食は年齢とともにシンプルなものに戻る~思い出に残る食事を大切に

今年のゴールデンウイーク前半は長崎で温泉と講演準備と執筆の生活を送っていますが、4月29日、長崎市浜町の旬家に行きました。ここは色んなメニューが楽しめるバイキング形式になっており、野菜と魚の料理が充実しています。皆さんは、これまでの人生で「思い出に残る食事」がいくつありますか?「誰と」「どこで」「何を」食べたかによって思い出に残るかどうかが決まると思います。私の場合は、若い時代には、シカゴのギリシアレストランで食べたギロス(羊肉を焼きながら薄くそぎ落とした香りのいい肉料理)、ボストンで食べたクラムチャウダースープ(蛤・ジャガイモ・玉ねぎを煮込んだ濃厚なスープ)、アトランタで食べたトラウト(鱒)のアーモンド包み焼きなど、様々な料理を味わってきました。あの頃は、フランスやイタリアやオーストリアなど世界を旅して食事の「未知との遭遇」が楽しみでした。仕事でも、ニューヨークの投資銀行Morgan Stanley(当時、「青い血の貴族」と言われた)社内応接ダイニングでのBarton Biggs氏(当時エコノミスト)とのランチ(肉料理)、シカゴCMEのLeo Melamed会長とのランチ・ミ―テイング(イタリア料理)など、忘れがたい思い出です。でも今は、濃厚な食事はおいしいと思わなくなり、昔、土光敏夫さんが食べておられた「メザシと菜っ葉とみそ汁」の食事がいいと思うようになってきました(笑)。旬家でも、この日は、肉じゃが・白身魚コロッケの卵閉じ・もやしとニラの炒め物の三品がシンプルで、特に美味しかったです(画像。島原半島のジャガイモは全国でも最もおいしい。)。味覚は子供のころに戻るのでしょうか。

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