東京四谷・須賀神社の秋~台風前の静かな境内「須賀神社落ち葉踏みしめ子等詣る」

10月27日夜会食のため東京に移動し、28日早朝、いつものように自宅近くの須賀神社にお詣りに行くと、小さい子らがお詣りに来ていました。葉が散り始めていて、アニメ「君の名は」ですっかり有名になった神社に上がる階段も、少し寂しげでした(画像)。「須賀神社落ち葉踏みしめ子等詣る」子供達の小さな足が、面白がって本殿に続く参道の落ち葉を踏んでいきます。「須賀神社落ち葉踏みふみ子等詣る」だと、子供達の可愛い足取りが目に浮かぶようです。子供の時から、神社にお詣りすることは、教育の面からも好ましいと思います。都心のオアシスとも言える、神社の静かな環境を守りたいものです。

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長崎市版DMO(Destination Management Organization)形成に向けた研究会に初めて出席させていただきました

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10月23日午前、長崎国際観光コンベンション協会主催の「長崎市版DMO形成に向けた研究会」第2回「第1分科会」が市民公開の下で開催され、専門家・アドバイザーの一人として初めて出席させていただきました。冒頭、私の方から、観光振興の基本、地域の観光振興政策の限界と課題に触れたあと、「長崎市観光の将来に向けての課題」と題して、①「交流の産業化」にふさわしい経済効果のある観光振興、②Market Segmentationに基づく「高付加価値観光の推進」、③観光を支えるインフラ整備(ハード・ソフト)の必要性等について、15分程度お話させていただきました。今回の議題は、「DMO組織の役割と機能と長崎市の役割分担等」で、①誰がどのように運営する組織か、②これまでの長崎観光をこう変える、③そのために、ここから着手する、④長崎市との役割分担の各項目について、私の方から、整理したメモをお渡ししました。京都・金沢・福岡・瀬戸内等も参考にして、「民間主導で積極的に需要を創造し、国内外顧客向け観光を推進する競争力ある組織体」として長崎DMOを形成できたらと思います。

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長崎県平戸市根獅子集落(隠れキリシタンの里)等を訪問しました~世界遺産登録に対する期待と受入体制

逕サ蜒・508710209273 10月22日から23日にかけて、台風21号が接近する中、長崎県平戸市根獅子集落(隠れキリシタンの里)・松浦史料博物館や、生月(いきつき)「島の館」・山田教会等を訪問し、関係者の方々からお話を伺いました。根獅子集落は、私が、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録に向けて、観光客等の受入を目指して地域づくりを住民の皆さんと一緒に進めるためご協力させていただいた、思い出の場所でもあります。今回も、川上元平戸市議会議長(根獅子出身)のご紹介で、ゲストハウス「ねしこ交流庵」で集まってくれた濱崎氏他住民の方々と旧交を温めながら、世界登録に向けた街作り・ツアーガイド・食の提供等の具体的なお話をお聞きし、私からもアドバイスさせていただきました。食も、「ヒラマサの刺身」や地元の魚など具がいっぱい入った「押し寿司」や「シイラのはさみ揚げ」など、地元ならではの豊富な食材で料理を新たに開発されており、以前にも増して地域の魅力が高まっていました。大事なことは、観光を団体・法人の形で事業化して、採算を取り、小さくても収益を上げていき、新たな投資を行って持続的な経営を地域で行うことに、地域の方々が気付き、実行していることです。2018年の世界遺産登録を楽しみにして準備していただきたいと思います。(画像は、平戸市根獅子集落の方々と私。)

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長崎県ロボット関連ニッチ市場開拓支援事業の会議に出席

10月17日午後、長崎県ロボット関連ニッチ市場開拓支援事業の平成29年度第1回事業推進会議(座長:長崎総合科学大学木下健学長)が、前半マスコミ公開の下で開催され、事務局として出席させていただきました。前半で、㈱日本ビジネスソフトから、「ホテルでの自律型走行可能な案内ロボットの開発状況報告」が行われ、会議室内で、ロボットに質問しながら案内してもらうプレゼンが行われました(画像)。このロボットは、東京都産業技術研修センターが同社に開発委託したもので、長崎県工業技術センターと信栄工業が技術支援をし、ホテル日航ハウステンボスナバ開発㈱がコンテンツ設計・実証試験を実施しました。今後さらにロボットの精度を高めていくことになると思います。ニーズ・シーズマッチングや人材育成によって、長崎県でロボット・ドローン事業の産業化ができればと思います。

