長崎近代化遺産研究会例会で近代化遺産への取り組みを報告しました

4月16日夜、長崎近代化遺産研究会例会で、理事を務める私から、今後の近代化遺産への取り組みを報告しました。23年度は文化庁の文化芸術振興費補助金(文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業)をいただき、「軍艦島・高島」に関する①記録作成・調査研究事業(証言記録作成)、②文化継承事業(歴史的写真・映像の収集・保存)、③人材育成事業を進めてきました。24年度はこの基礎を活かし、軍艦島・高島を始めとする長崎の近代化遺産とその歴史的意義を全国・世界に情報発信するとともに、外国人観光客への観光ガイド育成、長崎県の小中高校生や全国からの修学旅行生に対する教育を強化することを、実行委員会として申請しています。また、「九州・山口の近代化産業遺産群」の世界遺産登録を推進し(27年度を目指す)、地元の気運を盛り上げるために、長崎県の後援を頂きながら、新聞社・テレビ局・広告代理店が共同して長期にわたるキャンペーン企画を展開することになりました(企画協力:ながさき地域政策研究所)。長崎で技術開発・産業化が行われた石炭産業・造船業が日本の近代化の基礎を築いたことを世界・アジア・全国の方々や、日本の将来を担う若い世代に継承する、丁度いい時期にさしかかっていると考えています。

カテゴリー: 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。