大村市「まち・ひと・しごと創生検討委員会」に出席~特徴のある総合戦略や「大村湾地域経済圏構想」を提唱する市

8月8日午後、珍しくうだるような暑さの中、長崎県大村市第1回「まち・ひと・しごと創生検討会議」に委員長として出席させていただきました。大村市は、長崎県でも珍しく人口が増加している市です。「人口増加」に向けて、「子育てしやすい街作り」により合計特殊出生率の2019年度目標を1.9にしているほか、「魅力ある仕事作り」のために、新工業団地の就業者数を500人とするなど、9~10万人規模の都市としては、特徴のある総合戦略を打ち出し、着々と政策を進められています。中でも私が注目したのは、「小中学校の標準学力検査結果(市内平均/全国平均値)を100%とする目標を掲げている点です。小中学校の学力レベルを高めることにより、移住したい街を作ることを意味していると思い、東京都など大都市圏では、学力の高い公立学校がある地域には人が集まる傾向にあり、上場企業・優良企業の企業誘致が進む大村市でもある程度同様のことが言えるのではないかと思います。もちろん、教育の目的は学力の向上だけではありませんので、誤解を招かない説明は必要でしょうが。また、「大村湾地域経済圏構想」(大村湾を囲むエリアを一つの経済的地域共同体として地域経済圏の成立を目指す)を作成しており、人口100万人の地域連携を目指しておられるのも意欲的と評価できると思います。

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