変わる長崎の街のカタチ」「小説『沈黙』の旅~遠藤周作と長崎~」「笑って進むよ」の3番組で、いずれも重いテーマです。地方の民放がここまで重いテーマを扱うのは珍しいと思います。最後に司会者から「最近のテレビをご覧になられて感じることやご要望がありましたら一言お願いします。」と聞かれて、今回の審議番組の一つ、がん患者の高校生「夢華さん」の明るい姿を描いた「笑って進むよ」に触れて、次の言葉で締めくくりました。

今回の「笑って進むよ」のような番組は、がんなどの病気を克服しようとする人に勇気を与えると思います。どんな人でも、がんにならないとは言い切れない。そんな場合に、明るい「心の持ち方」がその人自身を救うことになりますが、同時に、周りの人が正しい理解をして、明るく前を向いて歩く人に温かいまなざしを向けて、チャンスを与え、協力することが、結局、助ける人をも救うことになります。そんな「助け合う」社会を作るための番組がほしいと思います。

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「佐世保・北松の近代化産業革命遺産調査研究」報告書を完成させました~「保存と活用」がテーマ

3月25日、長崎県学術文化研究費補助金対象事業「佐世保・北松の近代化産業革命遺産調査研究」報告書を完成させました。本研究は、長崎近代化遺産研究会の菊森・原田・宮川が中心となって、佐世保・北松の炭坑・鉄道・橋梁を中心とする近代化産業革命遺産を研究したもので、特に鉄道に着目し、旧世知原(せちばる)線・旧臼ノ浦(うすのうら)線・旧柚木(ゆのき)線の3線を中心とし、炭坑開発・石炭積み出し港までの輸送経路・沿線の関連近代化遺産を整理しました。その結果を踏まえて、世知原線・臼ノ浦線沿線の観光開発を提案しています。佐世保市は、日本遺産「鎮守府(ちんじゅふ)」に認定され、本研究は、その構成資産27件の一つ、「松浦鉄道㈱鉄道施設群」に密接に関連しています。佐世保は、長崎と同じ産業革命遺産であっても、明治以降の富国強兵政策に沿った軍港整備により、急速に発展した経緯があります。本研究は、県への提出を経て公表したいと思います(画像は、佐々川にかかっていた旧臼ノ浦線の鉄橋跡)。http://kikumoriatsufumi.com/wordpress/wp-admin/media-upload.php?post_id=5920&type=image&TB_iframe=1

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i-ConstructionのTOTAL MASTERS玉里社長が長崎に来てくれました~建設分野のロボット技術

3月25日早朝、いつものようにPCのメールをチェックすると、TOTAL MASTERSの玉里芳直社長(30歳代後半)から「ドイツのハノーバーで行われたCeBIT(日独共同開催の展示会で、コンピュータ部品の見本市)から福岡着で戻ったから長崎に行きます。」とのメールが昨晩20時半頃入っていて、安倍首相他と会っている画像が添付してありました。CeBIT2017は3/20-24開催されました。「今からだとほとんど会えない」とは思いつつ、「今日は長崎にいるからいつでもどうぞ」と返信しておいたら、9時半頃、長崎市大波止の事務所に突然お越しいただき驚きました。昨晩は長崎に泊まったと言っておられました。TOTAL MASTERSは、三重県桑名市の企業で、土木・建設業界で労働者不足を補い、生産性向上・省人化を実現するために、ロボット・IoT技術を用いてi-Constructionをゼネコン等に提供する企業で、経済産業省からも注目されています。2月25日に学会理事会で東洋大学の久留島先生から紹介されお会いしたのが初めてでした。今日は、1時間くらいしかお話できませんでしたが、ドローンやロボットを建設現場に活用するという若い経営者の発想と、年の半分は海外にいるという行動力に驚かされました(画像は玉里社長と)。http://kikumoriatsufumi.com/wordpress/wp-admin/media-upload.php?post_id=5915&type=image&TB_iframe=1

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「長崎市中央部・臨海地域」都市再生委員会出席~長崎を大きく変えるプロジェクト

3月24日午後、長崎県・長崎市共同による、「長崎市中央部・臨海地域」都市再生委員会がマスコミ・傍聴者公開の下で開催され、委員長に選任されました。長崎市中央部・臨海地域には、長崎駅周辺エリア、松枝周辺エリア、まちなかエリア(新大工・浜町・銅座)、中央エリア(出島復元・新長崎市庁舎・県庁舎跡地)といった、今後の長崎の街を大きく変える再開発等のプロジェクトが含まれています。委員からは、①新幹線開業により観光客がどの程度増えるか、②新幹線・在来線で長崎に着いた観光客が、バス・路面電車にどうアクセスするか、③エリア間の回遊をどう進めるか、など多岐にわたる質問が活発に出されました。交通面や人の動線検討に課題が残るとはいえ、巨大な開発計画のほとんどを一挙に説明していただき、大変有意義な委員会でした。

