長崎新聞「佐世保中心部変わる商業」で取材・掲載されました

1月4日の長崎新聞の特集「佐世保中心部変わる商業」(14面)で、12月に私が取材された記事が掲載されました。佐世保中心部は、三ヶ町商店街再開発事業と、させぼ五番街(佐世保駅西側)の商業施設設置が同時並行で進められています。前者は、栄・常盤地区に4つの複合ビルを建設し、店舗だけでなく、住居・福祉施設・行政施設等が誘致されます。後者は、三ヶ町・四ヶ町商店街とは離れており、土地を所有する佐世保市が公募した結果、食品スーパーを核とした商業施設が建設されることになっています。佐世保市の中心商店街は、全国の商店街の中では集客力を発揮していますが、それでも郊外立地型の大型商業施設との競合が増えてきており、商店街が「商業振興の場」から「生活の場」へと変わってきていることは否定できません。逆に生活の場が利便性の高い中心地に立地することは、高齢化を展望すれば望ましいことです。従って、中心地での一定の商業機能は確保されなければならず、そのためには、個店の経営のみならず、街作り会社等の経営も重要となります。エリア人口を減らさず、エリア全体の売上を上げ、雇用を守ることがマクロ経済面から見た行政の目標となり、そのために、各商店街・商業施設がどのように共存共栄を図っていくか、全体プランと調整能力が問われています。

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