西日本地区大中型旋網経営者研究会が福岡で開催されました~もう一つの「気仙沼の奇跡」に学ぶ

7月15日午後、福岡で第3回西日本地区大中型旋網(まきあみ)経営者研究会が開催され、アドバイザーとして出席しました。参加された経営者は、多くが、松浦・五島など長崎県内の事業者です。今回は、就業者確保対策のために、大日本水産会木上事業部部長、全国漁業就業者確保育成センター馬上事務課長、宮城県北部船主協会吉田事務局長の講演でした。吉田鶴男(たづお)事務局長は、高校生とマグロ漁船の船主との間をコーデイネートして、気仙沼に80名の学生を乗組員として紹介されており、その献身的な活動は、NHK番組「きたれ、マグロの漁師」として紹介された方です。10歳代の高校生を福岡の水産高校などから採用するまでのノウハウを語ってくれました。「若い船員一人ひとりの不安に即対応すること」、「お金ではなく、純粋にやりたいという気持ちを大事にする」など、他業界にもあてはまる経営の最重要事項だと思いました。さらに、気仙沼の漁港など地域のおばちゃんなどが、他地域から就職してくる若い青年を温かく育てる受け入れ態勢も重要だと思いました。東日本大震災からの避難に続く「気仙沼の奇跡」だと思いました。(画像は、講演中の木上部長)

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