長崎市長による市民向けMICE説明会に出席しました~理解を深める有意義な第一歩

7月1日夜、長崎市市民会館で、田上富久長崎市長によるMICE(Meeting,Incentive Travel,Convention,Exhibition/Event)説明会が開催され、私も出席しました。市民向けMICE説明会はこれが初めてで、7月7日までに5回開催されます。約45分間、全て市長自らが説明し、MICEの必要性と現時点でのプランを分かりやすく丁寧に、長崎市の観光の歴史から説き起こしているところが大変良かったと思います。市長に求められる、「長崎市経営の将来ビジョン」(長崎市をどう繁栄させるか)を市民に問うた点で高く評価されると思います。まだ聞いておられない市民の方々は是非お聞き頂きたいと思います。リーフレット「MICEのあれこれ」(概要版)も配布され、数字と図で、MICEの姿と財政が説明されています。私は、新しいプロジェクトが作られる際に、「事業主の能力、事業収支、財政負担、経済効果、実施タイミング」が重要と考えます。新幹線長崎ルートの具体的な議論が始まった際に、新幹線の必要性について、長崎市民の意見が賛否両論二分したことを思い出して頂きたいと思います。長崎市民の多くが反対していたら、新幹線は諫早駅止まりに終わったかも知れません。MICEについて今後さらに詳細を検討することが必要で、その過程で様々な議論が出てくると思いますが、一つひとつ議論して進めていくべきと考えます。30年後、将来の世代が「あの時、駅前の土地を購入し、MICEセンターなどの集客施設をつくってくれていたら。」と思わないためにも、チャンスは十分に生かすことが必要です。加えて、単にハコものに終わらせないためには、民間の経営能力を活かし、収支安定した経営ができる仕組と運営が必要になります。そのためにも、市民への説明に加え、民間企業経営者にも十分な説明をして、意見を吸収していくことが必要と考えます。将来に禍根を残さないためにも議論と決断が求められています。(画像は田上市長のMICE説明会風景。2014.7.1撮影。)

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