初めての亀岡(京都府)訪問~「遠雷や虫鳴き初めし京の宿」「神木の緑陰に入る吾一人」

亀岡に初めて訪れました。亀岡は、東洋文化研究家・アレックス・カー氏の拠点であるとは、本人から小値賀や平戸でお聞きしていました。彼の「美しき日本の残像」(新潮学芸賞受賞)には、亀岡の天満宮に住んでいて、元々大本教国際部に勤めておられたことが書かれています。今回はお会いしませんでしたが。夜中、遠雷が鳴り響き、稲妻も光り雨となりましたが、雨が止むと、軽やかな虫の音が心地よく聞こえました。「遠雷や虫鳴き初めし京の宿」また、「野間の大ケヤキ」(樹齢1,000年、幹周14㍍)に立ち寄り、このご神木の茂みが悩みを払ってくれるような気がしました(画像)。「神木の緑陰に入る吾一人」(原句:炎天に悩みを払う大ケヤキ」)亀岡城(亀山城)は、明智光秀が1578年から築城し丹波を平定した後、1582年本能寺の変を起こし、逃走中に討ち死にしたことでも有名です。また、明治維新以降は、1919年、新宗教「大本(おおもと)」の指導者・出口王仁三郎が城を購入し、政府は、大本に警戒を強め、1935年「第二次大本事件」で弾圧が加えたという歴史があります。このため、司馬遼太郎は、亀岡城は、明智光秀と出口王仁三郎という二人の謀反人を出したと評しています(「街道をゆく」)。不思議な運命の城です。「光秀の命脈々朱夏の城」「蓮池に明智の命亀岡城」。

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逕サ蜒・017072911580000

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