小池都知事への報告書手交に出席~知事の言葉「築地のブランドは大切にしていきたい」

6月13日午後2時40分、都庁第一本庁舎7階の記者会見室に小池知事が黒い洋服をまとって現れ、小島座長の隣に立たれました。小島座長から、報告書を受け取られ、私以外に梶田・佐藤・森高の各専門委員が並び、山のごとくいろんな高さでカメラを構えた記者からのフラッシュを3回、浴びました。テレビのスタジオでの照明に慣れている私も、余りのまぶしさに、しばらく、小池知事のお顔がよく見えなかったほどです。今日の報告書手交は、数ある私の経験の中で、CMEのレオ・メラメド会長や松下電器産業(パナソニック)の故松下幸之助氏やアリババ・ドットコムのジャック・マー会長にお会いした時と同様、生涯忘れられない思い出となると思います。
思えば、昨年9月29日の市場問題PT第一回会議で初顔合わせをして以来10か月半が経過し、この間に10回の公式(公開)会議が開催され、豊洲移転の可否・築地市場改修の可能性・豊洲と築地両市場の将来像などが幅広く議論されてきました。やっと報告書を小島座長中心にPTとしてまとめてほっとしています。

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紫陽花のLINE吟行~「シーボルトおたきの悲恋の濃紫陽花」「紫陽花や子ども育ちしマリア園」

6月11日に俳句の先生や仲間と、「紫陽花(あじさい)」をお題にして、LINEグループ上で吟行を行いました。句数は2句。紫陽花と言えば、長崎のシーボルトとお滝さんの悲恋の物語です。原句は、「外国船シーボルトも見た紫陽花や」。国際観光船から降り立つ外国人も、昔のシーボルトのように、長崎の紫陽花を眺めたのでしょうか。ただ、この句では、外国船・シーボルト・紫陽花と材料が三つもあって多すぎます。「紫陽花や子ども育ちしマリア園」長崎の南山手にあるマリア園は、全国から子供が集まる児童養護施設(乳児院)で、様々な境遇の子供の成長を見守るように、紫陽花が青や黄の花を咲かせています。親はどんな気持ちで子供をマリア園に連れて来たかと思うと紫陽花の淡い色が涙にすら見えるのです。でも、子供たちには、新しい人生があります。礼拝堂のマリア像に見守られながら、子供たちはこの施設から巣立っていきます。

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「生涯活躍の街を訪ねて~兵庫県三木市の例」(NBCラジオ「おはようコラム」2017.6.9)

5月下旬、兵庫県三木市の「生涯活躍の街」緑が丘地区センターを訪問し、職員の方から、お話をお伺いしました。「生涯活躍の街」とは、内閣府が進めている政策で、東京圏等を始めとする大都市地域の中高年齢者が希望に応じ、地方や「街なか」に移り住み、多世代の地域住民と交流しながら、健康でアクテイブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるような地域づくりのことです。全国で10か所指定されており、近畿地方では三木市のみです。
三木市緑が丘地区は、昭和45年ころに大和ハウスが中心となって造成された神戸市のベッドタウンで、平成27年人口が8万人、高齢化率が30%ですが、平成72年には、人口が半分の4万人、高齢化率が45%と、急速に人口減少・高齢化が進むと推計されている街です。
三木市の「生涯活躍の街」構想の要点は、①戸建て住宅団地の再生、②住み替えや移住の促進、③高齢者の生活支援、④鉄道(神戸電鉄)を維持、の4点です。また、三木市では、「郊外型住宅団地ライフスタイル研究会」を立ち上げて、産官学協働で生活の利便性を向上させるサービスを研究しています。研究会のメンバーは、関西学院大学・関西国際大学・大和ハウス・コープこうべ・神戸電鉄・神姫バス等です。
長崎県内でも、壱岐市・西海市で「生涯活躍の街」構想が進められています。長崎県も、都市近郊・離島・農山村地域それぞれで高齢化が進んでおり、まだまだ「生涯活躍の街」が必要だと思います。

(このブログは、NBCラジオが聞けない地域の方々からのご要望があるため、概要を掲載させていただいております。)

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雲と海の世界~「入梅や女神大橋雲垂れり」「雲海を割って都庁に降り立ちぬ」「海を割り燕飛び立つ豊洲かな」

6月5日の都庁市場問題プロジェクトチーム会議が終わり、長崎の大波止に帰ってくるといつもの長崎港が待ち受けてくれていました。梅雨に入り、長崎港の入り口にそびえる女神大橋に雲がかかったり晴れたりを繰り返しています。「入梅や女神大橋雲垂れり」。この季節は、全国的に梅雨空で、空からの景色も雲と海だけになります。飛行機で長崎と東京の行き来は雲を跨ぐように、2時間の空の散歩の世界。「雲海を割って都庁に降り立ちぬ」。豊洲・築地市場問題は、僕なりに一つの方向性を出せたと思います。まるで、モーゼの「十戒」(旧約聖書・「出エジプト記」)のように、人類を救うために、神様が海を左右に割って大きな道を用意してくれたかのような壮大な気分になりました。「海を割り燕飛び立つ豊洲かな」。本当は「カモメ」と言いたいところですが、カモメは季語にはなりません。豊洲が俊敏な燕のように高く舞い上がり、発展する将来像が見えています。

