松永安左ヱ門記念館を10ヵ月ぶりに訪問しました~「電力の鬼」は戦後日本を構想した

3月17日、壱岐市石田町にある松永安左ヱ門記念館を10ヵ月ぶりに訪問し、定村隆久館長にご案内いただきました。記念館には、松永安左ヱ門(1875-1971)は一般にはあまり知られていないと思いますが、戦前から「自由競争」の必要性を唱えた信念の人で、戦中には軍部統制に反対し、戦後電力を民営化した「九電力体制」を整備し、電力技術研究所を設立しました。研究者・技術者を大変大事に育成したことでも有名で、東京湾横断道路・原子力発電・石油安定輸入体制など20年先を展望した、様々な国家プロジェクトを構想しました。人は時代背景があって出現し、活躍するものでしょうが、「電力の鬼」は戦前・戦後の「時代の寵児」だったのだと思います。私にとって同記念館は企画の宝庫・原点であり、シンクタンカーとして、松永氏の日本経済社会を「構想する力」と「実践性」を見習いたいと、ここに来るたびに思います。と同時に、このような人物を輩出した壱岐を素晴らしいと思います。なお、今年9月12日、NHK放送90年ドラマ「経世済民の男」3部作の一つとして、「鬼と呼ばれた男~松永安左ヱ門」と題して放映される予定です。(画像は、同記念館で定村館長と。2015.3.17撮影。)

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