長崎県亜熱帯植物園に関する委員会出席

9月2日午後、「長崎県亜熱帯植物園の在り方に関する調査検討委員会」の第1回委員会が開催され、委員として出席し、委員長に選任されました。同植物園は平成10年には入園者が過去最高の12万人となりましたが、その後入園者は減少し、現在はピークの三分の一程度にとどまっています。委員には、植物の専門家として、名古屋市東山総合公園東山植物園の岡島参与、長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科の中西こずえ教授が就任していただいています。当日のNBC長崎放送の取材でも申し上げましたが、委員みなさんと議論しながら、同植物園の集客力を増すための方策や、今後の経営の方向性について意見集約をしていきたいと思います。各県・市系の植物園は農林分野の所管となっていることが多いですが、長崎県の場合は観光分野が所管部となっています。この違いをどう活かすのかも重要な論点だと思います。旭山動物園にも代表される動物園は注目を浴びていますが、それに比べれば植物園はおとなしい存在です。しかし、欧米諸国を見ると、植物園は動物園と同様、「種」の保存という側面を持っており、国民にとって重要な存在です。日本の皇室も植物研究にはご熱心に取り組まれており、三重県津市の赤塚植物園に社長を訪ねて伺ったとき、奥まった温室に秋篠の宮様からお預かりしている希少種のランを拝見したときには新鮮な驚きを禁じえませんでした。

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