御用納めの日、未来を開く方々とお会いしました~ハウステンボスと経済物理学と

12月26日は役所の「御用納め」の日。私は、早朝から佐世保市ハウステンボスの澤田社長にお会いし、世界的視野に立ち「ナンバー1、オンリー1戦略」で勝ち抜いてきている現状を踏まえ、今後の事業構想についてお聞きしました。夜は、長崎総合科学大学田中教授(副学長)とお会いし、大学運営や、長崎県の取るべき「地域で活躍する若者を増やす」戦略について意見交換させて頂きました。田中先生とは「物理学と経済学のアナロジー」についてお話しています。私は、物理学については高校レベルの知識しかありませんが、「光には波の性質と粒子の性質があり、これは矛盾するものではなく、時間で切れば、同じものであることが分かる。」など、興味深い内容です。私の専門分野である経済・金融では、株式・為替・先物等の金融市場の値動きが何によってきまるかという分析は数学の一部である統計学を用いたファイナンス理論で説明されますが、あくまでも確率の話で、時間の経過とともに、価格が何によって左右されるか、ショックが起こった場合どうなるかまでは解明されていません。従って、予測を行ってきた私の立場では、「シナリオ法」を使うしかなく、また、これがコンピュータを用いて算出するよりも、結果よく的中してきたのです。これを「経済物理学」でどこまで説明できるかという話題でした。経済には一旦均衡が崩れてもミクロもマクロも「均衡に向かう」という性質があり、そのメカニズムが従来の経済学だけでは説明仕切れない(応用が利かない)と思います。田中先生とお会いするときは時間を忘れるので夜お会いするのと、ロジカルな思考力を求められるので酒を飲みすぎないことを心がけています。(画像は諏訪神社の正月の朝日。ハウステンボスも大学も、新しい時代の息吹を感じる。2012.1.3撮影。)

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