長崎県日本政策金融公庫水産友の会フォーラムに出席~テーマ:「九州地域における水産業の成長産業化に向けて」

2月8日午後、日本政策金融公庫主催のフォーラム「九州地域における水産業の成長産業化に向けて」が開催され、コーデイネータとして出席させていただきました。メインテーマは、①雇用確保に向けた提言、②販売拡大策(需要創造)に向けた提言、③代船建造に向けた提言の3つで、今回は、まき網漁業について議論しました。今後の水産業経営への指針が示されたとの評価をいただきました。主要漁港の水揚げを見ると、水揚げ量に占める大中型まき網の水揚げ量は、銚子港で91%、境港港で84%、松浦港44%と大きなシェアを占めています。パネリストには、日本遠洋まき網漁業協同組合加藤組合長・長崎県坂本水産部長・長崎県まき網漁協栁村専務理事のほか、北部太平洋まき網漁連成子会長(銚子波崎の水揚げ増加とサバ輸出等)・山陰まき網漁協川本専務理事にも出席いただきました。また、中国向け鮮魚輸出で先行しており、流通会社である長崎魚市㈱川元社長にも出席いただきました。今回のシンポジウムの下敷きには、27年12月から29年12月の2年間、私が座長を務めさせていただいた「西日本地区大中型まき網経営者研究会」の報告書があります。国内では「魚食離れ」もあり魚の需要が縮小していますが、世界的には魚の需要が拡大しており、魚価も上がり、輸出が伸びています。このシンポジウムを契機として具体化し、まき網業界の雇用促進・販路拡大と需要創造・生産性向上が進展することに期待したいと思います。

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