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黒川紀章氏との思い出~建築界の巨人の言葉を振り返る

3月19日、建築家の故黒川紀章氏のことを私が書いたコラムが見つかりました(全国理容総合研究所HP)。長崎県壱岐市「一支国(いきこく)博物館」の設計が彼の遺作となりました。長崎県壱岐から、福岡港・ハイヤー・福岡空港・全日空ジャンボ機最先端の席・羽田空港まで、ご一緒した際に、延々と黒川先生が私に語ってくれた時の思い出です。2007年10月に亡くなられましたが、建築界・都市設計界での業績とともに、世界観・教育観には、学ぶべきものが多いと思い、以下に再掲させていただきます。

黒川紀章さんとの出会い
4月26日、私は初めて日本を代表する建築家黒川紀章さんとじっくり話をする機会を得ました。私は、長崎県壱岐で行われた、原の辻遺跡の委員会で、コーデイネーターを務め、委員の一人として、長崎が好きな黒川さんを県が呼んだのです。彼は世界的な建築家で、マレーシアの国家顧問になるなど、建築のみならず政治や経済のあり方にも興味を持たれる、幅の広い人です。考えてみれば、超多忙な黒川さんが、長崎の離島で開かれる委員会に出席してくれるなど、想像もつかないことです。彼は、原の辻遺跡という、奈良県の明日香にも匹敵し、わが国でも例を見ない「弥生時代の国際交流センター」に興味を持ち、これをどう守り育てるかに関心があったのです。壱岐は「魏志倭人伝」に出てくる「一支国(いきこく)」で、東アジアとの交流が盛んに行われ、古代へのロマンを感じさせる島です。 壱岐での委員会が終わり、全日空で東京まで同行する間に、色々な話をすることが出来ました。日本は再生できるのだろうかとの質問をした際、彼は、「内部の論理が強過ぎて、外の意見に耳を傾けない日本は、自らの力では改革できない。もう私の生きている間には変革することは出来ないだろう。あなたの年代に期待したい。」と言われました。「日本は本当に人材を大切にし、ハイテク化を図ろうとしているのか、疑問に思うことがある。日本では、経済産業省も文部科学省もIT(情報技術)とバイオは分離して考える傾向にあるが、アジアやアメリカでは、ITは遺伝子構造の解明を通じてバイオと密接に関わっている。これが何故理解されないのか。」「国の教育審議会の委員になり、大学を改革するにはどうしたら良いかとの議論はするが、大学関係者当事者が決めるために、自分たちが不利になることはやらない。例えば、大学の先生の半分は英語が自由に話せる人や、外人を登用すべきであると唱えたが、未だに外人の教授は極めて少ない。このため、大学は最も怠慢な社会になっている。」「日本は戦略的な考え方のできない国だ。国も地域も企業もコンセプト(全体を導く方向性や戦略)作りなしには発展できないのにも拘わらず、取捨選択して、一定の方向性を出すというリスクを伴うことができない。」ご自分の経験を踏まえた、色々な意見が出ました。今では、外国政府から呼ばれる方が多いそうです。

私は、コンセプトこそが、国・地域・企業にとって重要であると考えます。組合もサロンも、戦略なしには生き残れない時代が来つつあります。例えば、理容総研は、「営業支援型の組合」「若い人を大切にする組合」というコンセプトを提言しています。後は組合員の方々が、その実現に向けて、どこまで真剣に実行できるかに掛かっていると思います。新しい時代に向け、一歩踏み出す勇気を持ちたいものです。

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長崎県美術館「夢の美術館」展に行きました~東山魁夷「凍池」の表現力に驚き

3月19日午前、長崎県美術館の「夢の美術館ーめぐり合う名画たちー」を鑑賞しました。ちょうど、壱岐市の特別養護老人ホーム「壱岐のこころ」の鬼塚裕司施設長の誕生日なので、鬼塚ご夫妻と一緒に行きました。これは、福岡市美術館・北九州市美術館名品コレクション展でもあり、両館のリニューアル工事に伴う休館により実現したものです。モネやダリやウオーホルなど、名だたる画家の作品が多い充実した展示でした。その中でひときわ目を引いたのが、東山魁夷の「凍池」でした。冬の池で、端から中央にかけて凍っていく様子を描いた絵画で、日本の冬の風景の美しさを感じる作品でした。私は、郷里の三重県伊賀市にある正月堂の脇の小さな池と猫柳の樹を思い出していました。美術館には、25歳の時からアメリカやイタリア・フランス・スウエーデン等世界の美術館巡りをして、優れた作品を肌で感じていたので、関心がありました。忘れることができないのは、2008年12月佐世保市で「新美術館整備基本構想検討委員会」の委員長を務めさせていただいた時のことです。佐世保市の島瀬美術館をより充実させる方針で検討していましたが、実現できなかったことは未だに残念な思い出です。文化施設や新庁舎は、市民・県民の機運が盛り上がり、財政的に多少のゆとりがある時に建設するのがベストで、タイミングを失すると、なかなか建設に着手することが難しいと思います。印象派のコレクションで世界的に著名なシカゴのArt Instituteには、毎月通っていたことがあり、子供たちが床に座って本物の絵を模写する光景を見ていただけに、「市民に親しまれる、次世代を育成する」美術館経営が求められていると思います。