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東京都庁市場問題プロジェクトチーム会議第10回(最終会議)に出席~第一次報告書案について

6月5日午後2-4時、東京都庁で市場問題プロジェクトチーム会議第10回がマスコミ公開・インターネット中継の下で開催され、専門委員として出席させていただきました。前回に引き続き、テーマは「第一次報告書案について」で、報告書をまとめる最後の案になりました。卸売市場の在り方・豊洲市場移転案・築地改修案の三部構成となっており、論点整理と、豊洲・築地の将来像がまとめられています。会議の中で、私は、前回に引き続き、豊洲・築地両市場の将来像、中央卸売市場の経営戦略・経営組織・市場会計等の「市場経営」について、コメントをさせていただきました。(画像は6/6日本経済新聞朝刊記事の一部)

1.豊洲市場は、建設済みの施設を使って、「IT化された物流センター」として発展する将来像を描ける。インターネット取引や大手流通業との取引拡大など、「他市場への転送量」・「市場外取引量」(報告書案p.48)が今後も増加する可能性が大きく、この需要を取り込むことによって豊洲市場の取引量もビジネスチャンスも拡大する。築地市場は、「市場内取引量」を対象として、戦前から確立された「築地ブランド」(背後地の銀座・赤坂等の料理屋等に支えられてきた日本の魚食のブランド)を活かした、卸売市場を維持・発展させることができる。ただし、市場内取引量はすでに減少を続けていて、これを早々に底打ちから増加させる必要があり、そのためには、東京オリンピック・パラリンピックを控え、世界に発信する日本食の殿堂・「食のテーマパーク」として発展させることが将来像として必要になる。この点で、豊洲は「量」、築地は「質」を求める市場となる可能性が大きい。

2.これを実現するために、豊洲市場は、物流センターとしてのIT化を、輸送サービスの利便性(トレーサビリテイの担保や荷役の生産性向上)・環境負荷軽減(運行実績管理や輸送管理)を目指して進めることが必要である(P.46)。一方、築地市場は、「卸売業者と多様な卸売業者のネットワーク」という「強みを生かす経営戦略」を実行するために、「市場内取引」を維持・増加させる方策が必要であり、そのためには、①市場経営・企業経営の努力、②卸売・仲卸業者の業界改革、③仲卸業者の新規参入の検討、④卸売・仲卸業者の外資参入の検討を行うことも必要になろう(p.47)。

3.今後の中央卸売市場の発展のためには、市場経営のガバナンスの確立が最も重要で、東京都自体が、市場の経営戦略を中央卸売市場全体と各11市場について策定し、実行計画を始めとするPDCAサイクルを行い、そのために、経営組織を整備することが必要である。中央卸売市場には、経営戦略を企画立案決定する外部有識者も構成員とする「市場経営戦略委員会」(仮称)、その執行機関としての「市場組織」、卸売市場が適法・適正に運営されているかを監査する「市場監査委員会」(仮称)を設置することが望ましい(P.41)。市場経営を維持するための市場再編も、水産・青果・食肉の3つの分野ごとに検討することも必要ではないか(p.43)。

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温泉に浸かって考えたこと④~日本人の得意は柔軟な発想「『福の湯』は街の天辺(てっぺん)山郭公(ほととぎす)」「天辺(てっぺん)の名湯で聴く時鳥(ほととぎす)」

6月4日、久しぶりに長崎でゆっくりした時間を得たので、早朝から福の湯に行きました。温泉は体を温めて免疫力を高め、血圧を下げ、様々な病気の治療に使われます。薬草を湯に入れたり、薬草を煮立てて水蒸気にして浴室で吸い込むというのも治療に使われます。「夏蝶の来て薬湯に身を染むる」夏の蝶ですら疲れて薬湯に浸かりに来ています。ここの温泉は、露天風呂から送電塔の頭を越して眼下に街を見下ろすことができて、鳥や仙人になった気分です。「天辺(てっぺん)の名湯で聴く時鳥(ほととぎず)」「『福の湯』は街の天辺(てっぺん)山郭公(ほととぎす)」鳥や仙人になると、東京都の豊洲問題も、豊洲・築地いずれかというのではなく、それぞれの特徴・強みを活かした土地利用を考える、「第三の道」を考えることも一策だと思うようになります。もちろん、法律や経営・会計の問題をクリアしなければなりませんが、これも工夫次第だと思います。世界の中で、日本人の得意(強み)は柔軟な発想です。僕は頭を坊主にしていることもあり「一休さん」(一休宗純)をLINEなどのキャラクターにしていますが、「その橋わたるべからず」など、頓智が楽しいですよね。一休さんも軍師も、難しい問題や局面程、頓智が必要になるような気がします。

