精神障害者社会復帰施設協会定期総会での講演

7月23日、2011年度長崎県精神障害者社会復帰施設協会定期総会が開催され、「今後の社会福祉事業所に求められる経営的視点」と題して講演させていただきました。「経営とは何か」原点を見つめ、「経営のポイント」として、①トップマネジメント機能、②経営基盤の確立=事業体内部の経営環境を整備すること、③経営者のリーダーシップと職員の意識改革、「今後の経営に求められるもの」として、①公共性・理念と使命感、②持続可能性のある自立した経営、③利用者満足度を高める経営(CS=customer satisfaction)、④従業員満足度を高める経営(ES=employee satisfaction)について説明いたしました。私は病院や様々な福祉施設の経営アドバイスをさせていただいていますが、共通しているのは、A.経営を持続させるための収支バランスのとり方、B.「人」の尊厳・「心」を大切にすること、C.人を対象とするサービス業としての人材教育です。県内の精神障害者社会復帰施設の経営者の方々の熱心な態度に責任の重さを感じました。

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

福祉施設経営研究のための訪問

7月19日午前、福祉施設経営研究のために、諫早市有喜にある特別養護老人ホーム「天恵荘」盲養護老人ホーム「光明荘」を視察させていただき、医療法人和光会・社会福祉法人寿光会理事長出口喜男氏・亀井道信氏ほかに一時間程度これまでの経営と今後の展望についてお伺いいたしました。また、光明荘では、目が見えない状態の体験をし、田中施設長・池永副施設長に施設をご案内いただきました。出口理事長が市に公営施設の民間委託を提案して運営コストを大幅に引き下げた話は印象的でした。午後は、東長崎のグループホームなぎさ、デイサービス「さざなみ元気センター」を訪問し、山下社長・光武施設長に福祉分野進出のきっかけや施設経営のポイントについてお伺いいたしました。特別養護老人ホームは社会的ニーズが大きいため、政府の政策によっては認可を緩和することが必要ではないかと感じました。

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

理容業界での楽しい再開

7月16日、全国理容生活衛生同業組合連合会の菊池信彦事務局長と、ヘアサロン大野グループの大野悦治代表に久々に会いました。大野先生はお父様が理容業に近代的経営を取り入れて日本の理容業をリードする成功されており、大阪のヒルトンに次いで、最近も東京のニューオータニに2店舗同時に出店(カットだけで1万円のお店)するなど、積極的かつ堅実な経営をされています。翌17日はご子息の結婚式だったにも関わらず、遅くまで日本の理容業の将来を語り合いました。今後、日本の理容技術でアラブやヨーロッパの王室までも顧客にする店をロンドンに開業したいとおっしゃっておられました。日本の理容・美容技術は海外でも高く評価されており、十年以上も前にニューヨーク五番街のMOMOTAROさんを訪ねたことがありますが、アメリカの女優や新日鉄の社長なども来られていたのを覚えています。私は世界の同業の中で、日本の理容技術の最大の特徴は、カットやエステの技術だけでなく滑るような肌を作り上げる「シェービング」にあると思っています。菊池事務局長とは長崎県小値賀町の観光大使を務める東洋文化研究家のアレックス・カー氏の話で盛り上がりました。特に小値賀や祖谷渓(徳島県)の古民家再生に興味を持っておられました。二人とも全国理容総研の仕事で長崎に来て、長崎大学医学部の先生にシンクながさきで講演をお願いしたことがあり、浜口町の寿司屋「桜井」で食事をしたことから、すっかり長崎好きになっていただいています。16日はまたの再開を約束して別れました。

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

椿による島おこし

7月8日、五島市の中尾郁子市長にお会いした際、資生堂が主力のヘアケアブランド「TSUBAKI」に五島列島の椿油を新たに配合して、髪の保湿効果を高め「艶髪」を作る商品の販売を開始した話題が出ました。7月からのテレビコマーシャルで「五島」とは表示されていないが、五島の風景が採用されています。長崎県の椿油の生産量は年間19klと全国トップクラスですが、椿で有名な地域は大島など他にもあり、全国的にあまり知られていません。これを機に、五島列島を「椿」で情報発信し、世界遺産候補となっている「長崎の教会群」へとつなげていきたいと思います。五島市では、平成21年3月に「つばき」振興計画(「日本一の椿の島づくり計画)を策定し、椿油の生産量を5年間で14klから21klへと1.5倍に増やす計画を打ち出しています。椿油のブランド化により、椿油の販路拡大を図り、雇用創出と耕作放棄地解消を目指しています。椿油は主として、化粧品と高級食用油の二つの用途があり、オリーブと似ています。化粧品だけでなく、高級食用油の分野でも、五島ブランドを作って販売することにより、原料ではなく、加工の付加価値分を地域が得ることができます。地元の加工業を育成し、他の椿産地との競争力のある商品開発を行うことが、今後の方向性として重要です。私は以前、理容・美容業関連企業と親しく、カネボウさんと長崎県の椿・びわを使った化粧品・石鹸の開発を検討したことがあります。その時は、カネボウさんが企業再生をすることになり、実施できませんでした。今回は、資生堂のブランド力・販売力により、五島の椿を全国に売り出すことができた重要な一歩です。このチャンスを活かし、五島列島の食や観光を含めたブランド化を図っていきたいものです。

