福岡で開催された西日本大中型旋網組合の研究会に出席~日本の魚食を支えるために

4月8日、福岡市鮮魚市場会館で開催された、西日本大中型旋網(まきあみ)経営者研究会(正式には、東海・黄海地区大中型旋網漁業者協議会)に講師として出席させていただきました。組合の事務局は福岡にありますが、多くの会員企業は長崎県(松浦・五島・長崎・平戸)にあります。余り知られていませんが、西日本で上がるアジ・サバ・イワシ・マグロ・カツオは、韓国済州島・台湾北部海域・中国東部海域まで船団を組んで漁獲されており、同組合は、いわば日本の魚食を支えていると言っても過言ではありません。研究会では、マーケテイング・物流技術・生産技術など様々な経営上の課題の解決策を考えるのですが、日本の殆どすべての業界に共通しているのが「人材不足・人手不足」です。同業界では、乗組員と陸上職員の両方を募集しています。日本人だけでは足りないので、外国人研修制度の活用も必要になる可能性があります。生月(平戸市)や有川(新上五島町)のように、江戸時代から地元人材の育成に取り組んでいる地域もありますが、最後は漁協のある地域の人材に頼らざるを得なくなるのかも知れません。(画像は、福岡市中央区長浜の福岡市鮮魚市場。)

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