長崎県の木材をもっと輸出・販売したい~長崎県森林組合連合会のプロジェクトに参加予定

6月13日、長崎県森林組合連合会(代表理事会長:八江利春氏)の専務理事様他が来られ、「県産材貿易推進と利用拡大プロジェクト」に座長として参加させていただくことになりました。材木価格が低下しており、長崎県産材の利用拡大を図ることにより、県内の林業および木材産業の活性化、森林の整備推進、その方策としての県産材輸出の可能性を検討することを目的とするプロジェクトです。かつて対馬材他の県産材を中国に輸出し、フローリング材等として、北米・日本に輸出するスキームを検討して(拙著「こうすれば地域再生できる」2007年、75~76ページ)、一部試行していただいたことがありましたが、経済成長を続けるアジアに輸出するチャンスが再び到来しています。鍵は輸出相手国の需要の所在とコストです。私の経験を振り返ると、鮮魚・水産加工品を上海に輸出するプロジェクトを佐世保魚市場・長崎魚市場等と一緒に進めることも、当初は中国・日本の当局規制が厳しくて実務が成り立たなかったのですが、今はかなり輸出が可能となっています。現場感覚のある客観的な市場調査と経済計算が求められています。

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