大分県中津市の一日~耶馬渓と中津城の桜「つつじ浮く青の洞門足すくむ」

4月1日、大分県中津市に行きました。日田市から耶馬渓に入り、青の洞門を見学(画像)。山あいでまだ寒く、禅海和尚が掘ったとされる大岩の周りに山桜の白い花とつつじの紫が対照的でした。「つつじ浮く青の洞門足すくむ」それから中津市に入り、奥平家の居城であった中津城の桜がちらほら咲いていました。奥平家第11代昌高は、日本の蘭学の発展に貢献したことでも知られています。「中津城花見の宴の早々と」中津市から山国町に清流の川沿いを移動する際に、谷合の麦畑で麦がきれいに生えそろっていて鮮やかに光っていました。「麦青む坊主頭の畑かな」中津で最も印象的だったのは、福澤諭吉旧居と福澤記念館でした。福澤諭吉は決して裕福な家庭に育ったのではないが、中津藩士から旗本になり、政治ではなく教育に注力し、慶應大学はもちろん、専修大学・一橋大学・北里研究所の創設にも尽力した近代教育の祖であると思いました。その起爆剤となったのが、三度にわたる洋行で、科学技術だけでなく外国の政治経済の実態を見て、オランダ語から英語への転換を図ったことが、その後の日本の外国語教育に大きな影響を与えたのではないかと感じました。

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