4月20日雨の佐世保で、長崎県立大学「長崎経済論」土曜集中講座第三回・第四回の講義を行いました。前日、星崎治男氏(元三井物産九州支社長・元イーバンク銀行副社長)が主催されている「天神塾」でゲストスピーチさせていただき、アジアを相手にビジネスを展開する福岡の若い経営者の熱気を感じた余韻が残っていました。県立大学の講義は、マクロ経済理論をベースとして、現実の世界経済・日本経済・長崎県経済を分析し、地域経済政策を考える講座ですが、今回は4月19日の朝日新聞の社説「就活する君へ~力をためる時間が要る」から始めました。社説にある「小手先の就活対策より考える力を鍛えないと」というくだりが本質部分で、企業が求めるのは、新卒者であっても既卒者であっても「自分で考える力」=「真の学力」だということをわかって勉強に励んでもらいたいと思いました。私の親しくさせていただいてる大阪のCONYJAPAN㈱の小西正行社長は、大企業が採用を減らす時期こそ採用のチャンスだと考えて新卒の採用に注力して来られました。私がシンクタンクを経営するのも、企業の経営人材育成をお手伝いさせていただくのも、若い世代に大学・大学院で経営・経済教育を行うのも、「考える力」を身に着けてもらうためです。日本の最大の資産である「人材」をどのように育成するかは、安倍政権の各種成長戦略を支える「知恵」(規制緩和や新ビジネスなど)を生み出すものでもあります。「出来ない」という前に、「出来るようにするためにはどうしたら良いか」に知恵を絞る人材こそ、企業からも社会からも求められているのです。(画像は天神塾での星崎治男氏㊧・星崎剛士氏㊨) Online Blackjack

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