「平成29年度長崎市政策評価に関する報告書」を田上市長に提出~政策評価手法の水準が年々高まっています

9月26日午前11時、長崎市総合計画審議会の「平成29年度長崎市政策評価に関する報告書」を副会長として、マスコミ公開の下、杉原敏夫会長・蒲原新一第二部会長・石川由香里第三部会長とともに、田上市長に提出しました。長崎市の政策評価手法の水準が全国的にも高い水準に来ており、私からは、今後の課題として、①成果指標の工夫は政策評価の最重要課題であるが、「欠くべからざる目標数値」(例えば、観光客数・観光消費額)と、「そうでない目標数値」に分け、後者については、変更もあることを念頭に置いて運用すること、②総合計画の対象外となっている、職員の市民への対応や教育・広報公聴システム・財政計画の進捗は、市民から見た場合重要な課題であり、総合計画に大きな影響を及ぼすので、何らかの形で政策評価の対象にすることを検討すること(横浜市・四国中央市等で実施されてきた「バランス・スコア・カード」の考え方)等を提案しました。田上市長からは、「今は変化の時代であり、新しい価値観に変わりつつある中で、より長い目で市政を変えていくことが必要になると考えている。有益な意見をお聞きできた。」とのご発言がありました。

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「食と観光」の融合:長崎県波佐見町「全国棚田サミット」~三重県伊賀市島ヶ原村にも、おしゃれなカフェ・レストラン「夢の道」

9月28日、第23回全国棚田(千枚田)サミットが開催され、私が、第1分科会のコーデイネーターを務めさせていただきます。陶器の町「波佐見」が全国にブランドを発信して、陶器とともに「食と観光」による発展を実現したことを嬉しく思います。そして10月1日は、ながさき地域政策研究所が16年目を迎える記念の日。この15年間、長崎県民の皆さんに支えていただいたことに心から感謝申し上げます。15年前から、長崎県は県南・県北・県央・離島・島原の各地で「食と観光」の融合を実現することにより発展してきました。私が生まれた、三重県伊賀市島ヶ原にも、おしゃれなカフェレストラン「夢の道」ができて、地産地消を活かした食事を提供しています(画像はランチ、これにご飯とみそ汁がついて800円)。硬めの豆腐・野菜の煮つけなど、私の年代には懐かしい田舎の「母の味」です。12品が小鉢に並び、手を掛けた食事です。経営者は、昔から村で製材所を経営する方です。島ヶ原は、奈良時代からある集落で、奈良の二月堂・三月堂の原型となった藤原密教仏を安置する真言宗の「正月堂」、天台宗の「西念寺」があります。関西本線の「島ヶ原」駅が便利です。近くに行かれたら、是非、田舎の食事を楽しまれたらいかがでしょうか。

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エンジニアリング・ブランド研究会と社会福祉法人の社員総会に出席

9月14日夜、日立製作所の藤井享氏のご紹介で、日本開発工学会のエンジニアリング・ブランド研究会に初めて出席させていただきました。現在、長崎県で進めている、ロボット・IoTの産業化案件の基礎となる技術の活用策を研究するもので、今回は、「位置の知り方、3D地図の作り方ースマホやドローンから人工衛星までを扱う空間情報技術(ジオインフォマテイクス)ー」をテーマに、芝浦工業大学土木工学科准教授・中川雅史先生の講演でした。長崎県での災害調査・環境調査、土木インフラのメンテナンス・調査、i-construction等に、空間情報技術の活用が不可欠になりますが、活用領域はこれから広がると感じました。

15日夜は、社会福祉法人千歳会(左敬真理事長、東京都中央区日本橋)の社員総会に出席し、「社会福祉法人のガバナンス・コンプライアンスの取り組みについて」と題してスピーチをさせていただきました。横文字で分かりにくい言葉ですが、法令遵守や社会的要請への対応が、今年4月から社会福祉法人にさらに求められてきたからです。左理事長(40歳)は、「介護から日本を元気に」を目的とし、介護人材の育成を目指す「介護甲子園」を企画・運営する日本介護協会の理事長でもあります。介護の現場は大変な努力をされており、2025年に向けた国の制度変更・法改正の中で、経営・運営両面の戦略と実行が必要になります。

16日台風18号上陸の前に移動し、長崎に戻ったら、東京都の小池知事から専門委員(市場問題PT)の「発令通知書」(委嘱を解く)が届いていました。 豊洲市場・築地市場の議論が本格化してから1年が経ちました。

