ベトナムは急速な人材育成が求められている~日本企業・日系現地企業で働きたい若者が多い

11月18日夕方、ベトナム人育成会社(国営)SULECO(The Overseas Manpower Supply Services Company)を訪問し、授業風景を視察しました。ここは日本語教育と技能教育(溶接・旋盤・建築・縫製・食品加工・農業等)を全寮制で行う機関で、訪問して驚いたのは、立ち止まって礼や挨拶をキチンと行うことでした。日本人教師も5人おられ、日本の生活習慣を含む日本語教育を行っています。20日昼にもハノイで日本語教育機関NDグループ(副社長は名古屋大学経済学部修士号獲得者)を訪問し、ベトナム人は労働意欲は高いのですが、学校教育に加えて、基礎的な教育を充実させないと日本企業には雇用しにくいことが分かりました。ただ、日本で良い経営者や教育者から教育を受けると、レベルの高い経営層に成長することが多いようです。意欲のある若い人が豊富で、日本から見ればうらやましい限りですが、企業や学校での教育の充実が求められています。実際、今回レストランで頼んでも、一回ではお手拭や皿を配膳しない従業員がほとんどで、仕事を何度も反復して教え込む必要はあるようです。経営者に聞くと、根気よく、何度も繰り返し教える気力と、「イライラしない」ことが重要だそうです。でもこれは、日本人がアメリカやアジアに行くといつも感じることだと思いました。(画像は、SULECOでの自習風景。調査団に対し、立ち上がって我々に日本語で挨拶をしてくれた。目が輝いている若者ばかり。多くが日本企業で働く。)

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