カテゴリー: 長崎 | コメントは受け付けていません。

東長崎ペーロン大会見学

7月10日、東長崎で行われたペーロン大会を見学し、その後、蠣道一丁目の山下政郎宅で食事をいただきました。地元の町内会の方々以外に、浮立(ふりゅう)保存会の会長、学校の校長・教頭他先生方や東洋ガスの役員・社員の方々も来られ、にぎやかな中、12時過ぎに長崎市の田上市長も来られました。私が生まれた三重県伊賀市島ヶ原村の田舎の宴会を思い出しました。お料理は卓袱(しっぽく)の家庭版を基本にして、お祝い事なので鯨のベーコンが出されていました。矢上団地の方々も沢山来られ、東長崎・矢上地区の交流拠点になっていました。快晴に恵まれ猛暑となったため、早々にお暇を申し上げました。

カテゴリー: 長崎 | コメントは受け付けていません。

ソーシャルビジネス普及啓発セミナーでの講演・コーデイネイト実施

7月8日五島市、9日新上五島町でソーシャルビジネス普及啓発セミナーが開催され、その中で、「ソーシャルビジネス概論」と題して講演させていただきました。これは、長崎県の雇用労政課が企画し、当財団で実施させていただいたものです。講演では、「ソーシャルビジネス55選事業例」や長崎県にとって必要な5つのビジネスモデルについても説明いたしました。講演の後、実践者による事例発表、私がコーデイネートしてパネデイスカッションが行われました。五島市ではNPO法人アクロス五島濱崎事務局長と福江島おんだけ振興会田中事務局長、新上五島町ではNPO法人つばきネット近藤事務局長と上五島やぶ椿会岩永代表に事例発表をしていただきました。パネルデイスカッションでは、五島市商工振興課の山田様と新上五島町まちづくり推進課の坂下係長様にも行政の立場から参加いただきました。梅雨明けの強い日差しが照りつけるなか、五島市・新上五島町とも25名程度の住民の方々に出席いただき、質疑応答を兼ねた交流会では、当初の顧客獲得やマーケテイングをどうするか、資金をどのように得ていくか、五島ブランドをどう確立するかなど、真剣な質問・議論が繰り広げられました。また、国のふるさと雇用制度の一層の充実や要件緩和を図ってほしいとの声が住民から出されました。離島・半島は少子高齢化が最も進み、「日本の将来の縮図」なので、社会的課題の解決を目指すソーシャルビジネスの成功事例を多く作りたいと思いました。そのためにも、9月以降「アドバイス会」で具体的なビジネスモデル構築支援を行いますが、さらに恒常的な支援組織として、3年前から私が提唱してきた、中間支援組織が必要だとの感を強くしました。

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

佐世保市総合計画トップインタビュー実施

佐世保市総合計画策定をお手伝いさせていただく一環として、7月7日、佐世保市朝長則男市長と佐世保商工会議所前田一彦会頭のご意見を佐世保市の企画ご担当と一緒に伺いました。市長からは、マニフェストの重要政策すなわち、①東アジアへ向けた九州サブ・ゲートウエイ構想の推進、②行政改革の推進、③各産業の振興による雇用の確保、④各地域のまちづくりの推進(中心市街地活性化、地域核形成、合併地域活性化)、⑤地域医療再生、こども発達センター再整備、交通不便地区対策など医療・福祉政策の充実、⑥基地問題への積極的取組、⑦石木ダム建設促進等による水源確保などについてお話を伺いました。さまざまな分野の方々から積極的なご意見をいただき、やるべきことは明確で、将来性あふれる佐世保市の総合計画とすることができると心を強くいたしました。