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鉄川輿助の書評を書きながら空から景色を眺める秋が来ました~「雁になり降りたし東京デイズニーに」「伊木力(いきりき)は温かき大地や青蜜柑」

9月9日大村市内の居酒屋「つんなも」で長崎・大村・諫早文化人の会に出席させていただきました。長崎から大村にJRで移動中、長与線経由だったので、まず蜜柑畑の谷を見下ろしながら、汽車が進みました。「伊木力(いきりき)は温かき大地や青蜜柑」(原句:伊木力の青き蜜柑の谷越えて)。俳句の先生に蜜柑畑の画像をお送りしたところ、「山の頂上近くまで蜜柑畑を伐り拓く勤勉な人柄が読みとれますね。」という感想が返ってきました。また、線路が大村湾のすぐ近くを走り、全国でも珍しい「静かな海面」を楽しみました。「薄野(すすきの)の傾ぎ大村の海藍し」(原句:大村湾薄越しなる水面かな)。「岬の端の薄の群落が湾からの風に翻弄されるように、真っ青な海原に吸い込まれるように傾き打っている様子」と先生からコメントをいただきました。次の10日、長崎から東京への飛行機の中で、長崎市長崎学研究所紀要への寄稿のご依頼があった、喜田信代著「天主堂建築のパイオニア・鉄川輿助ー長崎の異才なる大工棟梁の偉業」の書評を夢中で書いていました。ふと、眼下を見ると、東京デイズニーランドが手に取るように見えました。「雁になり降りたし東京デイズニーに」

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長崎フランス料理の会食~隠れ家的レストランでの上質な時間

9月8日夜、私の仕事での進展と学位論文の終了を祝って、長崎のロアジス坂本でのフランス料理の会食にご招待いただきました。ここは、隠れ家的レストランで、丸山の路地を入ったところにひっそりとありました。お料理も魚がアラ(クエ)、長崎牛など、土地の食材をふんだんに使った上品なフレンチでした。この歳になって学位論文もどうかと思いましたが、人生の中で、やり残したことの一つだったので、東京の学会の会長や長崎の諸先生方の勧めもあり、仕事や講演や東京都専門委員等の合間を縫って、これまでの学術論文以外に、論文を作成しました。敢えて難しいテーマにチャレンジすることを勧めてくださり、これまでの経験から得られた知見を科学的に一緒にまとめてくださった指導教官(主査)をはじめ、ご指導いただいた先生方に心から感謝しております。論文をベースとした新しい本を出版したいと思います。

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学位論文の公聴会で論文概要説明をさせていただきました~ご出席いただいた各界の皆様有難うございました

9月7日、長崎市内で私の学位論文の公聴会が開催され、大学関係者のみならず、マスコミや企業の方々にも来ていただきました。有難うございました。論文は「地域振興における効果的な人口・観光・物産振興政策のあり方~長崎県の事例を踏まえて」(本文108ページ)。過去7年間に公表した学術論文6編(査読付き)のエッセンスも含め、新たに地方自治体の「政策選択」と、地域全体でそれを実行する「地域経営」能力・手法をリンクさせたフレームワークを提供する内容となりました。地域経済・地域経営の枠組みと手法の理論化(統計解析手法を含む)と、実証・事例分析を、今後も行って行きたいと思います。会場からは、産業政策などに関する前向きのご質問や、各先生から励ましのお言葉を多くいただきました。

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築地は集客都市ー先端医療と市場と~「秋光の都築地に人溢れ」

9月5日早朝から築地に行くと、国立がん研究センター中央病院と築地中央卸売市場が向かい合って、いずれも人であふれていました。先端医療と市場と、目的は異なりますが、日本人も外国人も集まる「集客都市」です。「秋光の都築地に人溢れ」「天高し築地に人の溢れけり」。高い秋の空のように、築地が「明るい未来を描く街」であって欲しいと思います。築地市場も5年後に大きく生まれ変わることと思います。5日は、JALニューヨーク便のエンジントラブルで羽田空港の離着陸が大幅に遅れ、長崎に戻ったのが22時ころでした。7日は午後から、私の学位論文の公聴会が開催されます。

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パワースポットの島・壱岐~deepな壱岐を探訪してみました「秋日和双六古墳の葉ずれかな」「漁り舟発てば寝覚めの秋の宿」

