消費税増税直前の消費・投資行動から今後の消費を予測

4月1日から消費税が8㌫に引き上げられました。このブログにも書いてきたように、私はテレビやラジオで消費税の影響や対策をお話させていただいてきて、大きな物品の消費や投資は計画的に行ってきたと思っていましたが、実際は、直前3ヶ月くらいに、3~6ヶ月先を見越して様々な物を買うことになりました。例えば、保存の効く食料・酒類・ペットボトルの水、洗剤・トイレットペーパー、衣類(オーダースーツ・定番のワイシャツ・下着・靴下)・靴、長距離バス回数券、書籍などです。私ですらこれくらいありましたから、もっと多くの買い物をされたのではないでしょうか。東京の自宅でも洗濯機などの電気製品購入・内装の修理などを行いました。1997年の消費税引き上げ時を思い出していました。消耗品・衣類・食品はせいぜい6~12ヶ月先までの消費の先食いをしているに過ぎないですが、私の消費行動を見ても、高級品などを除いて、少なくとも3~4ヶ月先までは消費は大幅に落ち込むと思います。定期昇給や夏の賞与などが増加して行けばいいですが、労働力人口が減少している中で、地方を含めて、景気浮揚のための政策を打ち出すことも必要になると思います。消費税引き上げの消費生活に与える影響は、税負担ではなく、物品・サービス供給者による転嫁により、物価が3㌫は少なくとも上昇し、実質所得が減少していても慣れてしまうことです。(画像は東京・麹町会館のステーキ。定着した円安と消費税引き上げで、レストランの価格も上がる。2013.11.14撮影。)

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