ブログを始めて今日で7年~書き続けることの楽しさと難しさ

6月1日は長崎では、くんちの「小屋入り」の日。ちょうど7年前の今日、このブログを書き始めました。きっかけは2010年秋に見つかった病気と2011年3月末の治療の終了。人生観が大きく変わりました。人間には寿命があるけど、できるだけ「長く生きたい」、生かされるなら「国や社会の役に立ちたい」、そのためには「一日一日を大切に」という気持ちが強く、今では元気いっぱいです。高校の同級生だった東電福島第一原発の故吉田昌郎元所長や、同年代の友達でも亡くなっていかれる方がおられます。若い経営者たちに勧められて、私の若いころから経験したことや、日ごろ感じることを書き始めたのです。自分では淡々と何気なく書いたことでも、読み手によっては、参考になることもあるようで、反響をいただいて来ました。シンクながさきのHPや、テレビ・新聞・専門誌での記者会見や審議会での発言は公式のもので、記録されるので、なかなか言いにくいこともありますが、ブログはもっと気軽に書けます。「細く・長く」をモットーにブログを続けようと思います。梅雨の合間の長崎のさわやかな光を感じながら。

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社会人となる若い君へのメッセージ(新入社員10か条)

エッセイー社会人となる若い君へのメッセージ(新入社員10か条)

菊森 淳文

1.目標とする先輩を見つけましょう

自分の人生の目標を新入社員の時から見つけるのはなかなか難しいですが、「こんな先輩のようになりたい」と思うことは比較的簡単です。目標とする先輩を見つけましょう。また、経験の少なさを補うために、新聞や本を読むことも目標を設定することに役立ちます。

私の場合、三井住友銀行の調査・企画部門で優れた先輩(上司)に調査・企画の基本から学ぶことができたことが成長の大きな原動力となったと、今になって思います。調査については、当時の常務取締役 後藤調査部長(九州大学・博士)から、調査の手本としての「満鉄調査部」の多彩な人材の集積の話を伺い、同氏から依頼の作業をしているうちに、「価値のある調査」とは何かを考えることになりました。

また、企画マンとして成長する過程で忘れられないのは、矢作氏(のちに副頭取となる)で、私が大蔵省担当として、金融先物取引法の制定に民間人として参画した際に、「東京だけでなく、大阪にも設置するべきだ」という主張が関西政財界から出されて、それにどう対応するかという論を張る必要にかられて困っていたところ、矢作氏は「そんなの簡単だよ」と言って、私に論破するロジックを考えろと指示されました。私の「どんな問題でも、解決できない問題はない」という「とんちの精神」は、矢作先輩によって鍛えられたといっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

2.人に可愛がられる人になりましょう

人は人に評価されて成長していきます。豊かな人生を送るためには、人に可愛がれることが必要で、そのためには、要領のいい人よりも、素直で正直な生き方の方が、チャンスをつかみ易いと思います。人に可愛がられる人になりましょう。

私の場合、「田舎者」で単純な人間なので、企業内外の方に比較的かわいがっていただいて成長してきたと思います。例えば、三井銀行に入行し、大阪西支店勤務となり、最初の3年間、銀行の新人として、預金・得意先・融資を1年ずつ経験しました。これが貴重な3年で、得意先係で、営業の面白さを知りました。大阪西支店は、当時住友銀行の立売堀(いたちぼり)支店(どてらい奴で有名な、鉄鋼商社の集積があった地域)が競合店で、そこで日本の鉄鋼業界のことをオーナー社長一族からじっくり学ぶことができました。同じく、この地域には、木材商社・セメント商社・金属商社なども集積していて、日本の素材産業の動向をつぶさに学びました。また、大阪のオーナークラスからずいぶん可愛がっていただき、人生の送り方や商売の仕方など、様々なことを教えていただきました。私がエコノミストとして活躍できる基礎はここで形成されたと言っても過言ではありません。

 

 

3.複数のコミュニテイに属し、色んな人を観察しましょう。

若い時は仕事の仲間だけでなく、趣味や地域の集まりなど、複数の異なったコミュニテイに属し、人間を多面的に観察することは重要です。また、人は自分の鏡という面もあるので、人と交わることは、自分をより深く知ることにもなります。

私の場合、三井銀行に入行して4年目に留学命令が出て、アメリカのシカゴ大学のMBAコースに行くことになりました。留学先で、銀行の中にいるだけでは経験しにくい、様々な企業から派遣されたり、自費で留学している方々にお会いすることができ、のちの人生に大きな影響を及ぼしてきました。他の企業から派遣されてきた人の中には、極めて優れた方が多く、私の至らなさを感じることも多かったことを記憶しています。これらの中には、ブリジストンの津谷社長を始め、現在第一級の経営者として活躍している方も多いです。