 

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NCC「チャンネル長崎」でアベノミクスの長崎経済への影響を解説~雇用・設備投資の回復、インバウンド観光の拡大

10月5日のNCC(長崎文化放送)「チャンネル長崎」、特集「衆院選・アベノミクス4年10カ月長崎経済は何が変わった」で、私がアベノミクスの長崎への影響を纏めてお話させていただきました。番組では、景気が良くなり、雇用が大幅に改善したこと、企業の設備投資が増加したことを数値を示して説明しました。また、課題としては、消費者物価が目標の2%に達せず伸び悩んでいることをあげました。日本だけでなく、世界的に景気回復していても物価上昇が緩やかなものにとどまっており、ややデフレ傾向が出ている国もあります。現在の日本の経済運営は物価に課題を残しつつも良好だと言えます。アメリカ景気も良好で、FRBの資産買い取り縮小・利上げや有事リスクはあるものの、消費をはじめ経済は順調に拡大しています。ひょっとしたら、アメリカ・中国・欧州など世界的な景気回復から、日本経済も拡大する可能性があります。

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長崎県IoT推進ラボ事業化可能性研究会に出席~県内企業のIoT導入意識は高まっている

10月11日午後、長崎県IoT(Internet of Things)推進ラボ事業化可能性研究会(座長は佐藤康彦氏=長崎県情報産業協会副会長)がマスコミ公開の下で開催され、事務局として出席させていただきました。県内企業についてアンケート調査をしたところ、IT活用を「必要不可欠」と回答した企業数は、製造業では34%、サービス業で46%と高かったですが、農業では24%、水産業では14%と低い現状が報告されました。また、導入に当たり課題と感じることは、「費用対効果が見えづらい」「人材不足」「IoTに関する情報不足」が多くを占め、まだIoT導入を図る体制が整っていないことがあぶりだされました。今後、業界区分ごとに、IoT導入事例を形成していくことになります。私の場合、IoT活用企業の例(生産性向上・品質向上)を多く研究しており、大学でもMOT(技術マネジメント)等の講義で27年度からIoTを取り上げています。研究会を通じて、ユーザーとサプライヤーのマッチングにより、多くの事例を県内で新たに形成することに期待したいと思います。

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日本の秋本番を体感したい~古都の秋・田園の秋「正倉院の玻璃(はり)の器に夢を盛る」「天鵞絨(ビロード)の階段続く稲穂かな」

9月から10月に入り、秋本番を体感したい季節になりました。長崎はくんちが始まったので、私は長崎におりますが、美しい日本を求めて旅をしたくなる季節でもあります。長崎の夏は暑いのですが、朝晩涼しくなったと思うと、虫の声が聞こえてきます。「虫すだく出島の庭を狭くして」出島を通りかかると、小さな庭から虫の声が聞こえてきました。江戸時代にもオランダ人はこの虫の声を聴いたのでしょうか。9月のお彼岸には、村里で柴を焚く煙と懐かしい匂いが広がっています。お墓には菊などの花が供えられ、香っています。「秋彼岸(あきひがん)青き煙を昇らせる」奈良・正倉院展はまだですが、奈良は秋と春がことのほか美しい古都です。東大寺戒壇院から正倉院を通り二月堂に至る道は、私の子供時代の遊び場でした。自然に感性が育ったのかも知れません。正倉院のペルシャで作られた厚い硝子の器にシルクロードの葡萄が盛られているのを思い浮かべます。「正倉院の玻璃(はり)の器に夢を盛る」そして、9月下旬の長崎県波佐見町の鬼木(おにぎ)棚田を見上げ見下ろし、棚田の柔らかな緑・山並みの濃緑・空の青のコントラストが目に焼き付いてきます。「天鵞絨(ビロード)の階段続く稲穂かな」「杖を突く人見ゆ棚田の稲穂垂れ」日本中高齢化が進みますが、棚田を作った人々の営みをいつまでも守りたいものです。

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長崎くんちが始まりました~昨日のNBCラジオ「あさかラ経済コラム」で「学びなおし」を取り上げました

