長崎くんちが始まる

10月7日、長崎くんちが始まります。長崎港を目前に臨む私の事務所の隣が諏訪神社の御旅所なので、9日までの三日間、にぎやかです。平成23年度は、紺屋町・出島町・東古川町・小川町・本古川町・大黒町・樺島町がそれぞれ傘鉾+奉納出し物を提供します。今年は特に樺島町の太鼓山(コッコデショ)が7年に一度見られるので、注目を集めることが予想されます。私も9年前の10月1日から、長崎に来ているので、毎年のくんちの出し物が楽しみです。私は子供時代を奈良で過ごしたので、毎年の春日大社の若宮様の御祭りが楽しみでしたが、奉納されるのは、能や雅楽なので、「静」が基調でした。長崎くんちは、傘鉾や勇壮な踊りの「動」、特に「回る」ことが基調となります。なぜ「回す」必要があるのかと考えたこともありましたが、今はそれが当たり前になっています。やはり「より大きく派手に見せる」文化が長崎にはあるのではないかと思います。奈良は「山の文化」、長崎は「海の文化」を象徴的に表していると思います。長崎人は交流都市を支えるために世の中の「関心を集める」ことに長けているのかも知れません。それも、踊りに「上品さ・雅さを保ちながら」である点に特徴があると感じています。

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