長崎の夜桜は美しい~個人投資家が株式市場に入ってきているがいつまで続くか

3月20日夜、朝からの大雨で空気が洗われた長崎で水辺の森公園で夜景(世界三大夜景の一つ)と夜桜を同時に見ました(画像は夜桜)。NHKの9時のニュースで、ネット証券主催のセミナーが5,000人を集めて開催され個人投資家の投資家熱が高まっていると報道していました。長崎で静かな生活を送っている私にとって、東京の個人投資家の活況ぶりは金融界にいた若き日の思い出です。少し前に「今回の株価上昇は桜の花が咲く頃まで」と言っていた株式市場の専門家がいましたが、今年は桜の開花が例年より2週間早いので、「桜が散って葉桜になるころ」と読み替えないといけないかと思います(笑)。昨年11月からの株価・REIT(不動産投資信託)の上昇は、「アベノミクス」の一定の成功から、インフレ期待へと移行しつつあるように見えますが、一般的には、「一般の個人投資家が入ってきた時には相場は終わり」と言われています。昨年11月には、マスコミの方々からの取材でも「なぜ日本経済の将来を明るく見ているのですか?」と不思議がられましたが、私は当時景気後退を示していた経済指標の好転を予測して発言しており、さほど心配していませんでした。今後の株価については、アベノミクスの「三本の矢」政策により、円安が定着し、インフレ期待が高まり、成長戦略が軌道に乗れば更なる株価上昇が見込まれますが、上手くいくかどうかはまだ完全には見えていません。このブログにも今年の元旦に書いていますが、今後最も注意しなければいけないのは、2014年に入り、「インフレ期待」が、円安による輸入物価(特にエネルギー価格)の上昇を通じて「過度なインフレ」に変わり、金利を上昇させ、国民諸層の生活に影響を及ぼすことです。為替・物価のかじ取りには技術が必要です。

カテゴリー: 世界日本経済, 観光, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。