温泉に浸かって考えたこと~バブルは気が付いたら崩壊している

健康のために温泉がいいと言われ、長崎の「福の湯」に定期的に行っています。今日4月30日は連休の前半で、良く晴れ渡り、子供連れも多くにぎわっていましたが、「芋を洗うような」混雑している感じはなかったです(笑)。長崎市大波止の軍艦島クルーズ乗り場にも長い列ができていました(画像)。4月28日午後、長崎市中心市街地活性化協議会に委員(学識経験者)として出席させていただく直前の12時過ぎ、日銀の金融政策決定会合後の記者会見で黒田総裁が金融政策の現状維持を決めて、株価下落・円高が進行しました(4/29ニューヨークで1ドル=106円台まで進行)。元々緩和期待が市場関係者にあったので、慌てる必要もないと思います。福の湯のジャグジーで泡を見ていて、「自動的にスイッチが切れると泡が消える」という当たり前の事実に、証券アナリストとして、アメリカの株価収益倍率(PER)は高いなと思い、「バブル(泡)は気が付いたら崩壊している」という歴史的事実を考えていました(1900年以降、アメリカのPERが25倍を超えたのは、世界恐慌前の1929年、2000年ITバブル、リーマンショック前の2004-2007年の3回だけ)。日本はアメリカと異なり、バブル崩壊後、デフレ基調と人口減少で株価は容易には上昇しない市場構造が定着し、金融緩和を続けても賃金・所得がさほど上がらないため、バブルは局所的にしか発生せず(都心など)、崩壊はまだしばらくは起こらないと思います。むしろ課題はバランスの取れた国土を形成するため、地方経済を安定的に拡大させることで、金融政策では全国的に景気拡大をさせることしかできないので、地方の観光集客(交流人口拡大)や定住人口増加政策や産業構造転換・新技術革新や設備更新需要拡大(震災復興を含む)など、「具体的に頑張る意思・知恵・行動を示した地域」を応援してほしいと思います。

画像2016043008400000

カテゴリー: エンターテイメント, 世界日本経済, 健康, 建設, 投資, 科学技術, 街作り, 観光, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。