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

長崎近代化遺産研究会出席

7月6日、私が理事を務める長崎近代化遺産研究会(会長:宮川雅一氏)で、ガイドブック「長崎県の石炭産業と近代化遺産」の原案について内容精査を行いました。これは、長崎県産炭地域振興財団の助成対象となっている事業で、石炭を知らない若い世代にもわかるように、世界・日本・長崎県の石炭の歴史と日本の近代化に果たした役割を整理するものです。長崎県を訪れる修学旅行生や、地元高校生等にも学習してもらえるような内容で、県内の各炭鉱、炭鉱をきっかけに建設された鉄道・橋梁・上下水道・通信施設・防衛施設等のインフラ整備、「九州・山口近代化産業遺産群」の構成候補遺産、石炭に関する県内資料館の紹介を掲載しています。端島(軍艦島)は全国的に知られるようになりましたが、その他の近代化遺産はまだ余り知られていません。特に、北松炭田については、当時の日本を代表する大手企業が開発したにも関わらず、地元の住民すら記憶が薄れ、研究者の世界でも長崎大学の岡林教授以外、あまり研究されてきませんでした。このガイドブックの活用次第によっては、近代化遺産を梃子にして新たな観光振興が図れることはいうまでもありません。また、「長崎県の石炭の歴史は日本の近代化の歴史」であることを長崎県や九州の方々に理解してもらうためのシンポジウムや高校向け出前講座も、9月以降開催する予定です。

カテゴリー: 長崎 | コメントは受け付けていません。

7月4日、長崎県職員・市町職員を対象とした「経済動向分析研修」が一日かかりで行われ、講師を務めました。以前は日本経済分析と地域経済分析を各一日かけて行っていましたが、現在は一日で二つの内容をカバーしています。この講座は受講が任意となっていますが、毎年40~60人の受講者があり、人気講座の一つだそうです。公務員に必要な経済動向分析力を高め、政策立案に役立てる講座を一日で行うのはやや無理がありますが、政策にも経済効果が問われる行政評価の時代で、経済動向分析を踏まえた政策立案・運営が求められているので、関心が高いようです。また、私の講座の特徴として、事例を取り上げ、経済分析を応用した地域振興政策を考えて提案してもらう内容としているので、実際に役立ち、面白いという声が聞かれます。講座の最後に、世界・日本・地域の経済についての質問の時間を30分程度設けていますが、受講者の方々が日ごろ疑問に思っていることを聞いて来るので、講師にも幅広い知識と経済事象に対する見方が問われ、講師にとってもエキサイテイングです。今回も「東日本大震災があったのになぜ円高になるのか」「昨年秋口から食料品価格が急激に値上がりしているのはなぜか」など、素朴な疑問が出されました。地域経済もグローバル経済の影響をもろに受け、円高は長崎の造船業・電子部品産業等に大きな影響を及ぼすだけに、行政も関心を持たなければなりません。長崎県経済が今後アジア戦略を進めれば進めるほど、観光や製造業を中心に、世界経済の影響を受けるので、地域経済だけでなく、世界経済や日本経済の見方の講座も本当は必要になると思います。経済分析(短期・長期)は政策の前提であるとの認識を持っていただきたいと思います。

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

静かな日々(quiet life)~奈良と長崎

私は日々、長崎港を目の前に臨むシンクタンクで静かに世界・日本・長崎県のことを考え、仕事しています。人間はこんなにも育った環境に戻るのかと思うほど、静かな日々を送っています。私は小学校5年から奈良市に住むようになり、大宮小学校からほど近い平城京に土器の破片を拾いに行ったり、夕霧が漂う平城山の古墳群を散策したり、東大寺や興福寺の境内や阿修羅像のまわりで遊んだり、伸び伸びした少年時代を送りました。三重県の答志島やカリフォルニアのサンタモニカやブラジルのコパカバーナ以外美しい海を見たことがほとんどなかった私にとって長崎の印象は衝撃的でした。海は美しいが恐ろしいということも、合併前の崎戸町の江の島に、3.5メートルの波の中をトビウオのように町営船で渡った時に感じました。長崎の静けさは自然や景色だけでなく、奈良とは違う和華蘭文化にあります。奈良は仏教・神道色が強く歴史と権力の重みを感じる街ですが、長崎は小さい街の中に神道・仏教・キリスト教が同居している「祈り」の街です。原爆が投下されたこともその感を強くさせているのかも知れません。奈良と長崎をつなぐ物に「NH」の文字が入った洋皿があります。かつて長崎には居留地文化を開花させた「長崎ホテル」がありました。このホテルがなく無くなる時、洋皿を同じイニシャルを持つ「奈良ホテル」に譲ったといいます。奈良ホテルは旧館が興福寺大乗院を活用したもので、皇室もお泊りになる格式の高いホテルです。このように静かに仕事ができるのも、インターネットで国内外の公式情報が簡単かつ瞬時に入手できるようになったこともあります。もちろん東京で人からしか入らない情報を入手することも重要ですが、若い時のように多忙を極める生活ではなくなりました。時々両親の実家のある奈良に帰りますが、40年前とあまり変わらない風景が残っているのも、ほっとできる要因です。東京の自宅も都心とはいえ新宿御苑と明治神宮に挟まれた左門町という静かな街にあるので、長崎・東京・奈良で、今後も静かな生活を続けたいと思います。

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

1 120 121 122 123 124 125 126 127 128