 

 

4.人との出会いにより、チャンスをつかみましょう

人との出会いにより、チャンスをつかみましょう。上司や先輩などから頼まれたら、20歳代では断らず、まずは引き受けてみることが大切です。仮に失敗しても、若いうちは立ち直れるし、失敗をチャンスと考えて、次回同じ過ちをせずに成功に導けば、より大きな人間になることができます。そして、チャンスは人からしかやって来ません。人との出会いにより、チャンスをつかみましょう

私の場合、現在はシンクタンカーとして、公益財団法人ながさき地域政策研究所の理事長を務めさせていただいておりますが、前職の日本総研も同じで、自分で広告を出して営業することは効果的ではありません。そんなことをすれば、自らが有名でないと言っているようなものです。ただ、学会発表をして論文が受賞して評価されたり、単著を数冊出版したり、講演やシンポジウムに全国から呼ばれたり、あるいは自ら企画してシンポジウムを行うことはできます。多くのチャンスは、知人・友人のネットワークからいただくことが多いと感じます。

 

 

 

 

5.キャリア形成を意識してやりましょう。

人生は長いようで短いです。結婚や子育てで20-30歳代はあっという間に過ぎていきます。社会人となって、「まだまだ先がある」と思わずに、より良い人生に向かって、キャリアを重ねていくことが重要です。これには、体系的な学習と、直感的な経験とがあり、いずれも大切です。何事もキャリア形成を意識してやりましょう。

私の場合、体系的な学習は、MBAのほか、国家試験の取得のための勉強が効果的でした。私は実学指向で、学問のための学習をあまり好みませんでしたが、銀行が資格取得を推奨していたこともあり、証券アナリスト検定会員や中小企業診断士の試験を同時に1年で取得しました。人生の中には、子育てなど、学習の障害になると思われるイベントが幾つもあります。したがって、資格は取れるときにとっておくことが必要と思います。直感的な経験は、体系的な学習より、ずっと重要です。世の中は実務と経験で成り立っているからです。

私は銀行の営業よりも、調査・企画に適性があったようで、銀行は、私を企画部門・シンクタンクに配属しました。その中でも異色の経験は、「リスク管理システム」の開発プロジェクトでプロマネを務めさせていただいたことです。これは銀行の不良債権問題が発生して、銀行経営の中でリスク管理の占める重要性が高まったことにより、各銀行独自にポートフォリオが持つリスク量を日々算定する数学ロジックを盛り込んだシステムを開発するものでした。京都大学理学部数学科の博士号を取得した西口さんがプロジェクトチームに入り、「モンテカルロシミュレーション」を用いた計算を、スーパーコンピュータで高速計算する手法を採用しました。今なら、パソコンレベルでAI(人工知能)を使ったシステムで簡単に算定することができると思います。しかし、世の中はどうなるかわからないもので、この時に「理系と文系の間」をどう翻訳するかという特技を習得することになります。私が現在、理系大学の総合情報学部で教授を務めているのも、この時の経験が役立っていると思います。「数学や論理を嫌がらない」ことが必要だと思います。


 

 6.自己投資を常に心がけましょう。

若い時代、特に20歳代はあまりお金もなく、忙しく、なかなか自分への投資を行うことがしにくい面があります。仕事につながる勉強や資格取得、体力をつけるためのジム通い、一流の方々の講演をお金を出して聞きに行くことなど、すべて将来に活きる自己投資です。貯蓄も大切ですが、自己投資は若い年代でしておかなければ、実りある人生を送れないのではないかと思います。自己投資を常に心がけましょう。

私の場合、若い時に、銀行以外に、中小企業診断士の勉強会や、システムベンダーとの交流や、学会活動などを通じて、色んな方々から様々な依頼を受けてきたことが、自己投資になっていたと思います。また、留学時代に、欧州やアジアなどを1か月かけて旅行したことも、今から考えると貧乏旅行ではありましたが、世界の博物館・美術館巡りをしたり、北欧の離島航路に乗ったり、自分目で見て足で歩いた経験は、現在のシンクタンク・経営の仕事に生かされています。ユダヤ人の友達の話しとして、身に着けた知識は決して誰にも取られないということも真実です。


 7.いくつかの専門性を身に付けましょう。

人間は企業の中で、自分を光らせるには、少なくとも一流の専門性を持った分野が必要です。でもそれだけでは、企業の中で、専門家(法律・会計・技術等)として生きていくことになって仕舞います。そこで、T字型の人生が大切で、一つは誰にも負けない専門分野を持ちつつ、ほかの分野で、一般常識以上に得意な分野を1-2個作ることが、将来管理者や経営者になったときに役立ちます。いくつかの専門性を身に付けましょう。

