座談会「明治日本の産業革命遺産~保存と活用を考える」に出演

2月10日夕方、NCC長崎文化放送本社で開催された座談会「明治日本の産業革命遺産~保存と活用を考える」(非公開)にコーデイネータとして出演させていただきました。出席者は、岡林隆俊先生(長崎大学名誉教授)、有馬学先生(九州大学名誉教授・福岡市博物館長、世界遺産登録推進協議会専門家委員会のメンバー)、東川隆太郎氏(NPO法人かごしま探検の会代表理事)でした。主たる内容は、①歴史文化遺産の中で、近代化産業遺産は文化財自体が大きく、保存が大きな負担となるところに特徴がある。②保存:「ヘリテージ・マネジメント」(有馬先生)、「残す責任」など、行政・地域を含めた社会的合意が必要。③活用:保存するために活用は必要。活用の方法は、「観光」と「教育」。「次世代への継承」(学校教育・社会教育)こそ、長期にわたり社会的認知と収入を得る手法。④稼働資産:過去にはなかったカテゴリーの歴史文化遺産。使い続けるという事実自体が貴重な遺産。⑤保存に必要な財源の確保を、国の補助・税収だけでなく、観光客等来訪者から得る工夫をすべき(特に端島)でした。各先生方からも、内容の大変濃い座談会になったとの感想をいただき、収録内容を、文化庁の了解を得て、教育・観光に活かしていきたいと思います。

 

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