佐世保市・佐々町の近代化産業遺産調査のため県北を訪問~炭坑・鉄道・そして橋梁を巡る旅

12月26日、佐世保市・佐々町・ハウステンボスへの年末挨拶を兼ねて、28年度県から私他が採択いただいた、「佐世保・北松の近代化産業革命遺産調査研究」の調査のため、県北を訪れました。この研究は、これまで、長崎大学工学部岡林隆俊名誉教授が進めて来られた、北松炭坑・鉄道・橋梁等の研究成果を踏まえ、同先生にアドバイスをいただきながら新たな地域資源を掘り起こし、観光ルート開発などに活かすためのもので、長崎近代化遺産研究会全体で行っているものです。佐世保市は日本遺産登録により多くの産業革命遺産が保存活用されていますが、今回は、教育委員会社会教育課河内野主査にお会いして、炭坑・鉄道・橋梁に関する文献や市史について教えていただきました。佐々町では大瀬副町長・企画財政課の井手課長補佐・郷土史家の朏(みかづき)由典(ゆうすけ)氏から実経験を踏まえたお話しを伺いました。佐々町は、明治時代から我が国有数の炭坑開発が行われており、瀬戸内海の塩田の乾燥エネルギーや関西電力の燃料として船で、相浦・真申(まさる)・臼ノ浦(うすのうら)等の港から運ばれていたことがよくわかりました。私も審査に関わらせていただきましたが、佐々町は、「記憶は未来へ旅をする~炭鉱・国鉄松浦線とともに~」が佐々町町制70周年記念作品として、これまでの近代化遺産の歴史をまとめており、全国の鉄道ファンから問い合わせがきています。

カテゴリー: エンターテイメント, 人生, 教育, 経営, 街作り, 観光, 長崎   パーマリンク

コメントは受け付けていません。