6年ぶりの平戸・根獅子(ねしこ)訪問~国選定重要文化的景観「平戸島の文化的景観」となり、住民の皆さんと作成した散策マップが掲示板になっていた

11月29日午後、長崎県平戸市の根獅子(ねしこ)地区を6年ぶりに訪問し、平戸市議会議員の川上氏・根獅子惣代の濱崎氏にお会いしました。私どもは全国で限界集落化の危機が叫ばれる中、平成19年度、「根獅子地区集落機能再編事業」を同地区・平戸市と一緒にさせて頂き、集落の観光資源を発掘して歴史文化と食を結びつけた「根獅子散策マップ」を作成したことを今も覚えており、根獅子地区の中心に、こマップが掲示板として掲げられていました。ここはフランシスコザビエルが来た隠れキリシタンの里として、「おろくにん様」伝説(キリシタン弾圧に6人が海上の昇天石で処刑され、村民の身代わりとなった。海岸の近くに聖地「ウシワキの森」が今も佇んでいる。)が残るなど、独特の歴史文化と棚田など文化的景観が残っています。ユネスコの世界遺産登録を目指して、翌年の20年11月29日に「カクレキリシタンの里サミット」が、根獅子の浜を見下ろす根獅子小学校の体育館で開かれ、私がコーデイネータを務めさせて頂きました。その後、根獅子を含む平戸島が国選定重要文化的景観「平戸島の文化的景観」に指定されました。当時、平戸市の行財政改革に向けた講演などもさせて頂き、私にとっては思い出深い地です。根獅子の皆さんには今もとても大事にしていただいています。全国の皆さんに「現代の秘境」ともいえる根獅子に来ていただきたいと思います。(画像は平戸・根獅子の穏やかな入江の海岸。何気ないような風景だが、海中に見え隠れする昇天石(石の上でキリシタン家族が処刑された)、マリア様とルルドの泉が小さく見える。2014.11.29撮影。)

 

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