私の場合、現在のシンクタンク経営の中で、大変幅広いことをやっていると思われがちなのですが、実はすべて「経営」です。自治体も、公営企業体も、民間企業も、NPOも、経営が成り立たなければ持続できません。その中でも、地方財政やPFIや公立病院等は専門的なノウハウが特に必要な分野で、これも柱となりえます。

 

 

8.「あひるの水かき」をやりましょう。

あひるは池を悠々と泳いでいるように見えても、実は水面下の足を一生懸命にかいて、沈まないように、前に進むように努力しています。どんな売れている芸人でも、表に出ないところで、ネタを何度も書き直して改良したり、芸を磨くために何度も練習して見えない努力をして研鑽を積んでいます。会社員も同じで、会社では見られないけど、土日、一生懸命に仕事関係の勉強をしたり、専門家に会ったりして知識と経験を蓄えています。若い時には、これは競争に勝つためと思いがちなのですが、特定の専門分野で本当のライバルは、数えるほどしかいません。一定のレベルに達すれば、競争相手は自分自身や自分の「なまけ心」であることがわかります。「あひるの水かき」を苦労なく続けられることが勝利の方程式であることに気づくはずです。

私の場合は、金融法務が好きで、銀行で入行1年目から若手職員向けの研修講師を務めさせていただいたり、チャンスを頂いてきました。法律の論理性に興味がありましたが、若い時には銀行業務は面白いことばかりとは言えません。ただ、金融法務は銀行実務に不可欠で、判例も多く、習熟するには時間がかかります。そのうち、銀行協会関係で研究会に参加するようになり、中央大学法学部の伊藤先生の勉強会に出席したりしているうちに、学会発表や、土曜日には神奈川大学で「金融法」の講師を務めさせていただくようになりました。この経験が、後に、金融庁・地方財務局の政策理論研修の講師をさせていただくことにつながっていきます。「地道な努力は必ず報われる」は真理だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.人を喜ばせましょう

親や先輩や後輩や、色んな人を「喜ばせる」ことが、人の評価を高め、いずれ、必ず自分に返ってきます。人を喜ばせることは、必ずしもお金を使うことではありません。困っている人を助ける、同じ目線に立って親身に相談に乗ってあげる、30歳代以降は、仲人を引き受けたり、会社の仲間に学生時代の友人を紹介して出会いの場を提供することなどもできるのではないでしょうか。若い時には、どうしても自分や家族のことで精いっぱいで、他人のことに構ってあげられないことが多いものです。進んで喜ばせることは難しくても、アドバイスを求められたり、悩みを打ち明けられた時に、親身に相談に乗ってあげることも人を喜ばせることにつながります。

私の場合、IPO(株式公開)を目指す、やる気のある若い方々の集まりに対し、アドバイザーとして参画したことがあります。日本に新しいビジネスモデルを作る試みで、私もインターネットビジネスを研究していたので、楽しくアイデアを出し合い、時にはリードし、ともに成長すると言ったほうが良いかもしれません。その後、「経営アドバイス」を通じて、全国理容生活衛生同業者組合連合会に作っていただいた全国理容総合研究所の研究主幹を経験させていただいたり、今は世界的なガーデンアーテイストとして活躍されている石原和幸氏との交流など、いくつかの業界団体や企業経営者との関係を作ってきました。その時々は必ずしも「喜ばせる」ことばかりではなかったと思いますが、後で振り返ると喜んでもらえる行動を取ってきたと思います。

 

 

10.良い習慣を続けましょう。

人は、いつもいつも意識して行動することがなかなかできないものです。放っておいても、朝早く起きて勉強したくなる、土日はスポーツしたくなる等、行動を習慣化すると、考えなくても自然に体が動くようになります。そして、気が付けば無理なく目標を達成してることでしょう。良い習慣をつけましょう.「習慣こそ力」です。

私の場合、若い時から朝方人間で、朝、情報収集や読書や仕事をする習慣がありました。これは、両親が兼業農家で、子供の時に早朝から畑仕事を手伝ったり、両親と村内(三重県伊賀市島ケ原)をマラソンしたりしてきたことが習慣となっているものです。頭のすっきりした朝にできるだけ仕事を済ませてしまうことが、若い時は勿論、長い人生を振り返ると大きなメリットになったと思います。

 

 

