2018年新年に思う②~大阪市立美術館と遠藤克彦氏と新上五島マルゲリータ

正月に大阪市立美術館を訪問したことをお話させていただきましたが、大阪新美術館(2021年竣工予定)の設計が㈱遠藤克彦建築事務所であることを、ながさき地域政策研究所の鶴田貴明調査研究課長から聞いて知りました。毎年、遠藤克彦氏からは年賀状をいただいています。今年の年賀状の裏面に、大阪新美術館の完成予定図が描かれていました(画像)。実は、遠藤氏との出会いは、長崎県新上五島町新魚の目の国民宿舎建て替え問題とリゾートホテル「マルゲリータ」への衣替えがきっかけでした。当時の井上町長からの依頼で、国民宿舎建て替えを検討していたのですが、地元の反対で、進めることが困難な状況にありました。そこで、発想を180度転換し、離島観光のハンディを逆手に取り、顧客層を従来と全く変えて仕舞う(世界から富裕層を呼び込める施設にする)という「需要創造」を行うことにしたのです。この際に、設計・運営一体となった全国公募を行い、選定されたのが、遠藤氏(当時43歳)の設計によるリゾートホテルだったのです。今にして思えば、井上町長も私も思い切った決断をしたものだと思います。2014年2月21日に、江上町長からの講演の依頼で新上五島町を訪問した際に、「マルゲリータ」を訪問し、以下のブログを書いています。国民宿舎から高級リゾートホテルへ。人生にとって出会いは突然やってきます。

(2014.2.23私のブログ)私は国民宿舎の建替えの企画をお手伝いさせて頂き、井上前町長と一緒に町議会の全員協議会で企画を説明したこともありましたが、今となっては、「際(きわ)コーポレーション」(東京都目黒区、中島武社長が有名。)の経営努力もあって、上五島の顔となっています。あの時に国民宿舎建替えの決断をしていなかったら、島はどうなっていたかと思うと、ぞっとします。後は、今年ユネスコ世界遺産に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が申請されるようになったらと思います。

画像DSC_0098

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 人生, 建設, 投資, 経営, 観光, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。