第3回「ながさきビッグデータ研究会」に出席しました~観光客動向分析・観光ICTへの応用

4月24日夕方、長崎総合科学大学で、第3回ながさきビッグデータ研究会が開催され、出席させて頂きました。講演は、①ソフトバンクモバイル㈱情報企画統括部統括部長兼㈱Agoop社長・柴山和久氏による「ビッグデータを活用した地域活性化について~長崎県の観光分析~」、②扇精工ソリューション㈱による「観光ビジネス活性化に向けた取組」でした。携帯電話の位置情報を使って、市町村(東京・大阪・名古屋など)から別の市町村への移動状況を500㍍メッシュで把握する技術を用いて、地域ごとの観光客数動向を把握するものです(500㍍メッシュは出島・ハウステンボス等の観光施設を分析するには十分な大きさ)。私が研究してきた「定住と交流」の「交流(流動量)分析」をビッグデータで行えば、これまで私が学術論文で取り扱ってきた「観光客の発地・着地調査」よりも速報性のある調査・分析が行えます。「確からしさ」の精度は課題だとしても、コスト次第では観光政策に十分活かせると思います。以前このブログでも取り上げた東京大学の稲田修一先生の農業生産性の国際比較など、ビッグデータの活用により、政策の実証的裏付けを強固にすることができると感じました。(画像は、東長崎・長崎総合科学大学本館から見える橘湾・牧島方面の夕景。)

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