観光丸就航内覧会に出席

3月30日午後、「観光丸」就航に先立ち、内覧会が大波止ふ頭で行われ、私も出席させていただきました。初代「観光丸」は、長崎海軍伝習所において、勝海舟・榎本武揚・五代友厚等を育成し、勝海舟の主宰した私塾「神戸海軍塾」にて、坂本龍馬等の幕末の志士を多数育て、日本の近代化に大きく寄与した長崎と縁の深い艦船です。「観光丸」の名称は、儒教の経典「四書五経」の易経「観光」=「その国の光を観れば治乱興廃ぶりがわかる、良い国にするために広く諸国を回ってその目で確かめる」から来ており、現在の「観光」の意味の起源です。本船は、初代「観光丸」をオランダ国立アムステルダム海事博物館所蔵の設計図面を基に、フェロルメ造船所で昭和62年に忠実に復元されたものです。平成24年4月7日から、観光丸クルーズが就航し、長崎港内のお台場・史跡を巡り、三菱長崎造船所の歴史等の説明をすることになります。長崎に来られて幕末~明治にかけての歴史を学び、日本の近代化の足跡を追っていただきたいと思います。

カテゴリー: 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。