NBCあさかラ経済コラム「明治維新150年と産業革命が語り掛けるもの」

1月26日のNBCラジオ・あさかラ経済コラムで、明治維新150年と、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」について、次の通りお話させていただきました(要約)。

今年2018年は、明治維新から150年を迎え、いろいろな取り組みが各地で行われています。政府は、「明治150年」事業を展開しています。これは、明治以降の歩みを次世代に遺し、明治の精神に学び、さらに日本が飛躍する国を目指すことを目的として行われるものです。

長崎も幕末から明治にかけて、岩崎弥太郎・坂本龍馬・勝海舟など、日本の変革をリードしてきた人材が集まる場でした。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」は、長崎が日本の産業革命を牽引してきたことを示す貴重な資産です。そこで、明治150年にちなんで、ながさき地域政策研究所・長崎国際コンベンション協会・長崎近代化遺産研究会の共催で、2月12日午後1時半から長崎歴史文化博物館で「長崎産業革命遺産シンポジウム」を開催させていただきます。長崎市世界遺産推進室長から、昨年12月に内閣府に提出した「明治日本の産業革命遺産・構成資産の修復・公開活用計画」を解説していただき、この分野の第一人者、長崎大学岡林名誉教授から、産業革命遺産が我が国の資本主義の発展に果たした役割を振り返りつつ、世界遺産の保存と活用について基本的な考え方を説明していただきます。

また、具体的な活用を行っておられる、グラバー園の指定管理者を代表して、株式会社メモリードの吉田社長から、グラバー園の管理や活用について、現在行っていることや「想い」を語っていただきます。

世界遺産の適正な保存には多額の費用がかかり、その経費の一部を賄うためにも、活用を推進していくことが必要になります。「活用」には、マーケテイングや金融の知識が必要で、観光客向けの物販・サービス事業だけでなく、市民や修学旅行生向けの「社会教育」の場として活用することも含まれます。これにより、「次世代への継承」を円滑に進めることができると思います。(画像は、長崎近代化遺産研究会宮川会長と宮川事務所にて。)

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