9月2日・3日、deepな壱岐を探訪してみました。ありきたりの観光に飽きてしまった方も、壱岐初心者も、それぞれに満足できる資源を兼ね備えているのが壱岐だと思います。私も一支国博物館建設委員会の事務局や、観光振興計画策定や新庁舎建設等の委員会の委員長を務めさせていただいてきましたが、ゆっくり島内の資源を見て回ることができていません。今回は、久々に一支国博物館や松永安左衛門記念館をご案内いただいたほかに、パワースポット巡りをしました。例えば、壱岐のモンサンミッシェルともいうべき小島神社、巨岩と対話する猿岩、対馬海峡の荒波を呑み込む蛇が谷(辰の島)ともう一方の「鬼の足跡」、月讀神社と住吉神社、双六古墳を始めとする古墳群など、沖縄と明日香を一つにしたような観光資源の豊富さです。「秋日和双六古墳の葉ずれかな」。勝本の双六古墳(前方後円墳)の周りを歩いていると、竹の枝と葉がこすれる音がして、秋の気配を感じました。一方、仏教・神道のあらゆる信仰をワンストップにした諸津観音と「ナニコレ珍百景」に紹介された、山田作太郎さんの二代にわたる石積みと言った話題の資源もあります。マイブームは春になると歩き出すような「お宝地蔵」ですが。今回は、高台からの眺めが美しく、泉質が優れた、湯本温泉の壱岐島荘(国民宿舎)に泊まりました。「漁り舟発てば寝覚めの秋の宿」。朝は漁師の出漁の船の音で目が覚めます。(画像は、小島神社。干潮になれば神社のある小島に歩いて渡れる。)

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長崎の夏から秋への移ろい~「露草の玉に写りし外国船」「月光に写真の父は微笑みぬ」「秋の海滑る漁船の帰投かな」

9月1日、今日から早くも9月。暑かった今年の夏も、東京都庁の市場問題PT会議、長崎市総合計画審議会、京都での学会全国大会、佐世保市・壱岐市のコンペのプレゼン、内閣府IR協議会の公聴会での意見表明、学位論文の加筆とプレゼン資料作成と忙しく、気が付いてみたらもう9月になっていました。この1週間、朝晩は秋の気配が感じられます。美しいものは長崎の洋館の庭にある露草の朝露の水玉に映る外国船。「露草の玉に映りし外国船」。夜中、開け放したガラス戸から来る冷気で目が覚めると、壁に白い月光が射し込み、亡き父の姿かと、はっと身を起こしてしまう。「月光に写真の父は微笑みぬ」(原句:「月光や亡き父壁に微笑みて」)夕方、長崎から博多に向かう車窓から、秋風に大村湾の夕陽が沈もうとしており、小舟の漁師が帰りを急ぐ影が小さく見えます。「秋の海滑る漁船の帰投かな」「秋濤は鏡の如し漁船ゆく」(「帰投」は漁港に帰ってくること)穏やかで美しい長崎で暮らす喜びをふっと感じるひと時です。

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会議スペースの重要性~「がっちりマンデー」を見てスペースの使い方を考えた

8月27日朝の「がっちりマンデー」で、「地味チェンジ」の例として、ビッグエコーが昼間の空き時間を利用して会議室として貸出している話題が取り上げられていました。私の整理では、「不動産ビジネスモデル」です。東京都心で学会の打ち合わせや、コンサルや商談をする場合に、小さくても会議室が必要になる場合があります。情報が外部に知られても差し支えない打ち合わせは喫茶店を使えばいいですが、外部に知られてはいけない場合、関係者が集まりやすい駅近くの喫茶ルノアールの会議室やTKPの会議室を、時間借りすることがあります。会議スペースは社内でも重要ですが、特にお客様との商談・打ち合わせスペースは業容拡大に取り組む企業にとってキーになります。大企業や弁護士・公認会計士事務所では多くの会議室を用意していますが、社内スペースを十分に取れない企業も多いと思われます。また、以前は、書籍を執筆する場合など、期限のある原稿を書くために、出版社が用意してくれたホテルのビジネス・スペースに籠ることもありました(時々出版社の担当者が来られて原稿の進捗を聞かれることもありました(笑))。翻って現在私が仕事をしている、ながさき地域政策研究所では、近年のお客様との打ち合わせ回数の増加に対応するために、研究員の声を反映して、応接室を無くし長崎港が見える海側の部屋を、10人位が使える会議スペースにしました。シンクタンクでは、研究員が静かな環境で考えたり作業できるスペースと、外部からのお客様と打ち合わせできるスペース、内部でブレーンストーミングできるスペースが必要です。また、相手が外部・内部を問わず、会議室には自由に図を描ける白板や、その場でプレゼンできる機材も部屋ごとに必要です。スペースの使い方次第で、お客様の満足度や仕事の効率が違ってくると思います。もちろん、内部の形式的な会議は無くすべきですが。

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