地方創生に地域メディアはどう貢献するか~長崎ケーブルメディア番組審議委員会に出席させていただきました

1月21日、長崎ケーブルメディア番組審議委員会が開催され、委員長として出席させて頂きました。今回の審議番組は、「長崎くんち麹屋町川船ー押せ曳け廻せ」で、くんちの約1年前から準備して本番までの様子をドキュメンタリーで描き、取材力・画像構成力の光る作品でした。親子二代の「網打ち(子どもが川船の舳先に立って網を投げて広げて魚を引き上げる演技)」「船回し」など、380年続く長崎くんちを継承する努力がにじみ出ている、躍動感あふれる素晴らしい仕上がりでした。同時に配布された、「ケーブル新時代1/2月合併号」の新年特別座談会「地方創生に地域メディアはどう貢献するか~倉敷市の地域メディアの取組の見る可能性」は、地方創生が叫ばれる中で、倉敷ケーブルテレビ、FMくらしき、玉島テレビが「倉敷コミュニティメディア(KCM)」を組成し、それぞれの業態の長所・短所を活かし、補い合って、防災・街作りに貢献している事例で、シンクタンカーとして、大変評価したい活動内容でした。FMくらしきの大久保憲作社長の「大都会に出て行かなくても地方は地方で、それなりに豊かな満足した暮しができる、それを探ることではないでしょうか。」という言葉は、地方創生の本質を突いていると思いました。また、倉敷ケーブルメディアが「10年前に大原總一郎さん(クラレ社長も務めた地方財界経営者)を取り上げた3時間番組を制作しました。倉敷に絶対残しておかなければならないものとして、スタッフが全国を駆け回って作った番組です。」という坂本万明社長の発言も、ケーブルテレビの使命として重要であると思いました。(画像は同誌。)

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