種子島の定住促進は大いに学ぶべき(その2)~種子島UIターンサポートセンター(サポセン)並みの民間組織を長崎県にも

3月25日、種子島南種子町で調査した結果、行政(西之表市・南種子町)にはUIターン希望者の定住促進向け支援策は、空家情報の提供等がありましたが、現在ではサポセンが主体となって定住化支援を行っています。サポセンが設立されたのは平成15年5月ですが、国土庁離島振興課「離島における多自然居住整備方策に関する調査」が実施された際、その一環として行われた「対馬・隠岐・種子島の三島交流事業」で勉強会・ワークショップが開催され、「種子島のマスタープラン作成」に参加した移住者・地元有志達が集まり、サポセンが設立された経緯があります。現在では、①移住者が定着するための情報交換、交流の場を提供する、②人口を増やすことで、地域の活性化に寄与する、を目標とし、A.情報提供(住宅・就職・開業等)、B.企業誘致(IT企業・通販企業コールセンター等)、C.観光促進(観光プラン・ガイド提供等)、D.建設誘致(集合住宅の投資等)、E.広報活動、F.会報の定期発行、G.各月のイベント開催などを行っている、いわば「多目的民間地域振興団体」(私が名づけるなら)です。もちろんこれら全てを民間が独自に完結することはできず、行政と連携して行うことが必要ですが、民間主導で行っている点が優れています。長崎県にも、小値賀町のアイランドツーリズム協会など成功例がありますが、種子島と同様、人口3万人以上クラスの離島で成功事例を作りたいと思います。各分野の方々のお知恵を拝借したいと思いますので、様々なご意見をfbを通じてでもいただければと思います。(画像は、南種子町西野小学校に掲げられた子供たちの「誇り」宇宙センターとともに暮らす象徴的な絵。「創立137周年」には驚かされた。)

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