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茂木枇杷(もぎびわ)・猫、そして豊洲の季節~「偉大なる味となりたる友の枇杷」「朧月猫遠吠えの如しかな」「梅雨空や豊洲問題光さす」

6月2日、東長崎の友人が、畑で獲れた茂木枇杷(もぎびわ)を枝についたまま持って来てくれました(画像)。茂木種は日本の枇杷の原種で、果実が小さいのですがとても甘く、素朴な香りが魅力です。「偉大なる味となりたる友の枇杷」(原句:「露地の枇杷鳥突く前に僕が食う」こちらの方は、あまり格調が高くないと思います(笑)。)「朧月猫遠吠えの如しかな」。長崎は猫の街で、少し前からですが、猫が夜中屋根を伝い走り回ったり甘い鳴き声が聞こえて来ます。(原句:「猫が鳴く朧月夜も狂おしく」。)「梅雨空や豊洲問題光さす」。梅雨の季節を前に、東京都中央卸売市場の築地・豊洲問題に光が見え始めました。全国及び東京の市場関係者・都民の皆さんにとっていい結論になればと願います。http://kikumoriatsufumi.com/wordpress/wp-admin/media-upload.php?post_id=6075&type=image&TB_iframe=1

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上田恵三氏(前長崎商工会議所会頭)のご逝去を悼む~社外・経済界外の私を育てていただいた恩人

6月1日長崎新聞・西日本新聞で、上田恵三氏(前長崎商工会議所会頭・長崎自動車会長)の訃報を目にして、驚きもし、ご冥福をお祈りしたいと思います。商工会議所の様々な会議でお会いすることは多かったのですが、それ以外で、今でも忘れられない思い出があります。長崎県の審議会の一つ、「長崎県総合交通計画策定委員会」で、上田氏が会長になられ、私を副会長に指名していただいた時のことです。私が申し上げるのもおこがましいのですが、大変調整能力を発揮され、へき地・離島を抱える長崎県にとって、いい計画を策定させていただけたと思います。議事録にも公開されていると思いますが、バス会社の経営に関しては、委員会の中でも効率性を重視する発言をされ、経営者としての信念を感じました。まだまだご指導いただきたいことが多かったのに、大変残念に思います。言葉もありません。

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講演「古賀十二郎の長崎学」を聞きました~「八仙花古賀十二郎を究めおり」

5月25日夜、平成29年度第1回長崎学ネットワーク会議公開学習会が開催され、会議の理事の一人として出席させていただきました。今回は、長崎市長崎学研究所・藤本健太郎学芸員が「古賀十二郎の長崎学」と題して講演をしてくださいました。古賀十二郎氏(1879-1954年)は、長崎の歴史を研究する際には欠かせない研究家で、「長崎評論」を創刊し、第1期の長崎史談会を組織し、福田忠昭氏とともに「長崎市史」編纂事業に当たりました。長崎市史は大正8年から編纂が始まっており、編修顧問に、三上参次(東京大学)・新村出(京都大学)が就任しており、当時の長崎の歴史研究が全国レベルで行われる契機となりました。「八仙花古賀十二郎を究めおり」。八仙花は、紫陽花の別名。紫陽花は長崎を代表する花で、咲く場所などにより、「七変化」と言われるほど変化する花です。「八」と「十二」を掛けています。「究めおり」は研究を意味します。古賀十二郎のように、一つのことに集中して取り組めることは人間として素晴らしいことです。この長崎学の系譜をどう次世代に継承するかが、長崎の大きな課題です。

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三木市へのミニ吟行(ぎんこう)~「滴りや志染(しじみ)に王の物語」「睡蓮や童の垂れる竿軽く」

5月27日、初めて兵庫県三木市に行った際に、防災公園・三木山森林公園・農業公園(神戸ワイナリー)など、今後の長崎県などの公園施設の運営にヒントになるような施設を、ご案内いただきました。「滴りや志染(しじみ)に王の物語」。三木市防災公園の中にある志染の石室は、「日本書紀」や「播磨国風土記」によると、第20代安康天皇が崩御した後、皇位をめぐる争いが起こり、第21代雄略天皇に斬殺された市辺押磐皇子(イチベノオシワカノミコ)の二人の王子、億計(オケ)と弘計(ヲケ)の兄弟が隠れ住んだ場所と伝えられています。また、ここは、「(窟屋の)金水」と言って、微細藻類の「ひかり藻」が繁殖し水面に浮き上がると、差し込んだ光を反射して黄金色に見える場所としても有名です。「睡蓮や童(わらべ)の垂れる竿軽く」。県立三木山森林公園は、三木市の中心部にあります。広さは、甲子園 球場のおよそ20倍、80万平方メートルで、行くと、いきなり一面睡蓮で覆われた池が目に飛び込みました。白と赤の睡蓮の花が咲いています。その睡蓮の葉の隙間に釣り糸を垂れる子供たちの風景がありました。魚は釣れていないようでした(笑)。自然の生態系を学ぶには最適な公園だと思いました。

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