○ 三つの時代

人生の18-22歳から65歳までの時間を三つに分けると、「知識・技芸を身に付ける時代」「実行力を付ける時代」「人間力を高める時代」に分かれると思います。

人間は最終的には、これら三つの時代を経験することにより、自分と社会のより良い進化のために、「発言力」・「多くの方々を巻き込む力」が求められると思います。若い時代は、そのための基礎を築く時期です。こんなキャリアプランを考えながら、日々目先のことも馬鹿にせず、一つ一つ、一歩一歩取り組んで、困難なことがあっても乗り越えていきましょう。

 

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「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産登録へ

5月4日朝、政府は、ユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)が、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(12資産)を世界文化遺産に登録するように勧告したと発表しました。長崎県では、「明治日本の産業革命遺産」(県内8構成資産)に次いで、2件目の世界遺産となります。今回は、イコモスから「禁教期に焦点を当てるべきである」との指摘を受けた経緯があり、「顕著な普遍的価値」が明確になり、改善されました。長崎県・九州にとって、大変喜ばしいことです。これを機に、私ほかで監修した「ながさき2つの世界遺産を歩く旅」(長崎の教会群とキリスト教関連遺産、長崎の産業革命遺産)(画像)等ガイドブックを手に取っていただき、長崎を歩いて回って(長崎弁では「さるいて」)いただきたいと思います。

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「長崎IR(複合型リゾート)基本構想有識者会議取りまとめ」を長崎県知事・佐世保市長に手交~実現に向けて一歩前進

4月26日午後1時半、マスコミ公開のもと、「長崎IR(複合型リゾート)基本構想有識者会議の取りまとめ」を、委員会座長として、長崎県中村知事・佐世保市の朝長市長に手渡しをさせていただきました。その後、13時50分から15時くらいまで、長崎県・佐世保市・私で記者会見に臨み、私の方から、概要(画像)を約10分で説明させていただき、県・市と一緒に質疑に回答させていただきました。4月26日IR実施法案が、国会に上程される見込みであり、その直前の記者会見となりました。今日初めて、コンセプト・キャッチフレーズ「ユニーク(9)マリンIR」(団結uni+九州9+海marineの意味)が公表されました。IR実現に向けて一歩踏み出しました。

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長崎県立大学30年度「地域振興論」新規開講しました~政策の科学・原理と具体的なプロジェクトを解説

4月21日、長崎県立大学佐世保校で、私の「地域振興論」(土曜集中講義)が始まりました。マクロ経済学・経営学に基礎を置きつつも、政策の背後にある科学的な原理・統計的実証に裏付けられた政策・施策・プロジェクトの在り方を学ぶ内容としています。1日に3コマの講義を5日開催するので、体力が要りますが、学生さんは集中して学べるので、効率的だと思います。30年度の特徴は、人口減少地域が今後地域経営をどのように行うのか、地方財政が厳しくなる環境下で財政運営・公的事業経営(病院・公共交通・上下水道・福祉施設・卸売市場・スポーツ施設・劇場等)をどのように変革するのか、事例を交えて学生さんにも考えてもらい、解説することです。従来の固定観念にとらわれない斬新なアイデア大歓迎です。テキストは拙著「地方創生の成功法則ー地域振興における効果的な人口・観光・物産振興政策のあり方」(博士論文をベースとしたもの)です。(画像は佐世保の風景)

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春の嵐の中を稲佐山中腹で露天風呂を楽しむ~「葉桜や露天の湯面(ゆおも)荒びいて」「湯の街の空一枚の花嵐」

4月7日、春の嵐のような強風が吹く中で、3カ月ぶりに長崎市の「福の湯」に、体調管理のために行きました。その朝には、波立つ長崎港に巨大な国際観光船がゆっくり入港してきました(画像)。「葉桜や露天の湯面荒びいて」露天風呂に浸かっていると、湯の水面が波立ち、葉桜が枝ごと落ちて浮かんでいます。桜も、葉桜も吹き飛ばす程の風が吹き荒れ、眼下の長崎の街も吹き飛ばす勢いでしたが、僕は温かい露天風呂に浸かっていました。「湯の街の空一枚の花嵐」。「空一面」と言いたいところですが、「空一枚」は、雲が速く流れる空が一枚のカンバスだという「見立て」です。どんなに世の中が荒れても騒いでも、心静かに「竹林の七賢人」のようにゆっくりほっこりしたいものです。 

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桜とともに30年度始動~「君の名をたずねし磴の花吹雪」「花萌えて旧家に遺る水車かな」

