8月17日・18日、長崎県五島市奈留(なる)町阿古木(あこぎ)の入江に面した「隠れキリシタンの里」で一泊させて頂き、リラックスした週末を過ごしました。里のご主人の柿森和年氏は以前世界遺産チャーチトラストの事務局長をされており、平戸市根獅子(ねしこ)で開催された「隠れキリシタンの里」シンポジウムで、パネルデイスカっションに一緒に出演したことがあります。隠れキリシタンの里については、別途詳しく書きたいと思いますが、ユネスコ世界遺産候補「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の価値である、キリスト教が禁教となった後、約250年間キリスト教の信者が表向きは仏教徒などの形で深く「潜伏」し、迫害に会いつつも、明治時代に信仰の自由が認められ「復活」するまで信仰を守った歴史であり、その歴史の実相が信者の高齢化とともに継承されなくなっているので、資料収集・交流活動のために柿森氏の祖父の代に40年前まで住んでいた土地に建設したものです。17日、柿森氏に案内してもらって、世界遺産候補構成資産の一つ、江上教会堂(えがみきょうかいどう)を訪問しました。私が奈留教会の神父さんから鍵を借りて、教会の内部を見せてもらいました。教会堂はこんもりとしたタブノキ(クスノキ科の常緑樹)に囲まれてひっそりとたたずんでいました(画像)。鉄川与助の設計・施工で、1918(大正7)年に建立されました。内部の柱は、裸の木でなく、木の上に、美しく見せるためか、木肌を描いてあるのが特徴的だと思いました。壁などに落書きが書かれていたのは残念だと思いました。 Pokies

カテゴリー: 街作り, 観光, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。