上海航路

6月2日第12回長崎税関懇話会が開催され、出席しました。長崎県から「長崎港の物流政策の歴史」と「長崎港港湾計画」が説明され、今後の長崎港発展の構想を作り上げるうえで貴重な情報提供が行われ、このような場を提供していただいた長崎税関に感謝いたします。私からは①長崎港の今後30年を展望した構想を描く際には、物流・人流にわたり、アジア・中東を含む世界の動向がどうなるかを見据えることが必要であること、②一旦物流と人流を分け、人流については今後開設される上海航路と従来の空路の利用をマーケテイングサイドから検討しておくことが官民ともに必要であることおよびハウステンボスが民間企業として取られる経営努力・採算維持について情報を得ておくこと、③物流については、アジアの中の日本、日本の中での地方港としての長崎港の発展の方向性について長い目で見て検討することが必要であること、を発言させていただきました。上海航路はシンクながさきが本年2月に経済効果推計を公表したように、中国人20万人・日本人10万人の場合で年間210億円と大きな経済効果を長崎県全体にもたらすので、官民上げて大いに盛り上げることが必要であると思います。

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