10月7日は長崎くんちの初日。笛の音で目が覚めました。早速御旅所に行き、設営されて間もないお社にお参りしました。月が明るく御旅所を照らしています。昨日、10月6日は、NBC(長崎放送)ラジオでレギュラー出演している「あさかラ経済コラム」で、「学びなおしで発奮」と題してお話させていただきました。9月28日に私が博士号を授与されたことに絡め、「還暦を過ぎてから学ぶこと」をテーマに、その大変さと喜びをお話しました。「私は若い時に研究をしたかったのですが、経済的な理由や仕事の忙しさから博士課程に行くことができませんでした。」「若い時に勉強したかったけど、十分にできなかった方は多いと思います。教育を取り巻く環境は40年前とは大きく変わっています。『学びなおし』をするいい機会ではないでしょうか。」私の場合、博士課程に3年かかったのですが、原因として、そのうちの1年は、シンクタンク経営以外に東京都庁専門委員(特別職)を依頼されて豊洲・築地市場問題に関わり、論文作成が遅れたことがあります。最後にパーソナリテイーの平松誠四郎氏が、予め作成した原稿にないのに、「2017年ノーベル文学賞は長崎市出身のイシグロ氏に授与されました。菊森さんも経済学賞を目指されたらいかがですか。」と振ってこられたので、笑いながら「彼も62歳でしたが、ノーベル経済学賞は日本人にはいないですね。」と返しました。「年齢や経験に合った研究や学習をできる社会がいいと思います」と締めくくりました。

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波佐見町での手作り感ある全国棚田サミットに感動~人間教育に裏付けられた「おもてなし」

9月28日・29日に長崎県波佐見町で開催された第23回全国棚田サミットにコーデイネータとして出席させていただき、地域としての底力を感じました。これだけの規模のイベントなら、外部委託もあり得たと思いますが、町役場は、職員総出で企画・実施してきたとみられます(平日なので、通常業務もこなしながら)。私自身、波佐見町には15年前から街作りに少しずつ拘わらせていただき、「街づくりは人作り(人材育成)」を実行されて、東京ドームでのテーブルウエア販売での情報発信により磁器販売が加速し、また、体験型・農村型観光で成功されて来ました。町役場と民間が協力して街作りに取り組んできた成果が現れていると思います。今回の棚田サミットで、私は、波佐見町の焼物公園を訪れた際に、波佐見東小学校5年の石橋威吹輝君から、おもてなしカード「ぼくのわたしのだいすきな波佐見町」を手渡しで頂きました。小学生たちが、今回のサミットに来られたお客様に色鉛筆で手書きのカードを書いてくれたのです。教育現場の先生方も知恵を絞られたのかもしれませんが、自然な「おもてなし」が街を繁栄させると思いました。小学生に教えられた気がしました。この光景を見て、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」(熊野古道)の調査に来られた「国際記念物遺跡会議」(イコモス)の委員が、子供たちが一生懸命郷土の世界遺産候補構成資産を学習している姿をたまたま見かけて、大いに感心したという話を熊野市で聞いたことを思い出しました。「サプライズがおもてなしのレベルを上げる」ことは料亭・ホテルを含め、効果的な場合があります。郷土の魅力を外部から来た人に伝えることを小学生の時から行っていることに驚きました。(画像は向かって右から、一瀬政太波佐見町長・私・原田賢一鬼木棚田協議会役員)

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長崎県波佐見町で行われた「全国棚田サミット」に出席~若い次世代の農業者の方々の力を感じました

9月28日・29日に長崎県波佐見町で開催された、第23回全国棚田(千枚田)サミットに出席し、第一分科会のコーデイネーターを務めさせていただきました。第一分科会では、「迎えよう、社交あふれる美しい棚田で」をテーマに、4人の若い農業者の方々が自らの農業ビジネスへの取り組み事例を紹介していただき。①棚田の保全と活用、②農業のビジネス化(ファミリービジネス)、③後継者育成、④地域外人材とのネットワーク構築(農業研修生・国際交流・地域おこし協力隊等)について、積極的な意見や提案をしてくださいました。特に、農業ビジネスで、「外貨を稼いで地域を回し、雇用の受け皿を作ること」の重要性、そのために、地域の「レベルの高い」「deepな」農村・農業を見せること」の重要性についても議論されました。また、農家の「事業承継」は相続とは異なり、承継する側「農家のこせがれ」が、親に提案し、実績を示すことが大切など、事業承継・後継者育成についての意見も出されました。29日は、波佐見町の「鬼木棚田」を見学に行きました。素晴らしい壮大な棚田です。

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