長崎駅周辺のまちづくりシンポジウム(第1回)に出席しました~日本一の駅舎を作る

4月13日午後、長崎市ブリックホールで開催された長崎駅周辺のまちづくりシンポジウム(第1回)に出席しました。印象的だったのは、東京大学名誉教授・特定非営利法人GSデザイン会議代表の篠原修氏の基調講演でした。ヨーロッパの駅は駅前広場がなく駅舎が立派なものが多いのと対照的に、日本の鉄道は国家の輸送鉄道として線路を重視したため駅舎の立地や駅舎の立派さは二の次になったなど、優先順位が異なっているそうです。その中で、長崎駅は港を前にした立地に恵まれていて、コンペ・デザインと、関係団体のコーデイネートによって立派な駅舎ができる可能性があるとのお話をされていました。今回は、日向駅や旭川駅などを設計した著名な内藤廣(ないとうひろし)氏を抑えて若い建築士新堀大祐氏を代表とするグループがコンペで勝ったことで、新しい時代が到来した可能性があると思いました。若い時からフランスやイタリアやドイツの立派な駅舎を多く見てきた私にとって、日本にあのような駅が一つあってもいいと思いました。(画像は、篠原氏の講演風景。スクリーンは東京駅。)

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