長崎県立大学経済学部での「長崎経済論」の講義が始まりました~学部再編前の最後の科目

4月11日から、長崎県立大学経済学部(佐世保)での「長崎経済論」の講義が始まりました。土曜集中講義で一回2時限講義するものです。土曜日の静かな大学キャンパスで1/2時限目の講義は落ち着いて学生に教えられるので、楽しいです。28年度から学部再編(経済学部から、経営学部+地域創造学部になる)が行われることになっているので、今回はこの科目としては最後になると思い、学部・修士課程(米国シカゴ大学)での経済学との出会いやマクロ経済の学習方法について自分の体験を話しました。その後は、実践的な経済の分析方法や地域マクロ経済の基礎を講義して、3時間はあっと言う間に終わりました。「県民経済計算」の数字を見ていると、毎年新たな発見があり、教えることは学ぶことでもあると思います。例えば、長崎県の製造業の総生産(実質の付加価値額)は2001年の3,400億円から2012年の7,200億円に、約10年間で2倍以上に増加していて、企業誘致や地場産業が設備投資を進めてきた成果が現れていることが分かります。学生には、数値データの背後の要因をどう解釈・分析するか、考えて貰っています。「考えることは楽しい」と思うようになれば、伸びます。大学生には地頭で考えることの楽しさを経験してほしいと思います。(画像は同大学内部。建物に隠れているが背後の三角の山が美しい。)

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