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観光地に住むということ~長崎の中華街から世界を展望する

3月18日、昼食時に長崎の魚・野菜を提供する地産地消レストランで食事をしていたら、外国人の団体が入ってきて、すぐに満員になってしまいました。15年前はローカルな観光地であった長崎に住んで、東京と生育地・奈良を行き来する私にとって、ここ2年位で長崎も奈良も居住環境が大きく変化したと感じます。それは、街中に外国人(欧米人もアジア人も)が増えて、地域住民の行くお店に観光客が来るようになっていることです。レストランや量販店やスーパー銭湯などは、観光客が行かない時間帯に行くという配慮が必要になります。地域経済にとっては、大変ありがたいことです。私は長崎の中華街に住んでいても(何故中華街に住んでいるのか、よく聞かれます。)、海外の外交・経済・金融情報は、海外サイトにwebでアクセスすれば、十分に入って来て自分で世界経済の予測も作成できますし(一部は講演に使ったりマスコミに公表しています)、世界中の市場と取引もできます。「ローカルがグローバルとつながる」時代が来たことを痛感しています。とはいえ、自分で見聞きし、生の情報を得るためには、国の機関や外国などに実際に行って人と会い、体験しないとわからないことも多くあります。「グローバルなチャンスは格段に高まるが、一流のサービスや核心を突いた情報の重要性は変わらない」とでも言えるのでしょうか。事業も、ますます「コモデイテイからハイエンドへ」が求められると思います。http://kikumoriatsufumi.com/wordpress/wp-admin/media-upload.php?post_id=5899&type=image&TB_iframe=1

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飛行機で読んだ一冊⑧「革命的福祉経営戦略」~福祉施設経営者に必要な戦略発想

3月15日夜、長崎から東京に移動するskymark(ヤマトジェット=宇宙戦艦ヤマトのシート)の機内で読んだのが、栗原徹氏(社会福祉法人エスポワールわが家理事長)著「革命的福祉経営戦略」でした。栗原氏は、日本社会福祉事業大学院福祉マネジメント研究科(修士)卒で、日本信販㈱(現三菱UFJニコス)専務取締役のあと、外資系企業のコンサルテイングを行ってきた方です。この本は、社会福祉法人における経営戦略の理論と実際を整理して説明した好著で、私が2000-2001年に書いた、「工務店はサービス業だ」(建築業)や、「21世紀のサロン経営」(理容・美容業)の介護福祉業界版の経営戦略書です。3月16日夜、東京から長崎に戻ってテレビを見ていたら、NHKの「クローズアップ現代+」で、「老人ホームに空きが?増える入居待ちの裏で」という番組が放映されており、特別養護老人ホームの稼働率が96%で(20,000人分空いている)、サ高住(サービス付き高齢者住宅)の中には経営破たんしているところもあるという事実を紹介していました。福祉施設経営に大きな経営環境の変化が押し寄せており、経営の巧拙が問われる時代になってきています。

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豊洲市場問題の教訓(NBCおはようラジオ2017.3.15放送要約)~人口減少時代の公共投資の在り方を考える

3月15日朝のNBC長崎放送ラジオのコラムで、「豊洲市場問題の教訓」と題して、人口減少時代の公共投資の在り方について、お話させていただきました。2月23日東京都庁からテレビ中継された第6回市場問題プロジェクトチーム会議で、私が「市場会計と減価償却の扱い・豊洲市場の経営リスクについて」をプレゼンしたことに関し、地方の施設整備の在り方の参考になります。東京都に比べて財政が豊かでなく、人口が減少する長崎県のような地方において、今後公共投資を行う場合、次の二点に留意することが必要であると思います。①公共施設を建設する場合、その後50年間程度の、修繕・維持管理コスト(ライフサイクルコスト)を含めた事業計画を作って、将来の財政を圧迫するような過大な投資は控えること、②公共施設整備に関する建設費や維持管理コストなどの情報を県民・市民に分かりやすく開示し、みんなが施設の利用に努め、役立つ施設を大切に長く使うこと。長崎市の市民病院や市立図書館のPFI(民間事業体が資金調達を行って公共施設を運営する手法)導入などは、公共施設に民間的経営手法を取り入れた点で評価できると思います。(画像は、私のプレゼン風景。東京都庁のHP都政改革本部で動画公開されています。)

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