2018年新年に思う③~「日本人が忘れてきたものを外国人が求める」謎

正月に大阪の道頓堀や戎橋筋(えびすばしすじ)を歩くと、外国人が溢れていました。日本人がゆっくり正月気分を味わいたければ、彼らがホテル・旅館やゲストハウスから出てくる10時以前に街歩きをすることです。東京だと築地市場、大阪だと黒門市場に外国人で身動きが取れなくなるくらい人が溢れています。市場に来る日本人が減少する一方、外国人が急増しています。同じことは、魚食文化にも表れています。日本人の水産品消費額が減少する中で、世界の水産品消費額が増えており、魚価が上がってきています。これは、健康的な日本食ブームとも関係していると思いますが、中国人が生魚を食べ始めた10年前くらいから顕著になってきています。私がアドバイザーを務めさせていただいている「西日本地区大中型まき網経営者研究会」でも、魚の「輸出」が日本の水産業の発展の起爆剤となる可能性があることを提案しています。この報告書は組合から近く公表される予定です。また、外国人観光客の関心はすでに「物販」から「サービス」消費へと移っており、「体験」がキーワードとなっており、様々な相談を私自身も受けています。2018年は「日本人が忘れてきたものを外国人が求める」謎を理解すれば、新たな成長の軌跡を描けると思います。長崎県にもまだまだ資源が眠っており、掘り起こし商品化する「知恵」の実行が求められています。(画像は、大阪法善寺横丁。)

画像DSC_0014

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 健康, 東京, 観光, 長崎,   パーマリンク

コメントは受け付けていません。