4月2日は、30年度が始動しました。日本的ではありますが、ながさき地域政策研究所では、年度初めの挨拶や、県庁の部課長へのご挨拶など、人事異動に伴う行事を執り行い、夜は缶ビール程度のささやかな歓迎会を行うなど、あわただしいスタートとなりました。今年は、長崎も桜が満開で、昔の絵に描いたような、入学式・入社式に桜という風景が見られます。気分一新で、元気が漲ってきます。東京では、桜が散り、一部葉桜になっていました。「君の名をたずねし磴の花吹雪」3月31日、アニメ「君の名は」の舞台となった、新宿区四谷の須賀神社では、桜が散り始めていました。「磴」は石段。神社の石段で、二人がすれ違うシーンが印象的です。「花萌えて旧家に遺る水車かな」3月24日に長崎市の登録文化財・吉田家住宅で花見をした際に、桜の庭の片隅に水車の石組の跡が残されて、往時を偲んでいました(画像。2階からの眺め)。

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インバウンド圧力の高まり、異文化理解の重要性を肌で感じる~東京国立博物館「アラビアの道(Roards of Arabia)」

3月31日、久々に東京でゆっくりできる時間があったので、プレミアムパス会員となっている東京国立博物館の企画展示「アラビアの道(Roards of Arabia)」(サウジアラビア王国の至宝)を見ました。アラビア半島は、砂漠ばかりで日本人には余り知られていませんが、イスラム教以前からラクダにより、香辛料・錫等を運ぶ砂漠の交易都市が点在しており、地理学者になりたかった私としては、大変興味がありました。のちにイスラム教の国として栄え、富を蓄積し、今後もサウジアラビアは日本にとって経済的・技術交流的にますます重要な国になります。オスマン朝時代(1635年)のカアバ神殿の扉は、オスマン帝国のスルタンから贈られ、高い文化と経済力を思い起こさせます(画像)。東京・上野公園は、桜が見ごろで、博物館も日本人だけでなく、外国人であふれています。私が25歳~30歳の時に、日本人・中国人がメトロポリタン美術館や現代美術館にあふれていたのと似た現象が近年、東京で見られるようになっています。同時に、日本文化や日本人に対する理解、外国文化・外国人に対する理解が進むと思います。本当の平和は、異文化理解から生まれると思います。今回のサウジアラビアの企画展示は、是非、日本の子供たちに見てほしいと思いました。

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春は新たなスタートの季節~「現世のこもごも杜の花明かり」「島影は切り絵の如く春の海」

3月末は転勤のシーズン。3月22日にジェットフォイルで、市長他にご挨拶するために五島市に行きました。4月からは、シンクながさきに五島市から研修生が来られます。久しぶりに、五島市の武家屋敷通りを歩きました(画像)。五島の海は凪いで、島影が切り絵のようにくっきりと見えました。「島影は切り絵の如く春の海」。最近では、福山雅治さんの「島」シリーズ(NAGASAKI 594 ISLANDS)が県のホームページにアップされており、テレビでも五島や壱岐が取り上げられることが多くなりました。また、桜が咲いてから、長崎市の水辺の森公園のベンチに座って長崎港を眺めていると、五島~長崎間を行き交うフェリーが見えました。3月末は、転勤のために、本土と五島を移動する方々が乗っているのだろうとぼんやり想像していました。「現世(うつつよ)のこもごも杜(もり)の花明かり」3月末から新年度にかけて、去る者と来る者が、それぞれの希望を胸にしながら動きます。

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長崎県地球温暖化防止活動推進センター推進員会議に出席~登録文化財吉田家住宅の花見

3月24日午後、長崎県地球温暖化防止活動推進センター長崎地区推進員会議にセンター長として出席させていただきました。東長崎の芒塚(すすきづか)から歩いて吉田寛重氏宅まで花見。吉田家住宅は登録文化財で、旧農家・米穀商の重厚な造りの母屋と水車の跡(川から引き込んだ水力で臼を使って米を搗いていた)が特徴。推進員皆さんで竈の火起こしから始まり、農園でとれたザボンと甘夏の皮むきをしました。生(なま)のザボンは淡い甘さが特徴で、上品な味。花見の宴は、私が乾杯の音頭を取らせていただいた後、長崎街道弁当(東長崎は旧街道の日見峠に近い)や皿うどんを楽しませていただきました。吉田氏はご夫婦でホノルルマラソンに参加されるほどの健脚で、フラダンスをご披露いただきました。長崎県センター推進員のうち5名は長崎市同センター推進員を兼ねており、小中学校を始めとする推進員活動(出前講座・アドバイザー)の楽しさや課題などをお聞きしました。思い出の長崎での花見になりました。(画像は、芒塚近く。橋梁の工事現場が見える。) 

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